東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)の閉会式が行われ、約2カ月にわたる戦いに幕が下ろされた。早大は、清瀬杯全日本大学選抜大会(清瀬杯)の疲れが残る中で秋季リーグ戦の開幕を迎えた。9月中は秋雨前線や台風による雨天中止が相次ぎ、難しい調整が強いられる。開幕戦でコールド負けを喫すると、その後も波に乗り切れず、優勝はならなかった。それでも、各大学の実力が拮抗(きっこう)し、順位争いが混沌とする中で、早大は粘り強く戦った。最終節で法大に連勝するなどし、7勝5敗の勝ち点3、3位という結果で秋季リーグ戦を終えた。また、清瀬杯からレギュラーに定着した村上翔祐(商2=東京・早実)が二塁手でベストナインを受賞した。
トロフィーを受け取る村上
トロフィーを手に写真に納まる村上
(記事、写真 渡邊悠太)
コメント
新井健太主将(商4=東京・早大学院)
――リーグ戦全体を振り返っていかがですか
春に2位で優勝を逃してしまったということで、秋は絶対に優勝しようということで、清瀬杯も優勝して帰ってきて、何としても優勝ということを目標にやってきたのですが、初戦でいきなりコールド負けしてしまって、そこから少し立て直すことはできたのですが、結果的に3位と春よりも良くない結果に終わったというのは、ちょっと悔しい思いはあります。ただ、最後法政との2連戦で2連勝で、関東大会も春リーグも負けていた相手だったので、いいかたちで終われて良かったかなと思います。
――今年のリーグ戦は、特に9月に日程が複雑になりましたが、やりづらさなどはありましたか
試合が流れただけでなく、練習も雨でできなかった日もあったので、そういう点では調整もそうですし、試合の間隔が空くということで難しいところはあったんですけど、それでも学生委員の方とかに何とか秋季リーグ戦を進めてもらったので、そこは感謝して、自分たちはできる日に試合を頑張ってやりました。
――関東大会で法大に負けて、リーグ戦2位で、全日予選に出てという今年1年間を振り返っていかがですか
ずっと勝ち続けたわけではないですし、かと言ってずっと負け続けたわけではなく、1試合1試合が大事な試合で、本当に1試合1試合魂を込めて、密度の濃い1年間だったと思います。
――今後は後輩たちが早大の準硬式野球部を引っ張っていくと思いますが、後輩たちに期待することを教えてください
全日や清瀬杯などの全国大会で好成績を残してもらいたいのはもちろんですが、やっぱりリーグ戦で優勝というのが、リーグ戦が大切だというか、伝統のあるものですし、とにかくリーグ戦での優勝は何としてもしてほしいなと思います。リーグ戦や他の大会も楽しみながらやってもらえればいいなと思っているので、あまり結果にこだわりすぎずやってほしいと思います。
村上翔祐(商2=東京・早実)
――今回ベストナインを受賞していかがですか
まさか取れるとは思っていなかったですが、大学4年間の個人的な大きな目標だったので取ることができてよかったです。
――ベストナインを取れた要因は
一試合一試合必死でやってた結果がベストナインだと思いますが、日頃の練習から必死にやっているのでもっと持って努力して来年以降も頑張りたいと思います。
――二塁手での受賞となりましたが、二塁手というポジションはどのように考えていますか
そんなに意識はしていないですが、セカンドでできることをやっているだけという感じですね。
――来年、再来年もあると思いますが、そこに向けてどういったところを磨いていきたいと考えていますか
守備で大事なところでエラーをしてしまったのでもっとうまくなれるようにして、バッティングも走塁もまだまだなので、すべてレベルアップできるようにこの冬頑張っていきます。
――最後に、来年以降の意気込みをお願いします
今年は春も秋も優勝できなかったので、絶対優勝して全日行けるように頑張ります。