【連載】 Summer Challenge Cup事前特集『打破』第5回中村康祐主将×福本恭介副将×吉ヶ江輝副将

準硬式野球

 第5回では、チームを引っ張る中村康祐主将(教4=早稲田佐賀)、福本恭介副将(教4=石川・小松)、吉ヶ江輝副将(スポ4=兵庫・明石)を特集する。昨年チームで成し遂げられなかった『五冠』を目標としてスタートした今年度。全日本選手権(全日)が中止となり五冠の夢は途絶えたが、チームはこの代替大会の優勝に向けて練習に励んでいる。明日に初戦を迎えるSummer Challenge Cupでの、エンジの快進撃を期待しよう。

※この取材は8月18日にオンラインで行われたものです。

「全員が一体となって勝っていくチーム」(吉ヶ江)

関東大会では気迫あふれる投球を見せた吉ヶ江副将

――学年対談ということで、まずは他己紹介をお願いします

福本 吉ケ江は、端から見たら、野球大好きでチームを元気な声で引っ張っているという、副将としてあるべき姿ですけれども。実態は、そんなではなくて(笑)。ちょっとネジが抜けてる部分も多々ありまして。元気に引っぱっているくせに、試合でマウンドに行くと、けっこう怖気づいて、「どうしよう、どうしよう」みたいな顔になるところなど、かわいい部分もあります。図体は大きいけれども、そういったお茶目な一面もある人物です。

吉ケ江 まぁ全く当てはまってないな、という感じですね。ちょっと残念でした(笑)。

一同 (笑)。

――続いて福本選手の紹介をお願いします

中村 副将として、僕自身助けてもらっていますが、チームの中でもムードメーカー的な存在です。チーム全体を盛り上げてくれる中で、この前練習中にファールチップが大事なところに当たってしまい、現在病院に入院していますが、そういったところでも、みんなを笑わせてくれるという、チームにとって欠かせない存在だと思います。

福本 いいですけれども、笑い事じゃなかったんですよ!将来の子孫繁栄に関わるぐらい重大だったので、笑い事にしないで欲しいなと思いますね。

――続いて中村選手について

吉ケ江 康祐は、周りからは何を考えているのかわからないと、よく言われていますが、はっきり言って、僕もよくわからないです(笑)。でもほんとチームのことを考えて、いつも一生懸命やっているなぁという感じです。声ではなくて、背中で引っ張るタイプのキャプテンだと思っています。

中村 何を考えているのか、わからないというより、特に何も考えていないということが多いので、後輩も遠慮せずに話しかけてほしいなと思います。

――自粛中も三人で連絡を取り合ったりされていましたか

吉ケ江 よく話し合ってたよな。ミーティングしたり。

福本 ZOOMで筋トレもしてました(笑)。

吉ケ江 嘘つき(笑)。

――プライベートで一緒に遊びに行くことはありますか

中村 最近はなかなか行けてないですね。仲はいいと思います!

――自粛中はどのようなトレーニングをされていましたか

中村 公園が近くにあるので、たまに走ったりしていました。特別にやったということでは、ないですね。

福本 後輩の関口(柊、スポ3=東京・穎明館)という筋肉のプロフェッショナルに、家でできる筋トレメニューを作ってもらって、けっこうガチでやっていました。そのおかげで、バッティングも格段に上達しました! 関口くんには感謝しかないです。

吉ケ江 自粛中は公園を気分によって使い分けながら、走っていました。

――練習はどのくらいの期間、自粛されていましたか

中村 2か月半ぐらいですね

福本 途中から少人数での制限付きの練習が許可されて、その中で少し練習をしたりしていました。

――現在コロナウイルス対策としてどのようなことをされていますか

中村 ジャグやスクイーズを回し飲みしないことや、アップ中に声を出さないことをしています。吉ケ江輝という人が、一人バカみたいに声を出しているんですけど(笑)。

福本 この状況で、声出せって言ってくるからね(笑)。

「どこよりも熱く楽しく最高の夏にしたい」(福本)

「野球人生でピークというほど好調」という福本。代替大会の福本の打撃に注目だ

――3月下旬に行われた関東大会では、3位という結果でした。チームとしてどのように捉えていますか

中村 3位に入れたということは、自分の中ではとても嬉しかったです。振り返ってみると、法大戦は勝ち試合ではあったので落としてしまったことは、悔しい一戦になってしまいました。それでも関東大会全体でみると、チーム全体で戦えて、よかったと思います。

吉ケ江 なかなかどうなるか分からない中で、明大という格上のチームに勝てたことは自信になりました。法大に勝ちきれなかったところは、弱さが露呈したので、課題も見つかりました。大会を通じては、いい大会だったと思います

福本 関東大会前のオープン戦で全然勝てなかったのですが、明大に大勝して、法大とは負けはしましたがいい試合で、中大にもリベンジをすることができました。もちろん法大に負けた悔しさはありましたが、このチームでも十分やれるという実感ができた大会だったと思います。

――大会期間中、幹部間で方針などありましたか

吉ケ江 練習メニューだね

福本 対戦相手のデータを分析して、それに合わせてバッティング練習や守備練習を取り入れてました。

――大会を通じて、どのような課題が見つかりましたか

中村 チームではピンチの時にエラーで自滅、余計な点を与える場面が法大戦では特にあったので、ここ1番での守備やバッティングを、練習ではなかなか上げられないですが、勝負強さをチーム全体でもっと求めていかないといけない、と思いまいた。

吉ケ江 ピッチャーは、清水(佑樹、スポ3=早稲田佐賀)と安在(悠真、人2=早稲田佐賀)に頼ってばかりであったので、自分を含めて4年生中心にしっかりと投げられるようにしていかないと、だめだなと思いました。

福本 中継ぎ陣を信用して、投手交代をできないというところで、まだまだ先発陣2人に、おんぶにだっこの状態だったと思います。守備でも2人の足を引っ張ってしまったことがあったので、2人に頼ってばかりだったということがよく分かった大会だったと思います。

――ご自身のプレーを振り返ると、いかがですか

中村 昨年はファーストで出場させてもらっていたんですが、キャッチャーで試合に出ている中で、どうしても守備の負担が大きい分、バッティングに集中して打席に入れなかったことがいくつかありました。自分がチャンスを潰してしまうことはもったいないので、試合前の準備から余裕を持って、試合に臨まないといけないなと思いましたね。

吉ケ江 初めての公式戦で、なかなか結果を出すことはできなかったですけれども、いい経験として次につなげていきたいと思います。

福本 バッティングの調子は良かったのですが、まだ監督からの信頼を得られていなくて、なかなか出場機会がなかったということで、自分の実力不足だったと思っています。

――全日本大学選手権が中止になったことは、どのように受け止めましたか

中村 昨年全日本を制覇したので、新チーム発足した時には、全日本連覇が一番の大きな目標としてあったので、できなくなってしまったことは悔しかったですね。それでも特別大会を設けていただけたことは、ありがたいことですし、勝ちたいなと思っています。

吉ケ江 聞いたときは残念でしたし、しばらくは大会があるかどうか、わからなかったので、モチベーションでは難しかったです。代替大会が決まり、秋リーグもありそうなので、そこに向けて頑張っていくしかないと思います。

福本 中止を聞いたときは、終わったなぁという感じでしたが、今までずっと野球をしてきて、最後であるので楽しもうという思いと、幹部として後輩たちにも何かを残してあげたいという思いがあります。今は代替大会や秋リーグに向かって、モチベーションを高めて、練習しています。

――幹部として、チームにはどのように呼びかけましたか

中村 中止に関しては、しょうがないと受け止めるしかなかったのですが、どうしても残念だったという思いの方が強かったので、正直切り替えることは難しかったです。でも秋リーグもあるから頑張ろうと、チーム全体には言いました。

吉ケ江 あの時は、大会が次にあるかわからなかったので、なかなかいい言葉かけはできなかったかもしれないですが、個人個人みんなしっかりと練習もしていたので、何か特別にしたことはなかったですね。

福本 下級生には、来年があるから今年がダメになったとしても、来年のために、しっかり練習しようとは言ってました。練習はできていたので、こういうご時世の中で野球をやれていることに感謝しようと、監督さんもいつも仰っていますが、そういうことを伝えました。

――summer特別大会を前に、オープン戦をされていますが、チームの状態はいかがですか

中村 チーム状態は、いい方だと思ってます。

福本 いいよね。

中村 雰囲気もいい中でやれているし、プレーのほうに目を向けても、投手が試合を作ってくれるし、打線もイニングの中で繋がりがあるなと感じる場面が多いので、そういったことゲーム展開ができれば試合にも勝てると思います。

――ご自身の調子はいかがですか

中村 最近体が思うように動かなくなってきたというか、自分自身うまくいかないなという思い中でプレーすることが多くなっていますが、この前の紅白戦では、しっかり自分らしいヒットが打てたので、ちょっとずつ上がってきているのかなと思います。

吉ケ江 近年稀にみる調子の良さっすね。福本くんにしっかりアピールして、使ってもらえたらなと思います!

福本 野球人生のピークだと思ってます! 最後になるので悔いなく、どんな形でも終われればいいなと思います。

――関東大会後、取り組まれてきたことはありますか

中村 これといって新しいことをやっているわけではないですが、意識の中でバットを力強く振るというか、形にはこだわらず、振ろうということだけを意識して、練習も実戦でも打席に入るようにしています。

吉ケ江 ストレートで押したいという思いがあるので、ストレートをいろんな面で強化することや、変化球も使わないといけないので、そこを課題に置きながらやっています。

福本 実戦の打席の中での考え方を積極的にして、とにかく振っていくことを意識して、打席に立つようにしています。

――チームとして、どのようなことに力を入れて取り組まれていますか

福本 実戦のバッティングじゃない?

中村 最近では、シチュエーションに応じて考えてプレーできるようにと、実戦の後に言っています。1人大砲がいて、そこに回すというより、1人1人がつないで点を取るというチームなので、状況に応じて自分の役割を全うするようにしています。

吉ケ江 最低限のフィールディングをしっかりとやろうと、野手との連携を中心にしています。あとは個人個人で自分の課題をわかっているので、こっちから言うこともなく、1人1人考えて練習しています。

――内野手争いが激しいと伺いましたが

福本 どこも混戦だよね

中村 ファーストは、みんなバッティングがいいので、バッティングの調子によると思いますね。

――各選手の特徴はどのように捉えていますか

中村 川原(崚、商2=東京・早実)、押尾(雄輝、教4=埼玉・早大本庄)、竹本(周平、人4=鳥取・米子東)の3人ですね。川原は、意外とコンパクトに、逆方向やセンター方向に打つよね。フリーバッティングでは大きいのを打つのですが、実戦ではシャープに振ってセンター返しなど、つなぎのバッティングも出来るので、見ていてうまいなと思います。

福本 竹本は調子良かったら勝手に打つよね。手が付けられないくらい打つけど、調子の波が激しい部分があるので、調子を上げてくれれば頼もしい限りですね。

中村 押尾は、意外とバッティングがしつこいよね。三振を簡単にしないなというイメージで、キャッチャーで受けていても感じます。初球からガンガン振ってくるし、それでも見極めもするので、そして甘い球をしっかりとヒットにするので、けっこう嫌なバッターなのかなと思います。大会はDH制で行われるので、そちらに入ることも考えています。

――セカンド、ショートに関しては、いかがですか

福本 セカンドは、本当にタイプがバラバラだよね。打てる、守れる、走れると、バラバラですね。守備なら塚脇(太陽、人4=千葉・市川)。バッティングなら山浦(秀斗、スポ2=埼玉・早大本庄)。走塁力でいったら篠原(大成、教3=大阪・早稲田摂陵)というような感じです

中村 ショートはどちらかというと、似ていますね。

福本 池澤(一真、スポ4=栃木・大田原)と新井(健太、商2=東京・早大学院)ですね。

――新井選手は、投手も兼任していると伺いました

中村 本人がピッチャーもしたいという思いがあって、二刀流でやりたいですと、僕たち幹部に言ってきてくれたので、じゃあやっていいよ、ということで、ピッチャーと野手両方やっています。
今の段階では、野手の方が比重は大きいのかなと思いますね。

――新入生について、どのように感じていますか

中村 いい選手が入ってきたな、多いなという印象があります。ピッチャーでいうと、太田(遼、スポ1=神奈川・横浜翠陵)、高橋(隆之介、法1=東京・早実)あたりは、投げっぷりがいいというか、力強いボールを2人とも投げるので、キャッチャーで受けていて、楽しみだなと思いますね。

吉ケ江 太田、高橋は実力もあるし、経験もあるので、今年の秋リーグからでも活躍する力があるのかなと思います。野手では、春名(真平、教1=東京・早大学院)や、えーっと。

福本 お前が一押しの選手いるやないか!

吉ケ江 渡邊(真之介、社1=早稲田佐賀)! 両方ともバッティングがいいし、いろいろな面で使える選手なのかなと思っています。やっぱり渡邊は足が速いですね。考えて野球していて、バントもできるし、そろった選手かなと思います。

福本 春名、一択ですね!かわいいっすね(笑)。そして、打席で夢がありますね。アーチストみたいな、見ていてワクワクします。この前の紅白戦でも、あいつが打つとベンチがめちゃめちゃ盛り上がるので、そういったキャラも、あいつの能力なのかなと思います。

――現在のチームで、期待されている選手はいますか

中村 山浦(秀斗、スポ2=埼玉・早大本庄)です! バッティングが力強いですし、山浦の打席を見ていても、ワクワクします。リーグ戦で長いイニング使って、打っているとこを見たいなと思っています。

福本 前の対談で、注目打者に山浦を挙げていたんですよ! ほら、やっぱりすごかったでしょ!っていう感じですね(笑)。この前のオープン戦で、逆方向にホームランを打っていて、体はそれほど大きくありませんが、振る力はあるし、見ていていいものを持っているなと思います。

吉ケ江 奥垣(士門、文構2=東京・早実)ですかね。守備が断トツで内野手の中でうまいのかなと思います。安定感や肩も良くて、複数ポジションを守れたら、守備で活躍すると思います。

中村 そうですね、奥垣は守備で安定感があるのかなと思っています。どうしても今の2年生の内野手は、鳥越(康介、文構2=東京・早実)や吉松(武竜、スポ2=早稲田佐賀)や服部(峻也、社2=東京・早実)など、似たようなタイプが多くなってしまっているのが、現状なので、何か勝るもの、これだけは負けないというものを身に着けて欲しいなと思います。

福本 鳥越ですね。見ていてガッツがありますし、試合でめちゃくちゃエラーするんですけど(笑)。声も出しますし、誰よりも練習しますし、サードというポジションで、ホットコーナーという意味でも合っているのかなと思います。現状サードは、須能(浩太郎、商3=東京・早実)が絶対的な感じなので、ちょっとでも脅かしてほしいなと思います。声を出しますけど、吉ケ江より全然まともです(笑)。

吉ケ江 僕も内容のある声出してるんで、そういう意味では似ているなぁと。方向が少し違うだけで、中身は全然変わらないので、しっかり福本にも聞いていてほしいですね(笑)。

福本 いや、ほんとに真逆の声出してるんで(笑)。

中村 今日もすごかったよ。レフトのとこで、「ウワーー」って言いながら、ずっと走ってた(笑)。

福本 もう声じゃないよね。騒音なんよ(笑)。

「野球ができることを楽しみつつ、優勝したい」(中村)

攻守にわたって、主軸としてチームをけん引している中村主将

――Summer Challenge Cupでの目標を教えてください

中村 優勝したいですね。特別大会に出るチームは、関東大会で実績を残してきたチームなので、強いチームに勝っていくということが、秋リーグに向けても大事だと思っています。チーム一丸で一戦一戦、戦っていきたいと思います。

吉ケ江 豪快な野球ができるチームではないので、接戦に3試合ともなると思うので、粘り強さを出して、優勝したいなと思います。

福本 トーナメントで、高校野球と同じように負けたら終わりの勝負なので、目の前の一戦一球に、チーム全員でがむしゃらに戦っていければ、自然といい結果につながるかなと思います。

――開幕まで1週間ほどですが、さらにチームとして伸ばしていきたい点はありますか

中村 走塁の意識をもっと深めていければ、得点力も必然的に上がっていくと思います。相手の小さなミスに付け込むといったように、考えてプレーしていければ、いい結果になると思います。

吉ケ江 あとは精度かなと思います。打者は、わかっているストレートを仕留められるか。投手陣では思ったところに投げられるかといったことですね。

福本 守備ですかね。ピッチャーが2枚どっしりとしたのがいるので、ピッチャーを少しでも助ける守備力もそうですし、前の関東大会も、ミスから失点して負けてしまっているので、もっと詰めていきたいと思います。

――個人の目標を教えてください

中村 まずはキャッチャーとして、清水と安在を引っ張っていかないといけませんが、バッティングの方で打率というより、ここぞのチャンスで1本打って、チームに貢献したいと思います。

吉ケ江 トーナメントで1発勝負の中、いつ出ろと言われるのかわからないので、準備をしっかりしながら調整していきたいと思います。

福本 どんな形でもチームのピースに、力になれるように頑張ります。

――初戦の関東学院大学は、どのような相手だと思いますか

中村 どちらかと言えば打力のチームだと思います。しっかり自分たちがピッチャーを中心に守っていけば、勝てていけるかなと思います。変なところで自滅しないように気を付けていきたいです。

吉ケ江 しっかり振ってくるチームだと思うので、思い切って投げていきたいと思います。

福本 力のあるチームだと思いますし、初戦ということで、お互い堅さもあるかもしれませんが、チャレンジャーの気持ちで向かっていければ、いいかなと思います。

――今年のチームはどのようなチームだと思いますか

中村 4年生が引っ張るというよりは、4学年が一体となって戦うというイメージの方が強いです。雰囲気の良さは他のチームには負けていない、うちの強みだと思うので、チーム全体でいい試合をしていきたいと思います。

吉ケ江 4年生だけに頼るチームでもないですし、全員が一体となって、1人1人が力を出しながら勝っていくチームだと思っています。

福本 核になる選手が特別にいるというわけでもないと思うので、誰かがダメでも、誰かがカバーする全員野球で戦っていくチームだと思っています。

――今はリモート取材でできませんが、もし色紙に意気込みを書くとしたら何を書きますか

吉ケ江 今のチーム状況を表した一言で、「鮭」で!鮭って川を必死になって上るじゃないですか。でもそこには、クマなど障壁があります。今年は、そのクマがコロナなんですよ!そういったことを必死に乗り越えて、目標に辿り着くという、「鮭」でお願いします!/p>

中村 チーム一丸でという思いから、「和」で!

福本 「夏熱(かーつ)」で!どこよりも熱い夏にするという思いと、勝つという意味をかけました!

――最後に意気込みを一言ずつお願いします

福本 こんな世の中ですけど、どこよりも熱く楽しく最高の夏にしたいと思います。

吉ケ江 悔いなく、そして大会を開いてもらっている立場なので感謝しながら、全力でぶつかって最後までやりきりたいと思います。

中村 野球することもあと数か月なので、一番は楽しみたいです。チームメイトとの野球ができることを楽しみつつ、優勝したいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 小山亜美、樋本岳)

◆中村康祐(なかむら・こうすけ)

1999(平11)年3月2日生まれ。170センチ、70キロ。早稲田佐賀高出身。教育学部4年。捕手。右投右打。主将としてチームを担っている中村選手。「楽しむ気持ち」を胸に、チームの勝利を手繰り寄せるここぞの一発に注目です!

◆福本恭介(ふくもと・きょうすけ)

1998(平10)年11月20日生まれ。177センチ、77キロ。石川・小松高出身。教育学部4年。捕手。右投右打。対談の取材前日は病院で手術をしたという福本選手。無事に手術は終わり、大会期間中は退院できるとのことでした!チームのムードメーカーの復活に期待が高まります!

◆吉ヶ江輝(よしがえ・ひかる)

1997(平9)年4月12日生まれ。180センチ、94キロ。兵庫・明石高出身。スポーツ科学部4年。投手。右投右打。いつも声でチーム盛り上げているという吉ヶ江選手。コロナ渦の空気をはねのけるため、ウォーミングアップから声を出してチームを引っ張っているのだそう。今大会での、吉ヶ江選手の気迫あふれるピッチングが楽しみです!