連日の大勝 優勝に向けて視界良好

準硬式野球
TEAM
早大 12
東大

 東大カードの1回戦で大勝を収めた早大は連勝で勝ち点を取るべく、その2回戦に臨んだ。打線は序盤から相手投手を攻略。2回に早々と先制すると、4回には6連打の猛攻で6点を奪う。先発の向江洋光(人3=大分・上野丘)は5回を投げて無失点。6回からマウンドに上がった大河原朋哉(スポ3=大阪・三国丘)は最終回に制球を乱し1点を失ったが、その回以外は失点を許さず12-1で快勝した。

 きょうは序盤から攻め込むことができた。2回に2死一、二塁で野村裕之が中前打を放ち早々と先制すると、4回には6番の川上翔平(スポ3=千葉・佐倉)から2番の松井克成(スポ4=東京・早実)まで実に6連打を放ち、相手を圧倒。この回一挙6点を奪う。その後、9回にも青木将敬(創理3=福岡・西南学院)の本塁打などで3点を挙げ、突き放した 。

本塁打を放ち塁を回る青木

 投手陣は球威で相手を抑え込んだ。先発、向江は直球主体の組み立てで東大打線を封じる。度々安打は許すものの、動じずに後続を打ち取り続け5回を投げて無失点。6回から後を受けた大河原は、自慢の速球を軸に相手打者をねじ伏せる。8回までは無失点の大河原だったが、最終回に突如制球を乱した。この回2つの四球と味方の失策で1死満塁のピンチを招くと、内野ゴロの間に1点を献上。最後に綻びを見せてしまい完封試合とはならなかった。

力投する大河原

 昨日に引き続き大勝を収めることができた早大。東大1回戦では試合の入りが悪く序盤に得点できなかったという課題が残ったが、この試合では前半から相手投手を攻略し前半から大量得点をすることができた。南貴文主将(スポ4=兵庫・加古川西)も「入りが弱いという課題を克服できた」と満足げに語る。また新戦力を使えたことも、収穫の一つにあげた。3カード連続で勝ち点を奪取し、見えてきた2季ぶりの優勝。次カードの法大戦も連勝を期待したい。

(記事 河島孝大、写真 鈴木泰介)

コメント

南貴文主将(スポ4=兵庫・加古川西)

――きょうの試合を振り返っていかがでしょうか

前日の試合で出た、入りが弱いという課題をしっかり克服でき、序盤から得点できました。あと何人か新戦力も長いイニング使えたことは、その2点は非常に良かったかなと思います。

――きのうに引き続いての大勝になりましたが

新戦力を使いつつ、かつ点差をつけて勝とうという目標を立てていて。それを2試合とも達成できたことは良かったかなと思います。

――この東大とのカードで、何か課題は残りましたか

OBの方からも言われたんですが、フライが多いということと、あとはカバーリングであったりの細かい部分、そして1試合目に出た入りにおける緊張感の無さ。この3つが課題として残りました。

――次の法大カードへの意気込みをお願いします

この2週間でしっかり成長して、しっかり2連勝したいなと。2連勝して優勝に近づきたいなと思います。

野村裕之(人3=高知・土佐)

――きょうの試合を振り返っていかがでしょうか

東大が相手ということで、先制をしたかったんですけど、初回4人で終わってしまって、まあ2回にチャンスで回ってきたんで何とか先制点を取りたいなと思って打ちました。

――きょうは2本のタイムリーヒットを打つなど打撃で活躍されましたが

そんなに調子が良いわけでもなくて(笑)こんな打てる選手じゃないんで、まあ、だけどチャンスで回ってきたんで。いつもピッチャーにお世話になってるんで、たまには打たないとなと思って打ちました。

――リーグ戦を通して守備の要として活躍されていますが

先輩方が抜けて、内野が結構大きく変わったんで、その中で上級生として引っ張っていかないといけないかな、と思っています。

――次の試合に向けてお願いします

次法政なんで、優勝が懸かると思うんで。まあ初戦、河合さんだと思うんですけどエースが投げる試合は落とせないんで、守備でも貢献していきたいと思います。