隅田川春の風物詩!伝統の一戦に欠かせない応援を今年も繋ぐ

応援
  1.  早慶レガッタが今年も隅田川で開催された。野球、ラグビーと並んで三大早慶戦の一つとされ、また世界三大レガッタにも数えられる伝統の一戦。応援部も大校旗を掲揚し、隅田川春の風物詩に声援を送った。

    桜橋付近での応援、出艇にエールを送る応援部員

     密集防止の観点から、人数を制限しての応援となったレガッタ応援。吹奏楽団による演奏はなく、リーダーとチアリーダーズのみが参加した。合計30名の応援部は、桜橋のゴール付近と、すみだリバーウォークの二箇所に分かれて、それぞれで選手を応援した。ゴール付近では早稲田大学の8本の校旗の中で最も格式の高い「大校旗」が固定旗として掲揚され、試合前の出艇からエールが送られた。

    リバーウォークでの応援

      すみだリバーウォークは細い遊歩道で、艇が真下を通過するため、通る際に向きを変えて応援した。スタート時には、直接姿は見えない中想いを届けようと、『紺碧の空』でエールを送る。32連覇を達成した女子、途中のトラブルで広がった差を詰めることができず敗戦した第二エイトに続き、対抗エイトが最後にスタートした。中継を確認している下級生が、随時戦況を伝えながら応援した。桜橋のゴール付近では応援歌『早稲田健児』を繰り返す中「早稲田リードしています!!」の声が飛ぶ。しかしレース終盤に近づき、応援場所から艇が見えたあたりから、慶應が追い上げる。半艇身差で桜橋を通過する大接戦を制し、勝利の『得点校歌』『紺碧の空』でエイトを迎えた。

    勝利した対抗エイトに『紺碧の空』を送った

     1/4艇身で敗北した昨年に引き続き、伝統の一戦にふさわしい大接戦となった早慶レガッタ。コロナウイルスの影響で応援と観戦が昔のようにできない中、応援部ができる限りの応援を届けた。 今年の応援部の年間目標は「原点」。慶應義塾との戦いは応援部の原点と言えるだろう。新時代の荒波を乗り越え、伝統を継承していってほしい。

    (記事、写真 市原健氏)

    コメント

    木部昌平応援企画責任者(教4=埼玉・昌平)

    ――試合結果についていかがですか

    第二エイトは負けてしまいましたが、昨年負けた対抗エイトではリベンジできたのでよかったです。

    ――今日の応援で意識されたことや目標としていたことはありますか

    目標はやはり完全優勝でした。達成できなかったのですが、対抗エイトでは凄まじい接戦を応援させていただけたのでよかったです。
    意識してたことは、ゴール地点のすぐ近くで応援できるからこそ我々応援部の声や想いを選手に直接ぶつけることです。また、手旗やパネルを使って視覚的にアピールしたのは去年よりも良くなった点だと思います。

    ――下級生からは意見などは出ましたか?

    意見というか、吹奏楽団を参加させたくてそのために補佐には早慶ボート部と連携して頑張ってもらいました。結果として吹奏楽団を呼ぶことはできなかったんですけど、派遣人数も増やせてよかったです。

    ――漕艇部の選手へひとことお願いします!

    今年もレガッタの応援ができてよかったです。今年はたくさん応援に行きたいので、今後もよろしくお願いします。

    井上皓介旗手(法4=東京・早大学院)

    ――固定旗を揚げていらっしゃいました

    慶應からの提案でした。応援の規模が小さくなってしまった中でも、応援をしているという目印になったと思います。対校エイトのみの掲揚予定でしたが、当日に慶應からの提案で対校エイトに加え、女子と第二でも校旗を掲揚しました。

    ――川辺での校旗掲揚はいかがでしたか

    風も強く、楽ではなかったですが、選手の姿もしっかりと見えたので自分も頑張れました。