体育各部と共に創立記念日を盛り上げる

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 10月21日は早稲田大学の創立記念日である。その記念ステージとして今回の「早稲田スポーツ・アニバーサリーステージ」は開催された。体育各部の代表者と応援部が一緒に作り上げるステージである。だがこの日は明治神宮野球場にて立教戦の3回戦が行われていたため、応援部もリーダーの3、4年生は1人ずつ、チアも6人と少人数の参加となった。

 まず、佐川太一(スポ3=栃木・県立大田原)の司会で、『紺碧の空』を披露。歌い慣れた名応援歌に場が盛り上がり、通りがかりの学生がステージに注目して足を止める。応援部員が間に入り、各部の部員が交互に肩を組って歌う。泉川創太リーダー主務(政経4=都立清瀬)が「おめでとう早稲田」の特別な掛け声と共に、全力でテクを振る。続いて、運動各部を代表して5つの部活が自身の部のPRを行う。週末の試合の告知や、秋の大会の結果、今後の意気込みなどを語る。レスリング部は選手に東京オリンピックの可能性があることを紹介し、ラグビー蹴球部は開催中のW杯での日本代表の活躍を絡めるなどそれぞれアピールした。

体育各部の部員が肩を組んで『紺碧の空』を歌う

 次に早稲田必勝応援曲メドレーのセンターリーダーを務めたのは佐川。3年生の佐川は、早稲田キャンパスの3号館前で振るのは初めてであったという。『F4〜大進撃』『スパークリングマーチ』『コンバットマーチ』を続けて堂々披露した。後列で屏風拍手をする1、2年生も3人という人数の少なさを感じさせない迫力で声を出し、手を叩いた。続いてはステージで披露されるのは珍しい『早稲田の栄光』だ。この曲は現在では卒業式で最後に早大生が歌う曲として名高く、学生歌として創立70周年記念の時に制定された。

初めて3号館前でセンターリーダーを務めた佐川

 ステージの締めくくりはもちろん早稲田大学校歌である。センター指揮は泉川が務めた。「都の西北 早稲田の森に」の名調子で始まるこの校歌を運動部の部員、応援部、観客が一緒になって熱唱した。ステージ終了後、泉川は神宮球場へ足早に向かいながら、運動各部と交流の交流も最小限の人数で盛り上げることができたと話した。普段のデモストなどではテクを振ることのない3年生の佐川の活躍も自身の経験を振り返りながら評価した。続くは25日の早慶合同デモンストレーション。応援部はどのようなステージを見せてくれるのだろうか。

(記事 市原健、写真 馬塲貴子)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

泉川創太リーダー主務、記録編集責任者(政経4=都立清瀬)

――ステージの全体的な仕上がりはいかがでしたか

野球の試合があったので人数が少なかったですね。元々は吹奏楽団の演奏ありで校旗掲揚もあるはずだったので、きょねんと比べたら規模が小さなステージになってしまったんですが、まあ最小限のメンツの中では頑張れたなと思います。普段体育各部の方と一緒に出来るステージってあまりないので、体育各部との交流という面でも出来てよかったと思いますね。

――佐川(太一、スポ3=栃木・大田原)さんのセンターリーダーを見られていかがでしたか

いいんじゃないでしょうか。普段デモンストレーションでは(3年生は)振れないですからね。こういう時はね。私も前やりました。

――これから東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)早立戦の3回戦に向かわれるとのことですが、意気込みをお願いいたします

早く着きます。そして勝ちます。

佐川太一(スポ3=栃木・県立大田原)

――今日のステージではセンターリーダーを務められていました

センターリーダー自体は他の場所ですることもあるんですけど、今日は4年生を含むリーダーの多くが神宮に行ってしまって人数が少ないのでたまたまこの早稲田キャンパス三号館前でできたのは初めてでした。

――ご自身で振り返ってみていかがですか

ここ、やっぱりちょっと違いますね、ここ来年振るんだって思いましたね。

――来年、4年生になってこの場所で振る機会も多くなると思います

真ん中に立った時に雰囲気を変えられる、変えられないというのがあると思うんですよ。そう考えた時に来年への意気込みとしては変えられる人になりたいなと、僕たちの本番はここじゃないんで、球場で持ち回に立った時に雰囲気を変えられるかというところが、僕は一番大切だと思っていて。それもここで変えられなかったら、そんなの神宮で変えられるわけないじゃないですか。だからこういうとこに立った時に変えられるかどうか、っていうのを僕は意識していきたいです。