【連載】早慶戦直前特集『戦う君は美しい』 最終回 渡邊友希代表委員主将×小谷太郎代表委員主務×柳澤遼輝副将×木村太一旗手×小川駿也新人監督

応援

 応援席で人一倍声を張るリーダー。指揮台に立ち『コンバットマーチ』を振る姿は、ワセダの名物といっても過言ではないだろう。今の4年生の代は、新人時代に東京六大学春季、秋季リーグ戦(リーグ戦)共に優勝を経験している。しかしそれからはなかなか賜杯を手にすることができず、昨秋には最下位にまで転落した。それでも諦めずに声を出し続け、今季はついに優勝争いに名を連ねる。悲願の頂きへ向け、渡邊友希代表委員主将(政経4=静岡・沼津東)、小谷太郎代表委員主務(社4=神奈川・相模原)、柳澤遼輝副将(人4=埼玉・春日部)、木村太一旗手(商4=東京・国士館)、小川駿也新人監督(教4=東京・早稲田)の5人に早慶戦への意気込みを伺った。

※この取材は10月17日に行われたものです。

「一生ものの仲間が欲しい」(木村)

自身の応援の特徴を聞く木村

――応援部に入ったきっかけを教えてください

渡邊 高校時代に応援団をやっていて、その時にワセダの応援曲を結構使っていたんです。それで、ワセダの応援部のことを知っていたのですが、一番決めてになったのはオープンキャンパスで応援部のステージを見たのと、あとはYouTubeでも応援部の動画があるので、受験期とかにそういうのをよく見ていて、大学入ってもこういうことをやりたいなと思って、大学に入る前からワセダの応援部に入りたいなと思っていました。浪人して念願叶ったので、入ろうと思って入りました。

柳澤 自分も渡邊と一緒で高校時代から応援をやっていて、高校時代の先輩に慶応の応援指導部に入っていた方が3名くらいいて、その影響もあってか高校時代から、ケイオー側だったんですけど見に行っていました。ある程度その頃から少しは意識していたと思うんですけど、どうしてもケイオーに自分自身が会う気がしなくて…ケイオーのお高く留まった感じが無理でした(笑)。自他ともに「ケイオーは止めておいたほうがいい」という風になったので、 じゃあワセダしかないなと思ってワセダに入りました。ワセダに入ってからも少し続けるか悩んだんですけど、新歓期に(早大応援部に)行った瞬間に先輩に「柳澤くんだよね」と言われて…「ああ、やばい。これは入るしかないな」ということで入りました。

小川 私は中高と早稲田(高校)に通っていて、応援部の人たちがでっかい太鼓とかを持っているのをよく見ていて、なんかやばいなと思ったんですけど、私もオープンキャンパスで見に行ったときにビビっと来ました。これは格好良すぎると思って。入ったら格好良くなれるんじゃないかなと思って、入りました。

木村 一生ものの仲間が欲しいというところと、あとは目立ちたがり屋な性格なので、ビビっときて…。1つ目の一生ものの仲間が欲しいというのは、自分は中高と柔道部で寮生活を送っていたんです。仲間と切磋琢磨してやってきた中で、その仲間が一生ものの仲間で、今も自分の中で励みになっています。そういう関係を大学でも…何か一所懸命頑張れる仲間が欲しいということで、応援部に(入りました)。あとは目立ちたがり屋なので(笑)。

小谷 自分は高校時代にも応援を少しかじっていて、その一個上の先輩がケイオーの応援指導部に入っていたので、元々興味がなかったわけではないんですけど…でも正直、自分は大学に入ってから勉強もしたいと思っていたので、色々なサークルを回って新歓にも行ったんですけど、雰囲気に馴染めなくて。端っこでウーロン茶を飲んでいるような感じで、「大学生活こんな感じなのかな」と思ったときに、たまたまケイオーの先輩経由で応援部の新歓に行きました。こんな自分にも優しく接してくれて、楽しく喋ってくれて、「この団体はいい団体なんだな」と思って入ったら、翌日から地獄が始まりました。

小川 (入ったら)モテるよって言われたしね。

柳澤 他にやりたいこともなかったしな。

――お互いの応援の特徴を教えてください

渡邊 柳澤副将の応援スタイルというのは、普段は厳しくするんですけど、応援中はそれからかけ離れていて、とにかく体を張ります。学生注目のときも、この見た目からするとは思えないような奇抜な学生注目をして笑いを取りにいきますし、そういうところは、いい意味で4年生になってもリーダーらしいなと思います。副将って一番総務面で厳しい役職なんですけど、リーダー下級生のときにやっていた気持ちを、ワセダのリーダーらしい気持ちを4年生になっても忘れてなくて、学ばなければいけないなと思います。

柳澤 改めて言われると恥ずかしいですね(笑)。半分煽られているみたい。

渡邊 煽ってないよ(笑)。

柳澤 これからも頑張りたいと思います。早慶戦で一番体張って頑張りたいと思います。…やっぱり、見た目からすでにできている木村には勝てない部分が多くて、木村が出るだけで雰囲気ができあがってしまうんです。下級生も、お客さんも、「あ、木村が来た」という感じで、彼なら何かやってくれるっていうのを雰囲気から出しているし、実際にチアの踊りとかも覚えて周りを盛り上げることを常に考えている…常に…うーん。なんだか難しいな。

木村 話まとめるの下手くそすぎだろ(笑)。

柳澤 とにかく木村はすごいんですよ。下級生時代から、本当に。自分は引っ込み思案で人前に立つのも苦手なんですけど、木村は下級生時代から人前に立つのが得意で、司会もすごい上手いですし、応援における『場内』という、お客さんに絡むことも得意です。そういうところを見習わなければならないなと思ってやってきたんですけど、なかなか(自分は)なることはできず…。結局4年生になっても自分は木村みたいになることができなかったなと思うばかりです。

小川 いっぱい食べればいいんだよ(笑)。

柳澤 木村は本当に、目立つべくして生まれてきたような存在です。

木村 小川の応援の特徴は、とにかく口が上手いです。

渡邊 上手いわー、確かに。

木村 応援だけじゃなく、司会でも口が上手くて、言葉いじりであったり、球場の学生注目とかでも、他の4人が思いつかないようなことをペラペラと喋って…しかも小川は、それを前もって準備するわけではなくて、その直前に考えてできるという頭のキレの良さがあります。そこは本当に、普段は言わないんですけど(笑)、尊敬しています。

小川 いや、言えよ。普段から言えよ(笑)。

一同 (笑)。

木村 (小川は)老け顔なんですけど、老け顔でありながらも結構明るく…。

小川 老け顔関係なくない?

木村 お客さんの親身になって立っていますね。あとは太鼓の音が、この代の中でもトップレベルに大きいです。

小川 太鼓は上手い自信があります(笑)。

一同 (笑)。

小川 私は老け顔なんですけど、小谷は逆に童顔なんですよ。いい意味でリーダーっぽくないというか、可愛いというか。そういうところがお客さんのウケがいいです。おばさまやおじさまから人気があるような感じがします。でも可愛いんですけど、実際に応援曲とかになると顔つきもぱりっと変わって、特に『コンバットバーチ』とかは一番上手いと思います。あとはすごくこだわりを持ってテクを振っています。よくアレンジを加えるんですよ。アレンジが曲によって自分なりにどんどん変えてやっているのがかっこいいなと思います。あとは主務や広報の責任者であったりで、応援部を裏で支える影の支配者という感じです。応援中もときには写真撮影だとか、マネージメント面もしっかりと考えられる、冷静かつ情熱的な男だと思います。

渡邊 情熱的ってどこから出てきたんだよ(笑)。

柳澤 今までの話に情熱的な部分なかったぞ(笑)。

小川 最初(テク)の話。本当だよ?

小谷 思ってなさそう…(笑)。ああ、私の番か。

渡邊 何でも言いなさい。

小谷 渡邊を形容するって難しいな。とにかく、この4人の中で一番パッションがあります。普通に話しているんですけど、それだけで面白いんです。自分からすると、それはすごく羨ましいです。

木村 渡邊は煽りが上手いよね。他大のネタを煽るような学生注目とか…例えば偏差値ネタとか、就活ネタとか、受験ネタとか。それを真顔で喋るっていうのが面白いですね。

小谷 そうですね。パッションがあって、何喋っても面白くて、なおかつちゃんと冷静なところは冷静で、応援の組み立てとかもちゃんと考えながらやっているというのが、自分としては彼のすごいところかなと思います。

――学ランを着るルールはありますか

渡邊 基本クールビズ推奨してるからね(笑)。

木村 自分は戦闘服だと思っているので、冬は着ないですね。

小川 私は逆に誇張したいので、だいたい着ています。

渡邊 応援中と渉外中以外はただ持ち歩いていればよくて、着るタイミングは任されています。着るか着ないかは自由です。木村とか小川みたいにこだわりがある人もいますね

柳澤 夏でも着てる小川と、冬でも着てない木村(笑)。

一同 (笑)。

小川 どっちも汗だく(笑)。

――応援部に入ってよかったと思った瞬間を教えてください

小川 本当についこの間の話なんですけど…。ついこの間、明治大学の1回戦が終わって引き分けだったんです。引き分けで終わった後に、私は新人監督なので、新人を集めて、「勝つためには新人から空気を爆発的に変える力が足りない」と言って、「そのためにはどうしたらいいかというのを新人で考えて、明日それを見せてくれ」と新人に言ったんです。そしたら翌日の日曜日で1-1の同点になり、6回の裏というタイミングで、新人がスタンド内を支配したというか、上から下まですごい勢いで、すごい盛り上げていて、空気がすごく変わりました。それから流れがワセダにきて、勝ち越しの点を取って、明治に勝利することができたということがありました。そのときは本当に4年間やってきて、今新人監督として新人を指導する立場にあるのもあって、一番感動したと言いますか、応援部やっていてよかったなというのを今になって感じる瞬間でした。

小谷 この前、物心ついてから初めて同期の5人でディズニーシーに行ったんです。自分はディズニーシーとか興味がなかったんですけど、仕方なく誘われて行ったら、人生で一番楽しい時間を過ごせました。高校時代から友達とか全然いなかったので、こういうかけがえのない時間を過ごせる仲間を、自分は大学生活で手にしたんだなと思って、それが応援部に入って一番楽しい時間でした。

渡邊 仕方なくって(笑)。集合時間間に合ったの柳澤と小谷だけだよ。

柳澤 一番(小谷が)楽しみにしてたよね(笑)。

渡邊 自分も小谷に近いところがあるんですど、応援部に入って、自慢できることができたかなというのがあります。高校時代も応援をやっていたんですけど、それは飽くまで高校内でのコミュニティーで。大学の応援部って、部員数も一気に200人とかになりましたし、それとは別に大学の体育会の人たちでしたり、稲門会OBの人たちだったり、地域の人だったり観客の人だったり、人とのつながりがすごく広がりました。応援部は、早大生の中でも、人とのつながりが一番くらいできるんじゃないかと思える部活です。高校までとかだったら取り柄何ですかと言われてもなかったことが、今だったらしっかりと4年間応援部を続けてきたことですと言えます。同期だったり下級生上級生という単なる部員という言葉では形容できないくらい信頼関係を気付いている仲間がたくさんできて、その中で自分は活動できていますという、それだけで嬉しいかなと思います。

柳澤 自分が応援部に入ってよかったなと思うことは、頑張っている人をすごく間近で見れることです。その人が頑張った結果として勝利であったり、成長であったりとかを手にしたのを見れたときは応援部に入ってよかったなと感じでいます。もちろん同期もそうですし、下級生もそうなんですけど、きつい練習をして頑張っている姿を見ている分、それがしっかりと本番や人前に立つときに発揮されていると、そういうものを見れてよかったなと思いますし、実際に応援に行ったときに、選手たちが頑張っているのを間近で見て、勝利を手にしたときというのも嬉しいです。負けてしまったとしても、その選手の人たちが「応援来てくれてありがとう」とか声を掛けてくれると、応援部に入って良かったなと感じます。

木村 後輩から「木村さんに付いていってよかった」とか、「木村さんのために頑張りたい」とか言ってもらえたことがあって、そのときが一番嬉しかったです。後輩がどういう風に接したり、そういう風に支持を出したら成長するのかっていうのを4年生になってから深く考えるようになって、自分も悩みながらやっていく中で、普段は上下関係が厳しくてそんなこと言えないんですけど、納会とか無礼講の場で言ってもらえたことが、涙が出るくらい嬉しかったです。

――逆に一番つらかった思い出はありますか

木村 一番つらいのはランニングです。自分は柔道部で重量級だったんですけど、それがサッカー部と同じペースで走ることを求められるというのが、理不尽極まりないと思いました(笑)。でもやるしかなくて、とにかく続けることが大事なので、つらい中頑張りました。

渡邊 一番つらかったのは、1年生で入ったときの最初に応援部の規則としきたりを覚えるのが本当に(つらくて)、一番辞めたくなりました。高校時代も応援団で、その憧れでワセダの応援部に入ったんですけど、高校時代の応援部も厳しかったので、それを耐えられた自分なら大学でも大丈夫だろうって少し自信を持って入ったんですけど、想像以上に覚えることとか多くて…。最初は特に雑用とかも多かったので、家に帰る時間が遅くて、かつ一人暮らしだったので、その生活に慣れるまでが一番大変でした。逆に慣れてくると心にも余裕ができたんですけど、本当に1年生の入って1カ月くらいが大変でした。

小川 私は3年生の春に新歓の担当をやって、最初イベントがあったんですけど、2人とか3人とかしか来なくて。「これはやばいな」となったのが一番つらいことでした。

柳澤 自分が一番つらかったのは、多分3年生の野球応援で、当番という応援をまとめて応援を作るという役職をやったときに、何もかも思い通りにいかず…自分自身の力量不足を実感しました。それを春一回やったあとに、秋もう一回やって、自分の中では春よりはできたからよかったなと思ったんですけど、上級生の方々からは厳しい言葉を頂いて、「ああ自分はなんて情けない人間なんだろうな」と思ったときが一番つらかったです。

小谷 2年の太鼓の練習で真っ二つに骨が折れてしまって、1年間直らなかったことが一つです。もう一つは3年の夏に熱戦ったのに練習に出たら、そのまま病気になってしまったことがつらかったです。

――思い出に残っている応援を教えてください

渡邊 もちろん色々あるんですけど、一番印象に残っているのは3年生…2017年元旦の箱根駅伝です。箱根駅伝って毎年代交代をして最初の応援なんですけど、そこで自分はそのとき3年生で応援企画補佐という役職に就いていて、要するに箱根駅伝の応援を作る責任者みたいなものに就いていたんですけど、それが代交代して初めての大一番でした。箱根は、準備が他の応援に比べてすごく時間がかかるんです。箱根に下見に行って、距離も計算して、選手がこの場所を取ったら、このタイミングでこの曲を入れれば丁度サビの部分で選手が通るとかって…。それくら準備が必要な応援だったので、毎日徹夜くらいまで考えてつらかったんですけど、いざ本番でそれをやったとき、自分たちがやった通りに、選手が通る瞬間に『紺碧の空』を歌えたりして、その瞬間を見たときは「ああ、これをやってよかったな」と思いました。その応援に一番時間をかけていた分、一番嬉しい瞬間でしたね。

木村 自分はきょねんの春の早慶戦です。自分は渡邊と一緒に応援企画補佐をやっていて、早慶戦を作る立場でした。マイクで喋るんですけど、そのひと声でお客さんがワーっと何千人の人が一気に動いて、自分に続けて声を出すというのがすごく気持ちよかったです。そのために1カ月前、2か月前から準備をしてきて、徹夜で色々やってきて、本当にやってよかったなと感じました。一生心に残る応援です。

柳澤 自分が一番思い出に残っているのは、木村と同じ3年生の春の早慶戦です。自分は高校時代から早慶戦を見ていて、大学に入って1年2年と見てきた中で、早慶戦って何が特別かって思ったときに、自分の中では試合開始前と終了後に『早稲田大学校旗』と、慶応義塾の塾旗がそれぞれ内野外野合わせて4本ずつ、全部で8本上がるというその光景が、自分の中では憧れというか、すごくそれが早慶戦を象徴しているような風景に感じていました。自分自身も(3年の)前期に旗手補佐という役職に就かせてもらっていて、旗の中の一本を持たせてもらうことになって、その旗を持っているときに、「自分が憧れていたあの風景の中の一部を担えているんだな」と感じて思い出に残っています。

小谷 今年の春の早慶戦の3回戦が印象に残っています。特に小太刀くん(緒飛、スポ4=新潟・日本文理)のホームランで劇的な勝利を収めたというのと、その裏のイニングですごくピンチになったんですけど、それを守備中の『ダイナマイトマーチ』で抑え込んだというのが印象に残っています。その守備中の『ダイナマイトマーチ』でセンター(リーダー)をやったのが自分で、自分で最後の一つのアウトをつかみとったというのが…少し過去を美化している感じがしてしまうのですが、一番思い出に残っています。

小川 私が今でも忘れられないのは1年生の春の早慶戦です。優勝した時の早慶戦なんですけど、早慶戦は内野と外野で別々に応援するんですよ。それですごいチャンスになって『コンバットマーチ』をやったんですけど、それで途中内野と外野の『コンバットマーチ』が全くぴったり一緒になったときがあったんです。それはたまたまなんですけど期せずしてなって、そしたら点を取れて、『紺碧の空』を歌ったんですけど、そのときの『紺碧の空』を歌ったときの風景が、球場全体が揺れているというか…みんな赤いシャツを着てすごく揺れているよいうような、その感動が今でも忘れられないです。なので今年も絶対早慶戦に勝って、優勝したいと思います。

木村 まとめるなよ(笑)。

一同 (笑)。

小川 あの感動は下級生にも味合わせてあげたいですね。

――好きな応援歌、応援曲を教えてください

木村 自分は『ひかる青雲』という応援歌です。毎回6回にやるんですけど、グラウンド整備が長いので、その間に長い曲をやります。1、2、4番をやるんですけど、2番は口笛なんです。その2番の口笛から、4番に入るときに太鼓がダッダッダッと一気に大きな音を出すところにすごくテンションがあります。自分もテクにすごくこだわりを持っています。

柳澤 自分は『早稲田の翼』という曲ですね。歌詞がすごく好きなんです。『二度とない現在(とき)、鍛えた夢を』とか、そういう聞いていて熱いフレーズが多いので、自分は『早稲田の翼』が好きです。

渡邊 応援歌は本当にありきたりになっちゃうんですけど、『紺碧の空』ですね。早大生誰でもみんな歌えるというのは、球場でやっていても『紺碧の空』が一番声を出してくれるので、一番好きなのは『紺碧の空』です。

小谷 王道をいくんですけど、『F1~コンバットマーチ』が好きです。指揮台でそれが流れると、スイッチが入るんです。人格が変わるというか…。言葉は悪いですけど、相手の応援席とか見ていて憎たらしくなってくるんです。破壊しようかなってくらいに(笑)。そういうテンションにしてくれる曲です。

小川 私はもう『スパークリングマーチ』が大好きでして。リーダーのテクも好きで、チアリーダーズの踊りもすきで、吹奏楽団の演奏も好きなんですけど、太鼓が一番好きなんです。前奏が、太鼓が目立つように作られているんです。そこで太鼓のドーン!を叩くことによって、球場全体が「おおー!」とテンションが上がる感じがたまらないです。それを自分が叩くのが大好きです。

――東京六大学の応援歌の中でやってみたい応援はありますか

渡邊 ケイオーの『孔明』です。その『孔明』っていう曲は、明治と対戦しているときにしか使わない曲なんですよ。そういう対○○大専用の応援曲を持っていて、それが結構斬新だなと思っています。字は違うんですけど、明治に抗うっていう意味なのかなって思っています。ワセダにはないので、斬新でいいなと思います。

木村 自分は法政が好きですね。法政のリーダーは鍛え上げられているというか、結構他の六大学はやさしくなったりしているんですけど、法政は今も厳しい昔のままで、本当にかっこいいなと思います。

小川 明治のハイパーユニオンが好きですね。

木村 お前はそれ踊れるだけだろ(笑)。

小川 「フワフワッ!」という掛け声があるんですけど、その掛け声が楽しいのと、あとはチアの踊りが可愛いです。「やっぱり!明治が!ナンバーワン!やっぱり明治が~」というところのフリが楽しくて好きです(腕をぐるぐる回しながら)。

小谷 自分は東大の応援部が好きです。ワセダは弱いと言われているときでもそこそこ勝つじゃないですか。例えばきょねんは同率最下位だと言われていても、勝ち点は取っているし。白星もちょくちょく挙げていたりして、勝てないという感覚を味合わないんですよね。だからこそある程度モチベーションが続きやすいんですけど、東大は最近は強くなってきたのですが、94連敗しているときもあって。一体それはどこに応援のモチベーションを持ってきているんだろうと…別に馬鹿にしているとかではなく、勝てないのに応援し続けていて、しかも負けていても場の雰囲気の盛り上げ方が上手かったり、観客も大敗していても声を出すのを諦めたりしない。そういうところに羨ましさを感じます。ワセダの応援席は、言い方悪いんですけど差がつくと諦めちゃったり、「はあ」となってしまうこともあるので…そういうところは見習わないといけないなと思います。

柳澤 じゃあ立教大学ですかね(笑)。自分は立教大学の応援曲が好きで、初めて行ったときはわからないんですけど、何回か行くうちに覚えてくるとどんどん楽しくなってきます。

小川 どこだってそうじゃん(笑)。

一同 (笑)。

柳澤 確かに(笑)。じゃあ立教大学だけのことを言いましょう。立教大学は守備中応援のコールの豊富さがすごく面白いなと思っています。「神ってる~」とか、「惜っしい」とか、「バント決まらなーい」とか。(六大学応援団連盟では)応援席見学というものがあるんですけど、そういうときは楽しんでいます。

――学生注目はいつ考えていますか

小谷 これはノーコメントで。

木村 自分は最近不調なんですよ。基本的には一週間前から考えるようにしていて、野球の応援があるその一週間は、毎日絶対どこかのカフェに行ってコーヒーを飲みながら…行きつけのお店が南門の前にあるんです、早苗っていう。そこでコーヒー飲みながらじっくり考えていますね。

渡邊 自分は結構場合によります。例えば、下級生時代とか新人時代に「自分だったらこの場面でこういうこと言うのにな」って思い描いていたことを今4年生になってやることもありますし、逆にその場その場で…さっきも言ったんですけど自分は相手をいじるのが好きなんです。相手の時事ネタとかとかを調べて、相手のところに見合ったものを選んだり…。場合によります。主に2択です。

柳澤 自分は学校の電車の行き帰りとかで、その大学出身の有名人を調べて、何か面白いネタはないかなと考えています。例えば芸人のネタだったら、それを使って何かできないかなと考えています。

渡邊 (柳澤は)体を張るんですよ。

小川 私はあんまり前々から考え始めなくて、考え始めるのはだいたい前日の夜です。

渡邊 考えてないのにできるキャラになろうとしてる…(笑)。

小川 そういうこと言うなって(笑)。場合によっては当日の朝まで思いつかなくて、神宮に着いて他の人のを聞いて思いつくこともあったりだとか…。あと毎回のルーティンとして、自分の(学注の)回の前には必ずトイレに行ってまとめます。

渡邊 応援しろよ(笑)。

――学業やプライベートとの折り合いはどのようにつけていますか

渡邊 自分は下級生時代に結構単位を落としたんです。その当時はそこまで気に留めていなかったんですけど、4年生になって就活をしたときに「これはやってしまったな」って後悔しました。応援部って3年生までがすごく忙しくて、逆に4年生になってしまえば時間もあるから取りこぼした分くらい回収できるだろって思っていたら、その状態で就活をするとそっちの両立も大変で…。就職先が決まっても卒業が決まっていないという戦いが今強いられているので、そういう意味ではもう少し下級生時代に勉強しておけばよかったなと、後輩へのアドバイスに思います。

小川 私は全部部活中心でやっていました。授業も応援部に優しい先生とかがいるので、そういう人の授業を取ったり…。プライベートでも、応援部の人たちばかりと遊んでいます。これ書く内容じゃないね(笑)。

木村 小学生の作文みたい(笑)。

小川 昔は留年してなんぼとか、授業切るのは当たり前とか言われていたんですけど、最近は本当に変わって。授業に出なきゃいけないというようになって、野球が月曜日にあったら、授業を切って行ったら逆に怒られるようになっています。下級生にはそういう風に徹底はしていきます。

木村 自分は大学生活のテーマの一つにに文武両道というものがあって、自分は高校のときにはできなかったので、勉強もしっかりやりたいなと思っていました。そこはしっかり妥協せずに勉強をちゃんとやって、単位もあと少しで卒業できるという感じです。忙しい中でも、時間がないという言い訳をするのが自分はすごく嫌いで、時間というのはいくらでも自分で作り出せると思うので、やるべきことはしっかりとやって、あとはプライベートもしっかり自分の時間を作って…そういうプライベートの時間を過ごすことで、応援部で生かせる考え方が浮かび上がってきたりするので。しっかりとプライベートの時間も作っています。

柳澤 両立できないことを諦めるようにしています。就職活動と部活を両立させることは自分には無理だと思ったので、就職活動もほとんどしませんでした。諦めることは大切だと思います(笑)。

小谷 応援部だからといって勉強ができないということはなくて、私も下級生時代は勉強をしていたんですけど、3年4年になってから急に学業が落ち込み始めて、今は渡邊くんと一緒に週10コマくらいこなしています。プライベートはそうですね…悲しいことに「お前の忙しさってわからない」と言われて振られてしまったことがあります。

渡邊 闇だ、闇(笑)。

小川 この質問、なかったことにならないかな(笑)。

――全国の早大応援部ファンにメッセージをお願いします

渡邊 平成30年度の早稲田大学応援部というのも、あと2か月で終わりなんですけど、その最後に向けて自分たち4年生のできる限りのことをするので、「今年はもう見たからいいや」って人がいるとしたら、まだ早いと。もう一回見に来て欲しいです。最後の自分たちの集大成をこの2カ月の間で見てもらって、「30年度の応援部、本当によかったな」と思っていただけるような、そんな応援部を自分たちであと2か月頑張って作っていきます。

木村 今年のリーダーの4年生というのは、よくOBの人から言われるのは歴代の中でもトップレベルで個性が強いということです。その個性というものを、応援でどんどん生かして発揮していくので、それを見て欲しいなと思います。

柳澤 (考え込みながら)応援部ファンの方に…。

渡邊 柳澤ファンじゃないよ。

小谷 じゃあ、私が。本当に目立つ応援の舞台としては、残り早慶戦とあってプレーオフ、勝てば全日本(全日本大学野球選手権大会)もあるんですけど…本当にそれくらいしか残っていないので、自分が一番間近で頑張ってきたと思えるリーダー同期がこれだけいるので、それをぜひ見に来て欲しいです。全国、沖縄からでも北海道からでも、神宮に見に来てほしいなって思っています。

柳澤 応援としては野球がメインになってくると思うんですけど、他にも早稲田大学44体育各部、すごく色々とやっているので、ぜひ野球だけでなく他の応援も見に来ていただければと思います。

小川 私はファンの人には、ファンじゃない人を連れてきて欲しいと思います。食わず嫌いをされがちなので、応援部は。でも来たら絶対楽しませる自信はあるので、ファンじゃない方に我々が、ファンタスティックな、ファンタジーな時間を提供するので、ぜひともお越しください!

「大隈ガーデンハウス2階の食堂が好き」(渡邊)

私物のタンバリンで対談を盛り上げる小川

――オフの日は何をされていますか

柳澤 寝てます。

 

小川 勉強してます。

渡邊 一人暮らしなので、時間がある時は自炊してます。この間、カレー作るからって言って小谷と小川を呼んだら、呼んでない人まで連れてきて、俺がカレーを作りたかったのに、その呼んでいなかった人が勝手にカレーを作った事がありました。こくまろカレーを作りたかったのに、バーモントカレー混ぜた方がおいしいとか言って…。

木村 何そのこだわりは(笑)。

小川 ずっと言ってるよね、その話(笑)。

柳澤 小谷はいつもデートしてるよね。

小谷 誰とだよ。

木村 僕は結構いろんな人と飲みに行きますね。

小谷 だから太るんだよ。

木村 だから太るんだよ?まあ確かに(笑)。あと読書が好きなので、日中は本を読んだりしています。ビジネス書や歴史物が好きなのでそういうのを結構読んでいますね。

柳澤 あ、YouTubeとか結構観てます。

小川 さっきも答えてたじゃん(笑)。二周目するの?

渡邊 ディズニーランドの動画観てるよね。エレクトリカルパレードとかの。

小川 (柳澤は)部のアカウントで見るからさ(笑)。

柳澤 ちゃんと最近はログアウトしてるよ!

渡邊 俺のアカウントで見てるやついるんだよね(笑)。

一同 (笑)

渡邊 履歴つくからさ(笑)。

――大学のキャンパスで好きな場所を教えてください。

渡邊 大隈ガーデンハウス2階の食堂が好きです。よく行くんですよ。昼休みに、ご飯と納豆と豚汁と野菜ジュース、この四つを買うのが割と大好きでよく行きます。安い、本当に(笑)。

木村 夜の大隈銅像越しに見える大隈講堂がすごい綺麗で、新人時代とか、練習帰りにそこ通ると疲れていても、「きょうも一日頑張ったな」って気持ちになれてすごい思い入れのある場所ですね。

小川 私は8号館の大教室が好きです。空きコマに寝ると気持ちがいい(笑)。椅子が柔らかくて、夕方4限とかの時間になるといい感じに西日が当たって、寝ると本当に気持ちいい。

木村 クセが強すぎる(笑)。

柳澤 所沢キャンパスだと、100号館の屋上からグラウンドを見るのが結構気持ちがいいです。あと本キャンだと3号館の偶数階にある、エレベーターから見えるラウンジが、眺めがよくて好きです。

小谷 ここ(部室)ですね。強いて言うとここはWi-Fiが通っていないです。引退までに直してくれれば、もう引退した後どこに行けばいいのか分からないくらいくらい好きですね。でも、Wi-Fiが通ってないような所も含めて好きですね。

――高校時代はどんなことをされていましたか

渡邊 さっきも話したのですが高校でも応援団をやっていました。

柳澤 自分も応援団をやっていました。あとは少し、アニメが好きでした、はい。

小谷 バトミントンをメインでやっていて、夏の応援だけ学ラン着て、直立している人をやっていました。応援団っていう感じではなかったですけど。99パーセントバドミントンに捧げて、1パーセント応援部という感じでしたね。

小川 私は軟式野球をやっていて、ベンチから応援団長やっていました。

渡邊 ただの控えやん(笑)。

一同 (笑) 。

柳澤 名三塁コーチだったんだよね(笑)。

小川 あとは、バンドを組んでドラムやってました。

木村 自分は柔道をやっていて、中学時代に日本一になったりしていて。

小川 高校の話は?

木村 高校時代は3位だったんですよ。寮生活で、厳しい中やっていて、インターハイ3位になったりしました。あとは文化祭で歌を歌ったり、歌のコンテストに出たりしていました。

小谷 女装の話は?

木村 あっ女装。同学年の可愛い女子を10人集めて自分がセンターで、『恋するフォーチュンクッキー』を踊るという悪趣味なことをしていましたね(笑)。

小谷 あと弁論大会の話は?

木村 弁論大会では予選では真面目なことを話して通過して、本番で先生に前もって渡した原稿とふざけた原稿をすり替えて、その内容を本番で話したんですよ(笑)。だから高校時代は厳しいことをしたり、エンジョイしたりもしていました。

小川 私も男子校で女装して『恋するフォーチュンクッキー』を踊っていましたね。

木村 いいよもう(笑)。お前の女装は需要がないよ。

柳澤 どっちも無いけどね(笑)。

「野球部以上に全力を出し切りたい」(小川)

試合中とは異なる和やかな雰囲気

――早慶戦の応援で、普段のリーグ戦と異なる点を教えてください。

渡邊 内野と外野に分かれるっていうのが一番大きいところだと思います。応援団が二手に分かれてやるのが、逆に言うと個人個人の見せ場も多いと思っていて、それだけ大変ではあるんですけど、見せ場が多いという点で、応援部にとっては重要な応援ですね。

柳澤 他のリーグ戦とは違って、午前中からいろいろと企画などがあって、午後から始まる早慶戦に向けて『早慶讃歌』の斉唱を早慶の応援部の4年生がそれぞれ相手校の応援席に行って盛り上げるというのがあります。そして何より早稲田大学と慶応義塾大学の校旗がそれぞれ4本ずつあがるのが本当にすごいです。

小川 人がいっぱい来ます。

小谷 小並感(笑)。

――早慶戦に向けて特別な準備はされていますか

渡邊 早慶戦は、普段の式台よりもずっと幅が広くて、いっぺんに立てる人数が普段のリーグ戦よりも多いんです。応援を合わせるのが難しいんですけど、その合わせの練習は普段のリーグ戦よりも念入りに確認しています。

木村 武道家というラーメン屋さんと今年もコラボさせていただいて、お店の店内一面に早慶戦のチラシを貼ったり、コラボメニューを共同で作ったりしています。その食券を稲穂祭に持っていくと、応援部のオリジナルタオルを贈呈する予定です。早稲田の町と応援部でどんどん盛り上げていこうという意図があって、そういうことをさせていただきました。

柳澤 早慶戦前では、慶応側が早稲田に走ってくる早稲田マラソンというのと、ワセダが慶応側に走っていく三田マラソンというのがあります。あとは、東伏見まで走って行って野球部を激励するという東伏見マラソンがあります。

――思い出に残っている早慶戦はありますか

小川 さっき言っちゃったね。

 

渡邊 俺は言ってないな。月並みになってしまうかもしれないんですが、4年生の時の春の早慶戦ですね。4年生として立つ初めての早慶戦だったんですが、下級生時代とは違って、エール交換と『早慶讃歌』のセンター(リーダー)をするのも4年生なので、早稲田側と慶応側、両方の応援席が静まり返った中でセンターをできたというのが、下級生時代にはなかった特別な思い出ですね。

 

――今年の稲穂祭の見どころを教えてください

木村 今年は例年と違ってやっぱりリーダーの数が平成最多の人数で、その中でリーダーが中心となったステージなので、人数による拍手の迫力や気合が魅力です。あとは第一部で早慶の応援合戦があるんですが、その最後でまさに日本の、いや世界のトップ、頂上決戦と言えるような応援合戦があります。具体的に言うとネタばれになってしまうので言えないのですが、本当に見どころなので見てほしいです。そして最後に、今年は東京六大学応援連盟の他の大学も呼んで、第一応援歌の『応援歌メドレー』をやるので、そこに集結する格好良くて個性あふれるリーダー達にも注目していただきたいです。

 

――最後に早慶戦への意気込みをお願いします

渡邊 秋の早慶戦でリーダーがメインのステージが今年最後になるので、そういった意味でリーダーは一番気合が入っています。この気合の入ったリーダーの一挙一動を余すところなく見て頂いて、それだけ今期待を伝えられるほど自信があるので、楽しみにしていてください。

 

柳澤 自分たちができる最後の早慶戦で、自分たちがやってきた全てを出し切って、その気合などをまずはこのリーダー4年生全員で、全力で発揮してお客さんなど全ての人を巻き込んだ応援を作りたいと思います。

 

小谷 自分は個人的に、ワセダの応援部、ケイオーの応援指導部、お互い尊重した上でやはりワセダの応援部の方が上だと思っているのでそれを応援でも野球の結果でも示したいと思います。最後燃え尽きて灰になるまでやりたいです。

 

木村 自分は普段野球部と仲が良くて、いままで野球部が苦しいシーズンが続いてきて「今年の野球部はなんなんだ」という意見を持つ人もいた中で、自分は早稲田の野球部ならいずれ絶対にやってくれると信じてやってきました。この間の明治戦も快勝してくれて、そういう風に一枚岩になって戦ってきたという自負があるので、早慶戦は絶対に勝って、悔いのないように自分自身も最後までかっこよく、面白くいたいと思います。

 

小川 今回の早慶戦は優勝がかかっていて、お互いに負けられない、早稲田も慶応も本気で、全力でぶつかってくると思うので、我々応援部も、野球部以上に全力を出し切りたいと思います。応援よろしくお願いします。

 

――ありがとうございました!

(取材・編集 馬塲貴子、今山和々子)

5人そろうとさすがの迫力です!

◆渡邊友希(わたなべ・ともき)(※写真前右)

1996(平8)年1月11日生まれ。静岡・沼津東高出身。政治経済学部4年。役職は代表委員主将。意外にも取材に対して一番フランクな渡邊さん。しかし神宮球場では、常にしっかり主将の顔をして立っています。高校時代から取り組んできたワセダの応援、正真正銘の集大成を見せてください!

◆小谷太郎(こたに・たろう)(※写真前左)

1996(平8)年10月7日生まれ。神奈川・相模原高出身。社会科学部4年。役職は代表委員主務と広報責任者と記録編集責任者。指揮台にいないとき、ふと探してみると吹奏楽団の隣でトランペットを吹いていることがある小谷さん。実は小学校の頃にトランペットをやっていたそう。声で音で、神宮を盛り上げます!

◆柳澤遼輝(やなぎさわ・はるき)(※写真後左)

1995(平7)年12月10日生まれ。埼玉・春日部高出身。人間科学部4年。役職は副将と連盟常任委員とリーダー練習責任者。人前に出ることが得意ではないという柳澤さん。取材にはよく目を泳がせながらも丁寧に対応してくれます。生粋の応援男児、クールな見た目を裏切る全力の応援で応援席を沸かせます!

◆木村太一(きむら・たいち)(※写真後中央)

1995(平7)年6月14日生まれ。東京・国士館高出身。商学部4年。役職は旗手と学生誘導対策責任者と稲穂祭実行委員長。中高と柔道部だったという木村さん。運動神経は抜群で、指揮台上でバク転を披露する日もあります。たとえ劣勢の試合だったとしても、くるっとひっくり返してくれること間違いなしです!

◆小川駿也(おがわ・しゅんや)(※写真後右)

1996(8)年4月27日生まれ。東京・早稲田高出身。教育学部4年。役職は新人監督。新人に厳しく接する立場である小川さん。しかし、夏季合宿を終えた秋のリーグ戦中には、新人を誇らしげに見守る姿も。そんな優しい一面もある小川さん、早慶戦では得意な太鼓で応援席を盛り上げます!