応援から野球部を後押しせよ!

応援

 先週末、立大戦で2連敗を喫し、今季初めて勝ち点を落とした早大野球部。優勝を目指す早大にはもうこれ以上負けは許されない。共に戦う早大応援部による恒例の早法合同デモンストレーション(デモスト)が行われた。熱狂的なファンから4月に入学した新入生まで多くの観客が3号館前に集合。今週は両校のチアリーダーズが中心となったデモストで観客を魅了した。

 第一応援歌『紺碧の空』で幕を開けたデモスト。間を空けずに披露されたのはことしのチアリーダーズ演目『GUTS!』。この演目は野球部の試合前に神宮で行われる演目だ。野球バットをスイングするような振り付けやスタンツ(※1)などを見せ、観客の熱気を徐々に上げていく。続いて両校の応援団による応援合戦。早立デモンストレーション同様、『紺碧の空』の指揮をとったのは野澤大地(教4=神奈川・海老名)。迫力ある応援を見せた早大に対し、法大も負けじと観客から笑いを取り、『若き日の誇り』や『チャンス法政』などを披露した。

演目で場を盛り上げるチアリーダーズ

 フィナーレを飾ったのは応援歌メドレーだ。『SUNRISE』や『早稲田健児』、『コンバットマーチ』など、誰もが一度は聞いたことがあるだろうワセダの応援歌が会場に鳴り響いた。また、チアリーダーズも笑顔でトス(※2)やスタンツを見せ、観客のムードは最高潮に達した。最後は『早稲田大学校歌』を観客と一緒に歌い、デモンストレーションを締めた。

デモスト終了後にリーダーの合同写真を撮影

 野球部が3季連続リーグ戦優勝を果たすには、もう負けは許されない。「とにかく応援の力を信じたい」と鈴木崇正代表委員主将(教4=静岡・韮山)を筆頭に応援部は立大戦の敗戦から切り替え、気合十分だ。リーダーズ・チアリーダーズ・吹奏楽団で構成される応援部も野球部とともに全力で戦っている。そんな応援部の姿には迫力があり、見応えがある。学生諸君、今週末は神宮に赴き、応援部とともに野球部の応援をしてみてはどうだろうか。

※1 チアリーディング演技における組体操のようなものを示す

※2 スタンツにおいて、下の人がトップの人を高く飛ばすこと

(記事 中村朋子、写真 橋本望)

コメント

鈴木崇正代表委員主将(教4=静岡・韮山)

――きょうのデモンストレーションを振り返っていかがでしたか

立大に負けてから今週末が法大戦ということで、ちょっと気持ちを切り替えてというのが大きかったです。混戦しているとはいえやはり1つ勝ち点を落としたのは大きいです。部員も負けたという悔しさがあって今週末挑みますが、きょうはそのスタートみたいな感じのデモンストレーションなので、その辺は気持ちの切り替えということを頭に入れて、気合を入れて行いました。

――手応えはありましたか

法政大学も来ているということで、部員も結構気合が入っている様子だったので、今週末に向けていいデモンストレーションができたと思います。

――早法戦はどのように戦っていきたいですか

やはり東大戦、立大戦と苦しい戦いをしてきて。やはり打てていないというのが今の野球部の現状です。それでも応援部は少しでも野球部の力を信じてやるということしかできないので、やはりもう一押し、二押しでも野球部の力になれるようにとにかく応援の力を信じます。一戦必勝ということで、とにかく目の前の勝ちを信じて、優勝と言ってもまだ先の話なので、目の前の勝ちにこだわってやりたいという感じです。

――学生に向けて何かメッセージをお願いします。

やはり学生が応援席にたくさんいて、皆さんと一緒に声を出すことが大切だと思っているので、神宮に足を運んでいただいて、良い応援席をつくって野球部を後押しできるようにというのが願いですね。

樋口敦大応援団団長(法大)

――きょうのデモストを振り返っていかがでしたか

ワセダに乗り込んで、法政をアピールできたのではと思います。ワセダは学生が皆盛り上がっていていいと思いました。

――ワセダでのデモストは法政で行うのと比べてどうですか

場所も広いですし人数も多いですね。

――手応えはいかがでしたか

もちろん法政が勝てるのではないかと。

――今週末の早法戦に向けてひとことお願いします

優勝のためには今週末が大事な試合となるので2連勝します。そこに向けて練習あるのみです。