勝負強さを見せつけストレート勝ち

女子バレーボール

秋季関東大学リーグ戦 9月14日 早稲田大学上井草キャンパス

※掲載が遅くなり申し訳ありません

 秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ)で連勝スタートを切った早大は、平成国際大と対戦した。試合は各セットで点を取り合うかたちとなるが、最後は勝負強さを見せて3セットを連取。ストレート勝ちで秋季リーグ3連勝となった。

 第1セット序盤は相手の強打を止められず、追いかける展開となる。それでも、秋重若菜主将(スポ4=大阪・金蘭会)のスパイクやサービスエースで流れをつかみ、7ー5と逆転に成功。中盤以降はレフトからモサクまり(国教1=東京・クリスチャンアカデミーインジャパン)、ライトから川村彩乃(社1=岡山・就実)の強打で得点を重ね、リードを広げていく。終盤に相手の反撃を許すも、25ー21で第1セットを先取した。

 第2セットは終盤までもつれる展開に。序盤は川村、南里和(商4=東京・女子学院)のサービスエース、大松未羽(スポ2=沖縄・首里)がライトからスパイクを決めるなど、多彩な攻撃で得点する。中盤には秋重の強打やモサクのブロックなどで、5連続得点を奪った。しかし、平成国際大の両サイドを広く使った攻撃に苦戦し、21ー21で最終盤に突入。この場面で秋重がレフトからのスパイクを連続で叩き込み、平成国際大を圧倒する。最後は4連続得点で25ー21とセットを連取した。

 第3セットも点を取り合い、9ー9で中盤戦を迎えた。ここで相手の強打がブロックに当たり、大きく逸れたボールを秋重が飛び込みながらレシーブ。最後はライトから川村がスパイクを決めて、1点をもぎ取った。このプレーで流れをつかんだ早大は、これ以降リードを広げる。終盤には西崎梨乃(スポ2=大阪国際滝井)のブロックやスパイクで得点を重ねるなど、25ー16で試合を決めた。

 ストレート勝ちで3連勝を飾った早大。競り合う展開の中でも大きなミスはなく、逆に相手のミスで得点することができた。また、攻撃ではライトから川村がスパイクを決め、得点源としてフル回転の活躍。多彩な攻撃パターンで得点し、相手ディフェンスを惑わせたことは、この試合の勝因と言えるだろう。春季リーグから成長を遂げる早大の活躍に期待したい。

(記事 帖佐梨帆、写真 矢彦沢壮真)

早大3ー0平成国際大

第1セット 25ー21

第2セット 25ー21

アウトサイドヒッター 秋重若菜(スポ4=大阪・金蘭会)

アウトサイドヒッター モサクまり(国教1=東京・クリスチャンアカデミーインジャパン)

ミドルブロッカー 川村彩乃(社1=岡山・就実)

ミドルブロッカー 西崎梨乃(スポ2=大阪・大阪国際滝井)

オポジット 大松未羽(スポ2=沖縄・首里)

セッター 南里和(商4=東京・女子学院)

秋重若菜(スポ4=大阪・金蘭会)

――今日の試合を振り返って

今日は自分たちのリズムに乗り切れない試合だったので、明日はその課題を改善していきたい1試合になりました

――個人の調子はいかがでしたか

他の選手に比べたらやっぱりミスが自分の中で多くて、自分自身もこれから調子をどんどん上げていけるなと感じた試合だったので、上げていきたいと思います

――サーブをジャンプサーブとジャンプフローターを混ぜて打っていたのはどういう意図がありましたか

タイム明けだったので、まずミスをタイム明けに出さないっていうのをチームの方で決めているので、一本ミスをしそうだなと思ってジャンプフローターを入れました

――チームとしての調子はいかがでしたか

春に比べて練習試合を重ねてきたので、全体的にチーム自体はすごく調子が上がっているなと感じています。やっぱり4年生がぶれずにそこについてきてもらうというスタンスを崩さずに、どんどんまとまっていきたいです

――秋季リーグの目標を教えてください

優勝です!1部昇格!

――最後に次戦への意気込みをお願いします

明日はまた今日とは違う相手なので自分たちのやることを明確にして打ち切っていきたいです。勝ちます!

川村彩乃(社1=岡山・就実)

――今日の試合を振り返って

今日は全体的にブロックの対応が最後までしきれなかったのがちょっと悔しいです。結果として勝つことはできたのですが、色々課題の残る試合だったなって思います。

――個人としてスパイクの調子はいかがでしたか

相手のブロックを利用してしっかりブロックアウトも取れましたし、全部レフトだけじゃなくて、ライトで自分もしっかり呼んで相手を惑わすことができたので良かったと思います。

――相手チームの印象は

やっぱり2段トスもしっかり打ち切ってくるのでずっと最後まで気が抜けなかったですし、自分たちもサーブで崩されることもあって最初から最後まで集中することが大切でした。

――夏の練習の取り組み方は、チーム全体でどういう意識をもって取り組みましたか

今年の夏は練習試合がとても多くて、遠征に行ったり合宿もあったり、実践的な練習がすごく多かったです。やっぱりそれが今の秋季リーグにもつながっていると思います。春の時よりもコートの中での声とか、常に絶えず出すというのは意識しながら練習していました。

――次戦への意気込み

明日の立教はいろんなコースに空いているところに打ってくるので、しっかりブロックで対応して、後ろのレシーバーが楽に上げられるようにするのと、今日と同じようにスパイクを決め切ってどんどん攻めていきたいです。