【連載】フィギュア部門新体制特集 新入生インタビュー 第7回 川元ほのみ

特集中面

 新入生インタビュー第7回は、川元ほのみ(法1=神奈川・鎌倉女学院高等学校)。中学で一度競技を辞めたものの、大学入学を機に再開したという川元に、競技歴やスケートへの想いだけでなく、大学での生活や今後についても話を聞かせてもらった。

※この取材は5月21日に行われたものです。

笑顔の川元

競技について

――スケートを始めた時期ときっかけを教えてください

 一番最初は小学2年生の冬です。それまでもテレビを見てジャンプの真似とをかしていたらしいのですが、小学2年生の冬に全日本選手権を観て、私も滑りたいなと思いました。それで、遊びに行きたいと親に言ったら習わせてくれました。その後は中学受験やリンクの工事でいけない時期もありましたが、中学2年生までやっていました。

――スケートをいったん辞められたのですね。再開しようと思ったきっかけなどはあったのでしょうか

 個人レッスンをしておらず選手じゃなかったので、これ以上進級できなくなったのでやめてしまいました。周りのすごい人たちに圧倒されて伸び伸び練習できなくなってしまったという理由もあったのですが、ずっとどこかで(またスケートをしたいなという)気持ちがあり、大学1年生で再開しました。またすごく上手い人たちがたくさんいるのかなという不安もありますが、当時はなかった級とか大会とかアイスショーとかの目標があって、頑張れる環境があるのが良いなと思っています。

――大学も始まりましたが、どれくらい練習していますか

 一昨日始めてやりました。5月中は忙しいのですが、早稲田でコーチをしている八木沼純子先生(平7教卒)に教えてもらえることになったので、6月からは週1回は練習したいと思っています。

――ブランクがありますが、どれくらい戻せていますか

 (実際練習してみると)基礎的なところを忘れてしまっていたのですが、思ったよりはできたかなあ、という感じです(笑)。

――競技の魅力は何だと思いますか

 私は何で好きかというと、ただ単純に滑っているときの爽快感が好きなんです。観ている方も、「わあっ」となるというか、ジャンプも高くて回転も速くて、軽やかで観ている方も爽快感があるなと思います。

――ご自身の強みは何ですか

 何年振りって感じなんですけど(笑)。スピンは割と得意かなあ(笑)。

――どんな選手になりたいか、選手としての理想像はありますか

 選手って呼ばれるのも新鮮なんですけど(笑)。何事も軽やかにやってみたいです。

――早稲田大学のスケート部に入部した理由、経緯を教えてください

 (早稲田に入ったのは)スケートと関係なくて、留学制度も整っているし、オープンキャンパスに来て、直感で良いなと思ったからです。本当はサークルがあったら行きたかったんですけど、部活しかなくて。最初は新入生の募集があるのかも分からなかったので、他大学のスケート部に(入部できるか)聞いてみたら、早稲田のスケート部に入るよう紹介してくれて、入りました。

――(OBOG含め)早稲田に憧れの選手はいますか

 羽生結弦選手(令2人卒)です。人間離れしすぎていて。スケートに全て捧げているその想いがすごいと思います!

――早稲田の先輩や同期と交流しましたか

 まだあまり。入部のときに面談してくださった先輩くらいしか会ったことないです。必修がかぶっているので、今年1回も部練に行けなさそうで…。イベントとかでお会いしたいです。

 

私生活、大学生活について

――趣味は何ですか

 ドラマを見たり、音楽を聴いて口ずさむことです。洋楽を聞いて、英語の歌詞を舌が回るかチャレンジみたいなのをしてます(笑)。

――大学生活には慣れましたか

 まあまあ(笑)。

――高校生活と比べていかがですか

 決められたものがなく自分でスケジュールを組んで、それをどのくらいこなせるか完全に自分次第なので、ストレスも大きいです。

――法学部ですが、何を勉強していますか

 法学部なんですけど、第二外国語の中国語が大変で、時間が取られてしまっています…。

――面白かった授業はありますか

 言語学が面白いです。記憶とか言語ごとの用語の違いを学んでいて、外国語に興味があるのですが、外国語を学ぶ上で役に立つ感じもします。

――スケート以外で、大学4年間でやってみたいことはありますか

 やりたいことが多すぎて…サークルもたくさん入っちゃいました。スキーとかアイセックとか。でも、スケートも、これをやりました、と言えるくらいちゃんと習得したいです。あと、留学もしてみたいです。勉強も習得したいです。

――学業やスケート、他サークルの両立はいかがですか

 今の感じだとあっぷあっぷになってしまいそうなので、ちゃんと調節してできる範囲でやっていきたいです。

 

今後について

――今シーズンの目標を教えてください

 初級か1級は取りたいかな、と言う感じです。感覚を取り戻して、新しいこともできるようになりたいです。

――今シーズンのプログラムは何ですか

 これから決めます。

――大学4年間の目標、ビジョン

 以前やっていたときにできなくて後悔した部分をスッキリさせたいです。WASEDA ON ICEとかに出て、自分が納得できるくらい頑張って、お金とかもかかったけどそれでもやってよかった、と思えるくらいやりたいです。実際自分がどれくらいできるかわからないですが、2級とか取れたら良いなと思います。スケート以外だと、自分が大学で経験したことを色々な人に伝えたいです。そのためには勉強も外国語もしっかりやりたいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 荘司紗奈)

◆川元ほのみ(かわもと・ほのみ)

神奈川・鎌倉女学院高等学校出身。法学部1年。無級。