藤田が準V、伊藤が3位! 充実の4日間が幕を閉じる

レスリング

 東京体育館で開かれている明治杯全日本選抜選手権は最終日4日目を迎えた。この日スタートの階級である男子FS61キロ級には、藤田颯(スポ4=埼玉・花咲徳栄)と山口太一(スポ3=東京・自由ヶ丘学園)が出場。また、3日目に準々決勝で敗れた女子50キロ級の伊藤海(社3=京都・網野)が、3位決定戦に臨んだ。結果は、藤田が2位、伊藤が3位、山口が1回戦敗退であった。

 山口は、初戦で野坂晃誠(専大)と対戦したが、序盤から相手に優位に試合を進められ、0-10のテクニカルフォールでの敗戦。また、敗者復活に回ることもできず、1回戦敗退となった。

1回戦を戦う山口

 準々決勝からの登場となった第2シードの藤田。井出光星(自衛隊体育学校)をテクニカルフォールで下すと、準決勝では佐々木風雅(日大)と対戦。開始早々に場外ポイントで1点を失うと、その直後にも場外ポイントで1点を失う。しかし、その後は着実に得点を取り14-4でテクニカルフォール勝ちし、決勝進出を決めた。決勝の相手は、初出場ながら決勝へと駒を進めた坂本輪(自由ヶ丘学園高)。試合が始まると、相手と絡んだ際に左肩を痛めるアクシデントが起こる。その後相手に2点を先取され、第1ピリオドを0―2で折り返す。逆転したい第2ピリオド。相手を場外に出して1点を返すも、終盤に相手に追加点を許し、トータルスコア2-6で惜しくも敗れた。

決勝で最後まで攻め続ける藤田

 伊藤は、3位決定戦で笠井梨瑚(専大)と対戦。第1ピリオドを4―0で折り返すと、第2ピリオド中盤に猛攻を見せ、10―0でテクニカルフォール勝ち。昨年の全日本選手権に続き、銅メダルを獲得した。

3位決定戦を戦う伊藤

 4日間にわたって行われた明治杯全日本選抜選手権が幕を閉じた。4日目は藤田が2位、伊藤が3位で表彰台に上り、早大としては今大会を通じて9個のメダルを獲得するという実りの多い大会となった。これから控える全日本学生選手権や全日本選手権などでも、さらなる活躍が期待できそうだ。

(記事、写真 齋藤汰朗)

結果

男子フリースタイル

▽61キロ級
藤田 2位
山口 1回戦敗退

女子

▽50キロ級
伊藤 3位

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