須﨑が田中総長に世界選手権連覇を報告

レスリング

 先月ハンガリー・ブタペストで行われた世界選手権で優勝し、二連覇を達成した須﨑優衣(スポ1=東京・安部学院)がこの日、早稲田キャンパス3号館前で開催された早稲田スポーツ秋のスペシャルステージに出席した。応援部の『紺碧の空』が鳴り響く中始まったこのステージで、先日第17代総長に就任した田中愛治総長へ向け、世界選手権での二連覇を報告。「東京五輪では必ず金メダルを獲得したい。結果で恩返しができるように」と改めて、力強く誓った。その後、体育各部が直近の試合への意気込みや結果の報告を行い、田中総長より体育各部へ向けた激励の挨拶と記念品贈呈が行われた。

 須崎選手 世界選手権優勝報告

 本日はこのような素敵な会を開いてくださり、誠にありがとうございます。先月行われた世界選手権で優勝し、二連覇を達成することができました。二連覇をするという目標を達成できたことも、早稲田大学のみなさまを始め、たくさんの方がご支援とご協力をしてくださったおかげです。本当にありがとうございました!来月、天皇杯全日本選手権(天皇杯)が行われ、その大会から、いよいよ東京五輪の予選が始まります。しっかり代表権を勝ち取り、早大生としての誇りを持ち、東京五輪では必ず金メダルを獲得したいと思います。たくさんのご支援、ご協力をしてくださるみなさまに結果で恩返しができるよう、これからもさらに精進していきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします!本日はありがとうございました!


その後体育各部により、直近の試合へ向けた意気込みや結果の報告が行われた


 田中総長 ご挨拶

 みなさま、こんにちは。本日は寒い中お集まりいただきありがとうございました。11月5日に第17代総長に就任いたしました田中愛治でございます。実は私は大学4年間空手部に所属しておりました。今までの16代の総長と比べて違うのは、体育各部を修了した初の総長であるということです。本日は須﨑優衣選手が世界選手権二連覇を達成したということでありまして、高校3年生の時に優勝していて、大学1年でも優勝したということであります。もちろん当然のことながら2020年の東京五輪を目指していらっしゃると聞いております。我々も須崎選手の活躍を見守りながら応援したいと思っています。現在早大ではWAP(早稲田アスリートプログラム)というものを展開しております。これは体育各部の選手たちが学業とスポーツの両立することを目標としています。そのようなかたちで早大は学生スポーツ界をリードしていく選手を育てていきたいと思っています。先ほどもご挨拶がありましたが、あす以降多くの部が早慶戦、あるいは全日本の大会があります。44の部全てが早慶戦に勝てるよう、頑張ってください。

田中総長(左)から記念品を贈呈され、笑顔を見せる須﨑


体育各部による記念撮影

(記事、写真 林大貴)

コメント

須﨑優衣(スポ1=東京・安部学院)※囲み取材より抜粋

――きょうの報告会を振り返っていかがですか

みなさんにこういった素晴らしい会を開いていただいて、お祝いしてもらって本当に世界選手権で優勝してよかったなという思いと、たくさんの方に応援してもらっているんだなっていう実感が湧いて、さらに東京五輪へ出たいという気持ちが高まりました。

――天皇杯から東京五輪の予選が始まりますが、意気込みの方は

次の天皇杯から夢見てきた東京五輪の予選がが始まりますので、しっかり勝って、予選を勝ち抜いて、東京五輪に出たいです。そして金メダルを獲得したいです。

――先日まで強化合宿が行われていましたがどのような取り組みをしてきましたか

合宿ではライバル選手とスパーリングをしたりして、試合にどう勝つかを学ぶことができたので、しっかり準備していきたいと思います。

――強化合宿ではどんな選手とどんなスパーリングをしてきましたか

合宿中には天皇杯で当たるような自分と同じ階級の選手とたくさんスパーリングしましたし、すこし上の階級の選手ともスパーリングさせていただいたので、すごくいい練習ができました。

――強化合宿で身につけたものは

世界選手権からずっとコーチ陣から言われてきている、自分が課題としてきている『攻め続けるレスリング』が確立できてきているなという実感はありました。

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