1957年から始まった早慶ウエイトリフティング定期戦。早大と慶大が雌雄を決する年1回の一戦である。午前に55キロ級・61キロ級・67キロ級・73キロ級、午後に81キロ級・89キロ級・96キロ級・+96キロ級が行われるこの試合。それぞれの階級で順位が付き、順位に応じて得点が両校に入る戦いとなっている。結果は155対76で勝利し、見事56連覇を達成した。
55キロ級に出場した奥村紀香(スポ2=埼玉栄)と原沙織(スポ1=群馬・前橋育英)は男子選手を相手に重量を競いあったが、ワンツーフィニッシュを決め勝利に貢献した。61キロ級に吉田旭主将(社4=岐阜・中津)が出場。スナッチ87キロ、C&J105キロの1位で有終の美を飾った。73キロ級に出場した木村勇喜(スポ3=兵庫・明石南)は、C&J3本目150キロを成功させ会場を沸かせた。
会場を沸かせた木村
午後の部には、田中裕也(スポ4=宮崎・小林秀峰)や知念勇樹(スポ3=大阪・関大第一)、柏木良太(スポ1=京都・鳥羽)など上級生から下級生まで幅広く出場した。89キロ級には、普段トレーナーとしてチームを支えている若宮知輝(スポ3=愛知・豊橋東)が出場。スナッチ67キロ、C&J100キロを記録し、力強い試技を見せた。81キロ級に出場した知念は、全選手最後の試技でC&J170キロに挑戦。会場が固唾を呑む中、見事成功させ最後を飾った。
試技を決める知念
各々が勝利に貢献し、見事勝利のバトンを来年度へと繋げた。インカレが終わって1カ月、新体制をスタートさせている早大ウエイトリフティング部。この勝利を自信に、目標に向かって歩み続けてくれるだろう。
(記事 西杉山亮、写真 篠田雄大)
結果
▽55kg級
奥村紀香 スナッチ70kg C&J86kg トータル156kg 2位
原沙織 スナッチ74kg C&J95kg トータル169kg 1位
▽61kg級
吉田旭 スナッチ87kg C&J105kg トータル192kg 1位
家吉理空 スナッチ81kg C&J103kg トータル184kg 2位
▽67kg級
上野大瑚 スナッチ92kg C&J122kg トータル214kg 2位
宮下一心 スナッチ102kg C&J129kg トータル231kg 1位
▽73kg級
木村勇喜 スナッチ120kg C&J150kg トータル270kg 1位
橋本拓実 スナッチ98kg C&J121kg トータル219kg 2位
▽81kg級
知念勇樹 スナッチ120kg C&J170kg トータル290kg 1位
佐藤康太郎 スナッチ121kg C&J150kg トータル271kg 2位
▽89kg級
田中裕也 スナッチ115kg C&J145kg トータル260kg 1位
若宮知輝 スナッチ67kg C&J100kg トータル167kg 4位
▽96kg級
森田恭平 スナッチ112kg C&J135kg トータル247kg 1位
佐熊汐梨 スナッチ74kg C&J98kg トータル172kg 4位
▽+96kg級
柏木良太 スナッチ125kg C&J155kg トータル280kg 1位
西堅也 スナッチ115kg C&J145kg トータル260kg 2位
▽女子
45kg級
新川百音 スナッチ61kg C&J75kg トータル136kg 2位
鈴木莉乃 スナッチ62kg C&J80kg トータル142kg 1位
49kg級
鈴木梨羅 スナッチ72kg C&J95kg トータル167kg 1位
55kg級
原沙織 スナッチ72kg C&J100kg トータル172kg 1位
71kg級
戸田妃乃子 スナッチ88kg C&J111kg トータル199kg 3位
76kg級
西村深聡 スナッチ81kg C&J109kg トータル190kg 3位
87kg級
吉武温子 スナッチ86kg C&J101kg トータル187kg 2位
87kg級
佐熊汐梨 スナッチ75kg C&J103kg トータル178kg 2位