新人特集第四弾で紹介するのは、渡邉昴二朗(創理1=東京・早大学院)と木俣草平(法1=東京・小山台)だ。山への情熱ひそかに燃やし続けるワンダーフォーゲル経験者の渡邉と、”化け物”級の体力を持ち朝練のランニングなどで周囲を驚かせているという木俣。謙虚さと誰もが羨む実力を兼ね添えた2人が照らす早大ワンゲルの未来は明るい。
※この取材は7月5日に行われたものです。
「先輩は人間力が段違い」
渡邉昴二朗(創理1=東京・早大学院)
木俣草平(法1=東京・小山台)
――簡単に自己紹介をお願いします
木俣 早稲田ワンゲル所属の1年で法学部の木俣草平です。よろしくお願いします。
髙田 早稲田ワンゲル所属の創造理工学部、渡邉昂二郎です。よろしくお願いします。
――お互い知り合って間もないと思いますが、他己紹介をお願いします。
木俣 渡邉は高校もワンゲルをやっていて、山が大好きな人です。
渡邉 木俣は結構寡黙で、運動がすごく出来ます。朝練とかでも毎回めっちゃ速くて、体力がすごいです。/p>
――ホームページの部員紹介に木俣さんは体力が化け物だというように書いてあったのですが、その体力はどこからきているのですか
木俣 中高はサッカー部で、なんか新しいことがしたくてワンゲルに入ったという感じです。
――渡邉さんがワンゲルを始めたきっかけは何ですか
渡邉 そんなに大層なものは無いのですが、自然の何かをやりたいなという感じで、高校に行ったらあったので入りました。
――特に自然が好きだったというわけではないんですか
渡邉 そうですね。祖父が山を登っていてその影響です。
――山岳部とは迷わなかったのですか
渡邉 高校に山岳部がなくてワンゲル部だけあって、それでワンゲルですね。
――どんな活動をしていたのですか
渡邉 コロナ禍の影響で結構少なくて日帰りの登山だけだったので、そこまで体力があるというわけではないです。
――紹介のホームページには狩人と書いてあったのですが
渡邉 それはちょっと別の話で、狩り部というサークルに入っているので…
――どんなことをしているんですか
渡邉 正直そんなに行けていないのですが、何かあったので入りました。狩り部っていう名前で気になって、入るか~って。深い意味はないです。
――ではお二人の趣味や特技を教えてください
木俣 趣味はサッカー観戦ですね。特技はゲームとかです。
渡邉 趣味はゲームとかマンガとかで、特技って言えるほどのものはないですね。
――お二人は普段から交流はありますか
木俣 この前、合宿が一緒で、結構知れたかなという感じですね。
――第一印象との違いはありましたか。
渡邉 ないですね。
木俣 変わらないです。
――第一印象はどんな感じでしたか
木俣 長髪だったので、ちょっと変わった人なのかなと思いましたけど、山好きな人とはこれまであまり関わってこなかったので、今まで関わってこなかったような人だな、みたいな。新人を鍛える合宿で、僕とかもゼエゼエ言っている中で、(渡邉は)「登山楽しいなー」みたいな(笑)
渡邉 楽しくはありましたけど、ゼエゼエは言っていました。
木俣 僕は「登山面白い…?」みたいな感じでしたけど、渡邉はずっとポジティブな感じでした。
――錬成合宿はどんなことをしたのですか
渡邉 先輩がすごく早いペースで登って、それについていくっていう合宿です。/p>
――渡邉さんが一番ついていけた感じですか
木俣 そうですね。
渡邉 そうらしいです。
――専門の活動は何に決めましたか
木俣 僕は自転車です。
渡邉 僕は沢登りです。
――今年は自転車がとても多いと聞きましたが
渡邉 そうですね。
木俣 話し合いを重ねて、つかみ取りました。
――早稲田のワンゲルの雰囲気はいかがですか
木俣 メリハリがとてもあって、それは伝統なのかなって。やっぱサークルとかとは全然違った、やるとこはしっかりやろうみたいな雰囲気はあります。
渡邉 同じ感じで、きつい時はすごくきついんですけど、しっかり楽しむときは楽しんで、メリハリがすごくしっかりしていて、雰囲気がとてもいいですね。
――OBの方と現役部員での新人紹介の場面で一発芸をやらされたと聞いたのですが、それはどうでしたか
木俣 まあ、やらざるを得ず。
渡邉 その時はまだ入部してなかったので…
木俣 まあでも今後もあるかもしれないし。
――合宿のどこかでやると聞きました
渡邉 嫌だ(笑)
――木俣さんは何をしましたか
木俣 なんか、YouTubeで拾いました。
――そうなんですね(笑)では次、入部してみて印象深い先輩はいましたか
木俣 1人だけめっちゃムキムキな先輩がいます。
――みなさんそれ言います(笑)
木俣 皆さん筋肉はありますけど、その人はちょっとレベチです。遠くから見てもすぐ分かるような。
――渡邉さんも同じですか
渡邉 同じ人もですけど、同じ学科の先輩がいて、その先輩もアニメとか好きなので、シンパシーを感じています。
――ワンゲルに入って良かったなと思う瞬間はありますか
木俣 先輩は人間力が段違いで、今までフニャフニャにやってきたことをしっかり指摘してくれて、部活だとこういう能力が付くのかなと。毎日些細なことでも時間のことだったりで感じますね。あとは自転車が楽しいです。
渡邉 山に登って山頂に行ったときに…普段登ってるとそんなにきつくはしないじゃないですか、そのきつくした後に登って、達成感が高校時代に登ったときとは段違いで、その瞬間が感動しました。
――新人から1年生に上がるときに天気図を描くテストがあると聞いたのですが、天気図の経験は
渡邉 ないですね。
――お二人とも大学に入って初めて。
木俣 そうですね。
――手応えはいかがですか
渡邉 まだやっていないので…
木俣 でも、天気について結構スクーリングをしてくださるのですが、難しいです。
――自分のアピールポイントや、絶対に誰にも負けないところはありますか
木俣 努力家なところですかね。試験(対策)とかは、コツコツやるタイプではあります。一夜漬けというよりかは。
――それはワンゲルにも
木俣 はい、活かしていけたらなという感じです。
――サッカー部時代はいかがでしたか
木俣 サッカーは中学から始めたので、結構スタートラインは後ろだったのですが、コツコツと、そういうところで培えたのかなと思います。
――渡邉さんはいかがですか
渡邉 正直あまり思い当たらないのですが、ワンゲルに関係ないですが、マンガの話ですかね。
――知識量が
渡邉 そこまであるわけじゃないですけど。
――木俣さんから見て、渡邉さんの強みはなんだと思いますか
木俣 熱意、熱量ですね。
――ありがとうございます。最後に、今年の目標を教えてください
木俣 夏合宿で四国に行くのですが、それをやり切って楽しみたいです。
渡邉 まだそんなに経験が無いので具体的なことは言えないんですけど、しっかり先輩方に付いていって楽しめたらいいなと思います。
――ありがとうございました!
(取材・槌田花 編集・吉岡直哉、写真・ワンダーフォーゲル部提供)