【女子バレーボール】 勢いに乗りたい初勝利後の一戦!山梨学院大に一歩及ばず敗戦を喫した

女子バレーボール

秋季関東大学リーグ戦 10月12日 国学院大たまプラーザキャンパス

 スタメン変更がありながらもチーム力で初勝利を掴み取った前日の國學院大戦に続いて、今日は山梨学院大との一戦が行われた。リードする展開も多くあったが、レシーブミスなどの自滅点から逆転された後は追いつくことができず、ストレート負けを喫した。

 

 第1セットは立ち上がりから相手に連続失点を許し、3ー7と離される展開となった。サーブレシーブのミスをつなげず、チームの雰囲気も暗くなる悪循環に陥ってしまった。そんな中西崎梨乃(スポ3=大阪・国際滝井)が強烈なスパイクを決めその流れを断ち切ると、川村彩乃(社2=岡山・就実)もそれに続いた。2人の活躍により、アタッカーが減った今週からのフォーメーションの中でも少しずつ追いついていった。終盤、ロングラリーを加藤栞里(文構1=千葉・小金)がセンターからの長打で仕留めると、流れは一気に早大へ傾く。このままの勢いでセットを取り切りたいところだったが、24ー22の場面で相手の強烈なライト攻撃、コースを狙ったサーブを連続で決められ同点に追いつかれてしまう。反撃することはできず、24ー26で惜しくもこのセットを落としてしまった。

スパイクを打つ西崎

 切り替えたい第2セットは、第1セットの流れをしっかりと断ち切り序盤から早大が主導権を握る展開に。このセットでも西崎、川村を中心に両サイドからの力強い攻撃で相手のブロックを次々と打ち破っていった。長いラリーも多くあったが、山﨑葵主将(社4=岡山・就実)、大松未羽(スポ3=沖縄・首里)を中心に何度もつなぐ粘りのバレーを見せた。18ー14で早大が4点リードしている場面で、1セット目同様相手にサービスエースを決められると、徐々に流れが変わり始める。タイムアウトを取り立て直しを図るも、相手のレフトからのスパイクに対応できず逆転され、一気に19ー22まで追い詰められてしまった。最後まで諦めずアタッカー陣が腕を振ったが、21ー25でこのセットも山梨学院大のものとなった。

スパイクを打つ川村

 後がない第3セットは、序盤から激しい点の取り合いとなり、7ー6と好スタートを切った。相手の緩急をつけた攻撃にも何とか食らいつき、逆転されながらも2点差を追いかけ勝機を待つ。このセットで打数が特に多かった川村が連続でスパイクを決めるとチームはさらに盛り上がった。しかし、つなぎのミスなどの自滅点でじわじわと点差は広がっていき、なかなか挽回することができない。林穂乃花(スポ4=東京・国分寺)をピンチサーバーで投入して相手の守備を崩したが、逆転までは届かなかった。17ー25で第3セットも落とし、早大はストレート負けとなった。

得点に喜ぶ選手たち

 前日の勝利に続きたいところだったが、守備でのミスが目立ちストレート負けを喫した早大。明るい雰囲気が特徴的なチームだが、この試合ではそれも陰を落とし、敗戦後は悔しさに涙をにじませる選手もいた。2ヶ月続いた秋リーグも来週で最終週を迎える。2連勝で秋リーグを締め括ることを期待したい。

(記事、写真 佐藤玲)

セットカウント
早大 21-25
25-22
25-17
25-17
山梨学院大
スタメン

レフト 西崎梨乃(スポ3=大阪・国際滝井)

レフト 川村彩乃(社2=岡山・就実)

センター 大松未羽(スポ3=沖縄・首里)

センター 加藤栞里(文構1=千葉・小金)

ライト 山崎葵(社4=岡山・就実)

セッター 井上美和(スポ2=神奈川・厚木)

リベロ 阿曽麻琴(スポ1=東京・城東)

途中出場

林穂乃花(スポ4=東京・国分寺)

佐藤純奈(文2=東京・早稲田実業)