1部リーグ所属の筑波大相手に健闘するもストレート負け

女子バレーボール

6月20日岩手県花巻市総合体育館

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6月20日、東日本バレーボール大学選手権(東日本インカレ)決勝トーナメント初戦で東海大学札幌校舎を下した早大は、同日筑波大学との2戦目に臨んだ。春季関東大学リーグ戦女子1部リーグの優勝校に対して序盤から果敢に攻撃をしかけ、第1セットは奪われたものの好ゲームとなる。第2セットも最後まで粘りのプレーを見せるが、2点差を詰められずこのセットも落とし、ストレート負けを喫した。

第1セットは序盤から強豪相手に秋重若菜主将(スポ4=大阪・金蘭会)が連続で2得点を決める好スタートとなった。相手の速攻に苦戦する場面が多かったものの、両サイドからの攻撃はレシーブで粘り得点のチャンスを作っていく。西崎梨乃(スポ2=大阪・大阪国際滝井)のブロックも決まるとチームはさらに勢いが増し、リードされながらも大きな点差をつけずに食らいついていった。後半、アタッカー陣のスパイクがブロックに捕まる場面が増え徐々に失速し、セットカウント20ー25でこのセットを落とした。

第2セットも変わらず早大の守備力が光るセットとなった。速攻にもブロックとレシーブで攻略し始め、落ち着いて攻撃につなげていく。モサクまり(国教1=東京・クリスチャンアカデミーインジャパン)、川村彩乃(社1=岡山・就実)ら1年生アタッカーの活躍もあり、中盤は12ー9でリードする展開となった。しかし、徐々に相手のコースを狙ったサイド攻撃が決まる場面が増え、17ー18と逆転される。最後までチーム全員で粘りのプレーを見せるが、筑波大に一歩及ばず、23ー25で第2セットも落とした。

筑波大相手に粘り強い守備と多彩な攻撃で最後まで食らいついたが、相手の速攻を中心としたプレースタイルを攻略しきれず惜しくも敗れた早大。しかし、関東女子1部で戦う強豪に終始大きな点差をつけることなく、各選手の持ち味が十分に発揮された好ゲームとなった。今大会の反省を踏まえ、秋季関東大学リーグ戦(秋リーグ)では目標である1部リーグ昇格を達成することを期待したい。

(記事 佐藤玲)

モサクまり(国教1=東京・クリスチャンアカデミーインジャパン)

――筑波大とは今季初の対戦となりましたが、どんな対策をして試合に臨まれましたか

今までとは少し違うメンバーで試合に臨んだため、自分達の役割をいつも以上に確認し合うことを意識していました。

――東海大札幌との試合に続いてのゲームでしたが、疲れなど影響はありましたか

個人的には疲れなどの影響はなく、2試合目も良い状態で臨めたと思います。

――惜しくも敗れたものの、2セットとも僅差での敗戦でした。チームとしての良かった点と反省点を教えてください

チームとしての良かった点は、誰がコートに立ってもコミニュケーションをしっかり取れていたことです。反省点は、自分たちのミスで流れをもっていかれる場面があったことです。

――攻撃だけでなく、レシーブでも活躍されていた場面が多く見られましたが、ご自身のプレーを振り返って良かった点と反省点をお願いします

良かった点は、ミスを引きずらずに思いきりプレーすることが出来たことです。反省点は、攻撃がワンパターンだったことと、サーブレシーブが不安定だったことです。

――最後に次の試合や秋リーグへの意気込みをお願いします

悔いのないよう頑張りたいと思います。