秋季関東大学リーグ戦 10月12日 神奈川大学横浜キャンパス
※掲載が遅くなり申し訳ありません
9月から毎週行われた秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ)も最終週を迎えた。9試合を戦い現在2部リーグ3位と好成績を残している早大は12日、同リーグ4位の山梨学院大と対戦。序盤から強い攻撃で流れに乗ると、終始ペースを崩すことなく第1セットを勝ち取った。第2、第3セットはレシーブで乱される場面もあったが、落ち着いてボールをつないで流れを取り戻し連取。リーグ優勝も見える貴重な1勝となった。
第1セットは序盤から秋重若菜主将(スポ4=大阪・金蘭会)、モサクまり(国教1=東京・クリスチャンアカデミーインジャパン)のスパイクが光るセットとなった。レフトからの力強い攻撃は次々と相手コートの中心に決まっていく。山梨学院大のクイック攻撃にも夏季期間に向上したチームでのレシーブ力で素早く対応した。終盤も着実に得点を重ね、25ー16でこのセットを勝ち取った。
強烈なアタックを打つ秋重
第2セットは拮抗した展開となった。序盤は川村彩乃(社1=岡山・就実)のライトからのスパイクや、西崎梨乃(スポ2=大阪・国際滝井)のクイック攻撃で連続得点を決める。しかし、早大の守備体制に対応した山梨学院大にコートの隙を狙われ始め、第1セットに比べ耐える展開が続いた。後半まで激しい点の取り合いになったものの、秋重の力強いスパイクサーブで流れを取り戻すと、25ー23で第2セットも早大のものとなった。
第3セットは守備、攻撃ともにチーム力が発揮され、スタートからゲームの流れは早大にあった。安定したサーブレシーブから、南里和(商4=東京・女子学院)がコートの幅を広く使った多彩なトスワークで相手を翻弄する。コート中央に打たれる軟打や両サイドからのスパイクに中盤やや乱されるが、山﨑葵(社3=岡山・就実)を中心に粘って拾い勝機を待った。連続得点を決められた場面もあったが、秋重の重い強打とフェイントで流れを取り戻すと、その後は追撃を許さない。最後は相手のサーブミスで得点し、25ー20でこのセットも勝ち取った。
(記事 佐藤玲、写真 権藤彩乃)
セットカウント | ||||
早大 | 3 | 25-16 27-23 25-20 |
0 | 山梨学院大 |
スタメン | ||||
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レフト 秋重若菜(スポ4=大阪・金蘭会) レフト モサクまり(国教1=東京・クリスチャンアカデミーインジャパン) センター 西崎梨乃(スポ2=大阪国際滝井) センター 川村彩乃(社1=岡山・就実) ライト 大松未羽(スポ2=沖縄・首里) セッター 南里和(商4=東京・女子学院) リベロ 山崎葵(社3=岡山・就実) |
コメント
南里和(商4=東京・女子学院)
ーー試合全体を振り返ってみていかがですか
結果的にストレートで勝つことができて、結果としてはすごく良かったと思うんですけれど、内容的にはまだまだ詰められる部分がたくさん見えた試合だったかなと思います。
ーー接戦になる場面もありましたが、勝ち切れた要因は
今日はアタッカーがみんなすごく調子が良くて、思いっきり打ち切ってくれたので、 そこが相手を上回ったのかなと思います。
ーーご自身のプレーについてはいかがですか
私はもうとにかく丁寧に、アタッカーが打ちやすいトスを上げるっていうのをこのリーグを通して意識しているんですけど、 どうしても競った場面になるとまだトスがぶれてしまうっていうのが今日も何度かあったので、そこはまだまだ課題だなという風に思っています。
ーー最後に次戦への意気込みをお願いします
明日はリーグ最終戦になるので、とにかくこのリーグ通してやってきたことを全部出し切って、ストレートで勝ちたいと思います。