東日本大学選手権大会 6月26日 富山県西部体育センター
東日本大学選手権大会第2日、ダブルヘッダーの初戦は東海大札幌との対戦。1セット目は相手がサイドからのスパイクを積極的に用いる中で早大は鮮やかなプレーで対抗する。2セット目はMB菅原啓(教2=山形南)とローゼンマーク有廉ジュニア(スポ1=茨城・土浦日大)のサーブが走り、連続得点を重ねる。3セット目もものにし、セットカウント3-0(25-18、25-9、25-21)でこの日2戦目となる準々決勝に駒を進めた。一方で、取るべきボール、決めるべきボールを落とすシーンも見受けられ、より高い精度を求めるきっかけとなる試合でもあった。
第1セットは序盤からOH佐藤遥斗(スポ2=東京・駿台学園)が軟打と強打を使い分け、相手を翻弄(ほんろう)する。途中、相手のリズムに乱される場面がありながらもOP徳留巧大(スポ1=長野・松本国際)のブロック、MB麻野堅斗(スポ2=京都・東山)のCクイックなど、鮮やかなプレーで得点を重ねる。相手スパイカーにしっかりと3枚ブロックをつけ、プレッシャーを与えることでミスをおびき出すと、その後も徳留を中心に得点。最後は相手スパイクをリベロ布台聖(スポ2=東京・駿台学園)が確実に拾い上げ、それをOH小野駿太(スポ1=静岡・聖隷クリストファー)がレフトから決め切り、セットを先取した。
攻撃の起点を作る布台
第2セットは早大サーブがさく裂した。菅原がサービスエースを決めると、その勢いは止まらず、サーブで崩したところに佐藤が次々とスパイク、ダイレクト、ブロックを決め、菅原のサーブのターンで7連続得点。序盤から8-1と大きく引き離す。畑虎太郎(スポ3=福井工大福井)がサーブレシーブしたボールを自ら決め、一層早大ムードに。ここで途中出場のローゼンが連続でサービスエースを奪い、16-5。その後もセッター前田凌吾副将(スポ3=大阪・清風)や馬渕純(スポ4=岐阜商)両セッターが相次いでブロックを決める。最後は相手のドリブルで25-9と大差をつけてセットを連取した。
得点を量産したローゼンのサーブ
第3セットは序盤からシーソーゲームが続いた。佐藤のストレートやローゼンのクイック、徳留のブロックアウトを狙った技ありな軟打などがありつつも、相手の粘り強い攻めで得点しては得点し返される。4-6と逆転を許すが、畑のブロック、本試合3本目のローゼンのサービスエースで巻き返しを図る。長いラリーでも布台のブロックフォローで攻撃の糸口を見つけ、サイド陣の攻撃につなげる。16-16となおも点差が開かない中、佐藤のパイプ攻撃、ローゼンのサービスエースが効き、流れを握る。菅原のクイックやダイレクト、畑のクロスへのスパイクで相手守備を振り切ると、最後はローゼンのクイックで決勝点とした。
(記事 町田知穂、写真 井口瞳、指出華歩)
セットカウント | ||||
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早大 | 3 | 25-18 25-9 25-21 |
0 | 東海大札幌校舎 |
スタメン | ||||
アウトサイドヒッター 佐藤遥斗(スポ2=東京・駿台学園) アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ1=静岡・聖隷クリストファー) ミドルブロッカー 麻野堅斗(スポ2=京都・東山) ミドルブロッカー 菅原啓(教2=山形南) オポジット 徳留巧大(スポ1=長野・松本国際) セッター 前田凌吾(スポ3=大阪・清風) リベロ 布台聖(スポ2=東京・駿台学園) |
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途中出場 | ||||
浅野翼(スポ4=宮城・東北) 馬渕純(スポ4=岐阜商) 畑虎太郎(スポ3=福井工大福井) 大谷陸(スポ2=埼玉・川越東) 伊東昌輝(商2=山梨・日本航空) ローゼンマーク有廉ジュニア(スポ1=茨城・土浦日大) |
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