前田凌吾主将(スポ3=大阪・清風)
――インカレを終えた今の気持ちを教えてください
自分たちの目指していたところには行けず、不甲斐ない結果にはなってしまったのですが、切り替えて試合ができたのは良かった点かなと思います。
――今日の試合はどのような気持ちで臨みましたか
昨日の敗因は自分の中でしっかりと理解はできていたので、やるべき事を徹底してやるというのは心掛けてやっていました。
――昨日、今日のご自身のプレーをふりかえって
昨日はトスワークが全然ダメだったので、今日はしっかり反省して、自分たちが有利になるような展開でトス回しできるようにというのを意識していました。今日はスパイカーの調子も良かったので、安定していたかなと思います。
――決勝点を決めた感想をお願いします
近大の4年生も立ち向かってきていたので、受けたらダメだと思っていたり、最後自分もエネルギーを持っていこうと思った結果の1点かなと思います。
――この6日間を振り返ってチームとしての収穫はありましたか
結果負けたというところと、自分たちの力がなかったのが一番だったので、もっともっと練習しなきゃいけないなと思いました。自分たちの力がなかったと思うので、次の練習からしっかりやっていくのが大事かなと思いました。
――来年はどのようなチームを作っていきたいですか
相手を引き寄せないような、強い早稲田をもう一度作っていきたいと思います。
――4年生へメッセージをお願いします
最後試合に出ていないのですが、練習中から声出ししたり、しっかりやってくれた部分があって、本当にありがとうございましたという気持ちと、まだ天皇杯で試合ができるので、全力を出して頑張りたいです。
板垣慧(政経3=京都・洛南)
――インカレの6日間を振り返って
自分たちの良さを常に出せる試合が全部ではなかったなと思っていて、それぞれの選手が交代交代で調子の良し悪しがありました。まだまだチームとして若さというのが出てしまった6日間だったのかなとは思います。
――チームを支えることも多かったと思いますが、意識していたことは
雰囲気を変えることが自分の役割だと思って全カレに臨んでいたので、コートに入った時にはもちろん、アップの時からチームの士気を上げられるような声がけを意識していました。
――今日の試合を振り返って
昨日は日体大さんにフルセットで負けて、僕らより下の代は(全カレでの)負けを知らない代で、2年生中心のチームなので、結構沈んでいました。自分たち自身も3、4年でまとまって日本一のためにと動いていたので、僕らが1年の時の3位決定戦の時よりも、あまり気持ちが切り替わってないかなと感じたまま朝になっていました。なるべく後輩たちにはそういう気持ちにさせないように、笑顔とか行動で頑張っていこうとしていたのですが、試合內容を振り返ってみても、自分たちらしさとか、自分たちのやってきたことを出せていない試合だったと思うので、この経験を来年につなげていければいいかなと思います。
――来年度は最上級生になりますが収穫はありましたか
メンバーがほとんど変わらない中、新しい1年生が入ってきます。来年に向けての課題は、プレッシャーの中でプレーすることや、松井先生も仰っていましたが、日頃の練習から、生活からできていないことはできないし、だらしない部分が最後の試合に出てきてしまうんだなというのを心底感じました。
――4年生へメッセージをお願いします
自分たちが1年生の時から、教育係として翼さんとはるきさんを始め、純さんとか滝谷さんとか全員がお世話になっている代でした。最後の最後まで本当にお世話になった代なので、3位で終わってしまって悔しいし、恩返しできてないと思います。なので、来年度は優勝して4年生のためにやりましたと言い切れるように頑張りたいです。
畑虎太郎(スポ3=福井工大福井)
――昨日と今日、それぞれでプレーを振り返って
昨日はだいぶ硬かったですね。最初1発目打ってそれを止められたこともあってちょっと意識しちゃったんですけど、今日は自信を持ってスパイクを振り抜けたかなと思います。
――昨日から切り替えは上手くできましたか
昨日とても悔しくて夜10時くらいまでモヤモヤしていたんですけど、専修対近大の試合を見て楽しそうだなと思って。この悔しさを晴らすのは明日もう1回試合できるこの舞台しかないと思って切り替えました。
――インスタグラムのリールにあった「脱脱スパイク」(力を抜いて打つスパイク)は打てましたか
昨日はダメでしたが、それ以外はバッチリでした!
――昨日はセット間など表情が柔らかくニコニコしていたような印象がありましたが、楽しもうという気持ちはありましたか
どちらかというと苦笑いかもしれないです(笑)。楽しもうと思ってたんですけど、いつも通り体が動かないし、怖いという気持ちもありました。どうチームにいい影響を与えられるかと思ったら表情を変えるくらいでした。
――大会全体を振り返って
練習してきたことが思うように上手くいかなかったりとか、いつもできているプレーが突然できなくなるってことが起きるような大会で、プレッシャーをはねのけてできなかったことが本当に悔しいと思っています。
――来年につながる収穫はありましたか
トーナメント戦が難しいということがわかったので、より一層チームとしてトーナメント戦に挑む時にガッとならないといけないというか。このプレッシャーの中で試合をしたことによって、変わることも多いと思います。今年の下級生主体のチームで、このプレッシャーの中、3位っていう結果ではあるんですけど、試合ができたことが1番の成果かなと思います。
――4年生へのメッセージをお願いします
この3年間ぐらい一緒にバレーをしていて、本当にいろんなことでお世話になった学年だったので、優勝させてあげたかったんですけど、実力不足でできなかったので、来年も頑張るので応援お願いします。
梶村颯汰(スポ3=東京・安田学園)
――インカレの6日間を振り返って
初戦でベンチに入って、途中ベンチ外になってしまって、自分の中では悔しい部分もあったのですが、そういう意味で自分がやらなければいけないことは何かなと考えた時に、その時の最善はできたのかなと思います。
――今日はみなさんのびのびとプレーしている印象でした
昨日の敗戦で4年生に最高の舞台を用意することができなくて、メンタル的にも結構立ち直るのは難しいのかなと思っていたのですが、コートに入ってるメンバーが割り切って、4年生にメダルという形あるものをプレゼントしたいという意識は感じ取れたので、前を向いたいい試合だったのかなと思います。
――最上級生となる来年に向けた収穫は
早稲田としてという部分で、松井監督からも1年間ご指摘いただいていたのが、早稲田としての人のあり方とか戦い方ができていなかったから、4年生が優しくて縁の下の力持ちとして支えてくれた今年度でも優勝に届かなかったので、さらに厳しいところは厳しく指摘をして、お互いに言い合える環境を目指していかなければ最高の結果は得られないと思います。なので来年は厳しくするところは厳しくして、早稲田らしさを優先した組織づくりを目指していこうかなと感じております。
――4年生へメッセージをお願いします
語ると長くなっちゃうんですけど、1個上の代とは入部してから一緒にいることが多くて。遊びに行ったりご飯食べたり、部活外含めて一緒にいることが多くて、一緒にいて楽しかったなと思うし、振り返ってみると4年生がいたから僕たちはバラバラになることなく、3年生としてまとまることができたので、感謝しかないです。4年生は僕ら下の代が最後勝ってくれればいいという思いでずっといてくれたので、その思いに報いるためにも、勝ちにこだわるのは良くないですが、来年は勝って笑顔で終わってるところを見せたいですし、4年生のこれからの人生でこの4年間無駄じゃなかったって思えるようなものになっててくれたらなという思いがあります。最後、この人生でこの4年間がいいものだったって言えるように、残りはあと天皇杯があるので、最後にそこで締めくくれたらなと思います。
横山颯大(教3=東京・早実)
――大会の期間を振り返って
自分は最初の2日間は別会場にいて早稲田の試合を直接見ることはできなかったのですが、その2日間を含め後の4日間も何か自分にできることはあるんじゃないか、早稲田に少しでも貢献したいなという気持ちで全カレに挑んでいました。
――アナリストとしての1年間を振り返って
アナリストになったのは2年生からで、去年1年間アナリストを経験して今年は2年目でした。苦しいこともたくさんありましたけど、後輩や先輩、いろんな人に助けてもらったので、来年はもっと自分が支えられるアナリストになりたいなと思えるような1年間でした。
――今日の試合はどのような気持ちでアナリスト席にいましたか
昨日ああいう結果になってしまって、結果自体もそうなのですが、内容もあまり良くない試合だったので、選手たちは切り替えるのが大変な試合だと思っていました。もちろん今日の試合はいいところも出ていたのですが、改善すべきところも多く出た試合だと思うので、それは来年に向けてどういう風に課題を解決していくかが大切だと思いました。
――具体的にその良かった点と改善点は
技術的な部分で言うと、昨日は相手にサーブで攻められてしまって、それを上手く返せていませんでした。逆にうちはサーブで攻めることができなかったのですが、今日は攻めることができたのが良かったです。ただやはりもう少し簡単なボール、相手の逃げてきたフェイントや、相手にブレイクされてる時のこっちがまとまっていく姿勢が改善すべき点だと思います。
――最上級生となる来年はどのような1年にしたいですか
4年生というのは他の学年と違って、4年生の姿勢であったり、挑んでいく気持ちがチームに直結すると思うので、チームにいい影響を及ぼせる4年生になれたらなと思います。
――4年生へのメッセージをお願いします
4年生とは1年生の頃から3年間一緒にやらせていただいて、本当にすごく自分たちを可愛がってくれて、自分たちも4年生が出ていないにしてもチームのためにっていう気持ちを一番強く持ってやっていたので、本当に素直にお疲れ様ですと伝えたいです。
麻野堅斗(スポ2=京都・東山)
――昨日と今日の試合をそれぞれ振り返って
昨日は自分たちの流れやかたちが作れなくて、相手にサーブで押されてしまって負けた試合だったので、4年生を決勝の舞台に立たせることができなくて悔しいという印象でした。今日はその敗戦から切り替えて、自分たちの持ち味をしっかり出してまとまっていこうとミーティングで話し合いました。今日は課題もあったと思うんですけど、比較的かたちとして作れていたかなと思います。
――インカレ全体を振り返って
クイックの練習をずっと凌吾さんとやってきて、決定率が平均的にどの試合も高かったので、そこは自信に変えてどんどんやっていこうかなと思っています。課題としては、6日間という結構長いスケジュールで疲労があって、コンディションとパフォーマンスの維持が難しい大会だなと改めて感じました。来年も全カレはこのスケジュールで戦うと思うので、そこが課題かなと思いました。
――来年は上級生として後輩を引っ張っていく立場ですが、来年に向けてどのようなチームになっていきたいですか
4年生が今年出ていなくて、このメンバーで来年も挑むということで、やっぱり他のチームよりも一歩リードしているというか、経験している分できるパフォーマンスも上がると思いますし、ここからまた個人個人でレベルアップして、今年よりも強い早稲田を来年作れるようにまた頑張っていきたいと思います。
――最後に4年生へのメッセージをお願いします
4年生はコートにはいなかったですけど、周りで本当に支えていただいて、ミーティングのことであったり、毎日の練習であったり、本当に4年生のサポートがあったからこそこのメンバーで試合ができていると思うので、本当に感謝しています。
菅原啓(教2=山形南)
――今日の試合を振り返って
昨日の敗戦から今日の3位決定戦に臨むにあたってチームでもミーティングをして、天皇杯を除いて学生とやる最後の試合なので、しっかりもう1回自分たちのバレーをしようということでまとまってできたかなと思います。
――昨日からの切り替えは上手くできましたか
昨日は昨日で今日は今日っていうところで、自分たちのバレーをすれば勝てるというのはわかっているので、切り替えは比較的うまくできたのかなとは思います。
――大会を通してチームとしての収穫と、個人としての収穫を教えてください
チームとしての収穫は、トーナメント戦の一発勝負の怖さであったり、他のチームの4年生が最後の大会に臨む気持ちだったり、そういった面で押されてしまう場面がすごくあったと感じていて、そういった全カレの怖さを知れたというのは、チームとして収穫だったかなと思います。個人としては、こういった大きい舞台ではいい面でも悪い面でも日頃練習してきたことしか出せないということを知れたかなとは思っています。
――今回の経験を来季にどのように生かしていきたいですか
来シーズンはもちろん今年の4年生が果たせなかった分も結果を出したいというのはあります。今回の経験を踏まえて、やっぱりプレー面だけではくて、日頃の私生活であったり、そういったチームとしてのまとまりが大事になってくるということも痛感したので、そこを日頃の練習であったり生活から意識していきたいなと思います。
――4年生へのメッセージをお願いします
4年生の方々は昨年から自分らがよくお世話になっていました。本当に今年1年間、難しい1年だったと思うんですけれど、温かく優しく接していただいて、自分たちがコートに入ってプレーする中で、プレーしやすい環境をいつも心がけて練習であったり、試合中であったり協力していただいたので、本当に感謝しています。
佐藤遥斗(スポ2=東京・駿台学園)
――インカレの6日間を振り返って
目標としていたところに行けなかったことはすごく悔しくて、自分の実力不足を実感しています。
――昨日、今日の試合を振り返って
昨日の試合に関しては、虎太郎さんがなかなかうまく調子が上がらず、ライト側が機能しない状態でレフト側にボールが集まるのは当たり前なので、そういう時に決めきれなかったなというのが反省です。今日の試合に関しては、昨日ディフェンスがいいチームと対戦して、決めどころで手詰まりのようなかたちになってしまったことを踏まえて、今日はコース幅を広げようと思っていて、そこは改善できたかなと思います。
――今日の試合にはどのような気持ちで挑みましたか
大学カテゴリーでやる試合は今日で最後なので、しっかり全部出し切ろうという思いでやりました。
――出し切ることはできましたか
そうですね。出し切れたと思います。
――この全カレで、上級生となる来年に向けた収穫はありましたか
対戦して自分たちが苦戦した相手に日大さんと日体大さんがいました。4年生含め上級生の懸ける思いの違いは対戦していて身に染みてわかったので、来年以降は数えるくらいしか試合がなくなってきますが、残り少ないということを実感して、一個一個成長して精度を上げられるように、自覚を持ってやっていきたいと思います。
――4年生へメッセージをお願いします
泰杜さん(令6スポ卒=現ウルフドッグス名古屋)たちとは違って裏方で支えてくれるかたちでしたが、4年生がいなかったら自分はいい思いをできていないので、そういうところはすごく感謝しています。ただ望んでいた舞台に立たせてあげられなかったことがすごく申し訳ないんですけど、最後、いいかたちで終われたのかなと思っていて、感謝を伝えたいと思います。
伊東昌輝(商2=山梨・日本航空)
――インカレの6日間を振り返って
目指してきた場所には立てなかったですが、今日3位決定戦で最後4年生と戦い切れたのは良かったなと思います。
――今日も大事な部分でブレイクできていましたが、振り返って
やってきたことを全部出すだけだと思っていたので、強い気持ちを持ってあの場面でサーブを打ちました。
――来年は上級生になりますがどのようなな年にしたいですか
今回の3位という結果をバネに、来年のインカレ優勝を目標にして、全員で気持ちを切り替えてより一層自分に厳しく、チームとしても厳しくやっていけたらなと思います。
――4年生へメッセージをお願いします
本当に自分たちの学年は生意気だったと思うのですが、最後まで面倒を見てくれて、すごく優しい言葉をかけてコートに送り出してくれたので大好きな4年生です。ありがとうございました。
布台聖(スポ2=東京・駿台学園)
――インカレを終えた今の気持ちを教えてください
昨日負けて悔しい結果で終わってしまって、自分としてはもっとやれることがあったんじゃないかなという心残りがあります。4年生に支えてきてもらった分、結果として恩返ししたかったですし、この悔しさを糧に来年頑張ろうと思ったのが今の気持ちです。
――6日間を個人的に振り返って
毎日1試合目でコンディションもすごく難しくて、自分の中で苦労したところはありましたが、試合の後すぐリカバリーして、次の日に向けて準備したので、パフォーマンスは下がらずいい感じにいけたと思います。
――雰囲気作りは意識していましたか
声がよく通るというのもありますし、レシーブで貢献するのもそうですが、下級生中心の若いチームということもあり、勢いをつければ負けないと思っているので、とにかく雰囲気を作ってチームを盛り上げて勝てるようにというのは常に意識していました。
――上級生になる来年に向けて
いいプレーも悪いプレーもあって、特に今年はプレーにメンタル的な弱さが出てしまったので、そういう部分で負けないようにしたいです。チームを引っ張っていく立場として、自分のやるべきことが今回の大会で分かったので、それを来年にしっかりつなげていきたいです
――4年生へメッセージをお願いします
一番後輩の中で生意気で、一番迷惑をかけた部分があったと思うのですが、優しく支えてくれました。体調面とかも気にかけてくれて、たくさんお世話になりました。2年間ありがとうございましたという気持ちです。
徳留巧大(スポ1=長野・松本国際)
――初めてのインカレを振り返って
4年生に優勝をさせてあげられなかったので悔いが残る部分もありますが、3位決定戦で勝てて良かったのでほっとしています。
――昨日と今日の試合を振り返って
昨日の振り返りとしては、自分がもっとトスを呼んでどんどん積極的に打ちに行かないといけなかったということは反省で、ああいったタフな試合で勝ち切れないっていうのが来年につながる課題かなと思っています。今日の試合はその振り返りが出ていたかなと思います。
――敗戦からの切り替えは上手くできましたか
多分引きずらずにはできていたのかなって自分的には思います。
――大学バレー初めの1年間を振り返って
今年1年間は前半戦は(自分は)ほぼ出場機会がなかったのですが、前半戦は勝てない時期が多くてチームとしても悩んでいたんですけど、秋から後半戦にかけて自分が出るようになって少しずつチームが勝てるようになってきて、力をつけてきました。全カレで勝つために結構みんな頑張っていて、負けて負けて勝って勝ってでこういう波があった中で、準決勝という力を出すべき場面で出せなかったっていうことを課題にして、来年も頑張っていきたいなと思います。
――4年生へのメッセージをお願いします
自分たちが1年生で何もわからない状態から始まって、頼りになるのが4年生でした。何かあったら4年生が助けてくれて、その恩返しとして自分たちが仕事で貢献したりとか、自分がコートに立って4年生に恩返ししたいという思いで自分はずっとやってきたんですけど、ああいう形になって3位という結果になってしまいました。4年生は多分ありがとうと思っているんですけど、自分たちはまだまだ甘いかなって個人的には思います。4年生にずっと助けてもらっていた側なので、来年は自分がチームを勝たせられるようになりたいです。
――天皇杯の意気込み
天皇杯は当たったことのないチームが色々あって対応力が問われると思いますし、上の舞台に行くために強い選手と戦わなければいけないので、気持ちで負けずに向かっていけるように頑張っていきたいと思います。
(取材、写真、編集 井口そら、井口瞳、町田知穂)