東日本大学選手権(東日本インカレ)2日目、3回戦は慶大と対戦した。序盤は攻撃を相手に阻まれる場面もあり、一進一退の展開となるが、第2、3セットは各々のサーブ、スパイクが光り、順調な試合運びでセットカウント3-0(26-24、25-17、25-12)で勝利した。
第1セット序盤は、相手のサービスエースやスパイクに崩され、一時1-4と劣勢になる。しかし、OH水町泰杜主将(スポ4=熊本・鎮西)のスパイクを中心に、早大も攻撃の隙をうかがう。相手の強烈なサーブやスパイクをリベロ荒尾怜音(スポ4=熊本・鎮西)やOH山田大貴(スポ4=静岡・清水桜が丘)が拾い上げると、長いラリーでも積極的に攻撃を仕掛け、相手が返すだけになったボールを決めていく。しかし、相手の攻守も負けていない。取れば取り返されるという試合展開が続き、デュースにもつれ込む。それでも最後は水町がスパイクを決め、26-24で第1セットを先取した。
スパイクを打つ水町
続く第2セットはセッター前田凌吾のサービスエースで幕を開けると、相手のミスもあり、4連続得点を決める。その後も、水町や山田の2連続サービスエース、 MB麻野堅斗(スポ1=京都・東山)のクイックなどでブレイクを重ねる。途中出場の安食浩士(スポ1=宮城・東北)が相手のブロックしたボールが観客席まで飛ぶほどの強烈なスパイクを決めるなど、攻撃に徹し、25-17で第2セットもものにした。
スパイクを打つ安食
第3セット序盤は粘り強い相手の攻撃に翻弄(ほんろう)され、思うように点が重ねられない。ブロックアウトや守備の隙をつかれ、失点する。それでも水町が片手ブロックなどで意地を見せると、佐藤遥斗(スポ1=東京・駿台学園)のスパイクを皮切りに、連続得点を決める。麻野のサービスエースや安食のダイレクトといった、個々の持ち味も存分に発揮される。その後も浅野翼(スポ3=宮城・東北)のセットや今大会初出場の菅原啓(教1=山形南)のワンタッチから攻撃に繋げると、最後は相手がドリブル。25-12のダブルスコアで3セット目も取り、ストレート勝利を飾った。
(記事 町田知穂、写真 五十嵐香音)
セットカウント | ||||
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早大 | 3 | 26-24 25-17 25-12 |
0 | 慶大 |
スタメン | ||||
アウトサイドヒッター 水町泰杜(スポ4=熊本・鎮西) アウトサイドヒッター 山田大貴(スポ4=静岡・清水桜が丘) ミドルブロッカー 伊藤吏玖(スポ4=東京・駿台学園) ミドルブロッカー 麻野堅斗(スポ1=京都・東山) オポジット 畑虎太郎(スポ2=福井工大福井) セッター 前田凌吾(スポ2=大阪・清風) リベロ 荒尾怜音(スポ4=熊本・鎮西) リベロ 布台駿(社4=東京・早実) |
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途中出場 | ||||
浅野翼(スポ3=宮城・東北) 安食浩士(スポ1=宮城・東北) 佐藤遥斗(スポ1=東京・駿台学園) 菅原啓(教1=山形南) |
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