勝利で締めくくり!笑顔で黒鷲旗を終える

男子バレーボール

 きのうの敗北から一夜明け、きょうはVチャレンジリーグのチームである警視庁フォートファイターズと対戦した。コートに全員が立つ、という目標のもと、早大がリードする展開でゲームを進める。1セット目の中盤から徐々にベンチメンバーと交代し、2セット目以降で全員が出場。ルーキー吉田悠眞(スポ1=京都・洛南)や上條レイモンド(スポ1=千葉・習志野)なども堂々としたプレーを見せた。また、4年生のチームを盛り上げるスパイクも効果的に決まり、終始主導権を握り続ける試合となった。セットカウント3-0(25-18、25-21、25-17)、来週から再開する春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)に弾みをつけるストレート勝利で黒鷲旗全日本男女選抜(黒鷲旗)を終えた。

 第1セット、武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)の代わりに上條が初のスタメン入り。また、堀江友裕(スポ3=和歌山・開智)の代わりに北川諒(教1=東京・早実)がリベロとしてコートに立った。小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)がセンターにトスを集め、相手ブロッカーがつく前にボールをコートに叩きつける速さと高さを兼ね備えたバレーを展開していく。上條に呼応するように、もう1人のミドルブロッカー村山豪(スポ2=東京・駿台学園)も力強いスパイクで得点を量産。センター線はこのセットだけで10得点と文句なしの活躍を残した。中盤、藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)のフローターサーブが効果的に決まり、3連続得点で11-7とする。6点差をつけたところで宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)の代わりに中野博貴(教4=東京・早実)、藤中の代わりに吉田、小林の代わりに中村駿介(スポ2=大阪・大塚)と立て続けにメンバー交代。中野、鵜野幸也(スポ4=東京・早実)が藤中や小林に代わって声でもプレーでも後輩を引っ張る。最後は吉田が相手ブロッカーを利用するテクニカルなスパイクを連続で決め、危なげなく第1セットを先取した。

打点の高いスパイクを打つ上條

 第2セットは第1セット最後にコートに立っていたメンバーをそのままスタメン起用。開始早々に早大のミスが重なり一気に2-6と4点差をつけられてしまい、早くもタイムアウトを要求。アップゾーンにいる4年生が明るく声をかけ、後輩たちを元気づける。タイムアウト明け、セッター中村はここまで2本のスパイクミスをしていた上條に再度トスを託した。しっかり得点に結びつけ、ベンチもコート内も盛り上がりを見せた。続いて中野がスパイクを決めるとコートを駆け回って喜び、徐々に早大の雰囲気も上がっていく。村山のサーブで相手のミスを誘いながら5連続得点を奪い、一気に逆転。新スタメンの歯車がかみ合った瞬間だった。黒鷲旗では、テクニカルタイムアウト制を採用している。普段の試合より多く仲間とコミュニケーションを取れる環境も、雰囲気作りに多く貢献したことだろう。2度目のテクニカルタイムアウトを早大が取ってからは、第1セット同様に早大ペース。4点差をつけ、20-16としたところで鵜野に代わり前田真治(政経4=京都・洛南)がコートへ。交代直後に2連続でスパイクを決めた。特に中野が上げた2段トスをブロックアウトで得点にした瞬間は全員がガッツポーズを見せた。そのままの勢いで第2セットをものにし、第3セットへ。またも序盤にブレイクを許すも、村山や吉田のスパイクで落ち着きを取り戻す。「中野さんや前田さんに上げれば決まることは分かっていた」という中村の言葉通り、積極的にサイドへとトスを上げる。試合中盤まで同点でサイドアウトの応酬が続くも、上條のフローターサーブが相手のレシーブ陣形を大きく乱して一挙8連続得点。23点目を獲得したところで、中村に代えて宮下諒大(社4=東京・早実)をセッターとしてコートに送り出した。「決めることができて嬉しい」「トスと合って良かった」と同じ4年生の前田、中野が口にするように、安定したトス回しで25点まできっちり締めた。まさに『全員バレー』のストレート勝利で、黒鷲旗最後の試合を終え、選手たちに安堵の笑顔が見られた。

丁寧にトスを上げる中村

 5連戦、計17セットを戦い抜いた。425点を獲得し、373点を失った。その1点1点に思いが詰まっている。Vリーグのチーム相手に果敢に立ち向かい、走り回ってボールを追いかけ、スパイクを打ち込む姿は多くの人に感動を与えた。「自分たちがやってきたことは間違っていなかったという確信が持てるとてもいい大会だった」(松井泰二監督、平3人卒=千葉・八千代)。結果として2つの黒星がついたものの、内容は非常に価値のあるものだったに違いない。黒鷲旗で得た課題と収穫を手に、選手たちは残りの春季リーグ戦3試合に挑む。

(記事 松谷果林、写真 松本一葉、杉山睦美)

セットカウント
早大 25-18
25-21
25-17

警視庁フォートファイターズ
スタメン
レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
センター 上條レイモンド(スポ1=千葉・習志野)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 北川諒(教1=東京・早実)
コメント

松井泰二監督(平3人卒=千葉・八千代)

――まずはきょうの試合を振り返っていかがですか

きょうはチャレンジリーグのチームが相手でしたが、AチームとBチーム両方出すということができればいいなと思っていたところでした。まずAチームがきちんと相手と戦ってくれたおかげでチーム内に余裕もできて、今まで練習してきて試合に出られていなかった選手が出場することができました。そこでまず大きな経験ができたということが良かったと思います。

――1年生の調子については

吉田悠眞(スポ1=京都・洛南)に関してはやはりキャリアが相当あるので、色々な状況のなかでいい選択をしていて立派だなと思いました。上條(レイモンド、スポ1=千葉・習志野)に関しては持ち前の高さをよく生かしていました。まさかあんなにサーブが決まるとは思っていなかったですが、やっぱりいいものがあるなと改めて感じました。

――第2、3セットの入りが少し悪く、監督が声をかけに行く場面が見られました

あのような広い会場で大歓声が上がるような状況に慣れていないので、「落ち着いていけよ、普段通りでいいぞ」というような声を掛けました。そのおかげかどうかは分かりませんが、少しは落ち着いて本来の自分たちのプレーが出せてあのように良くなっていったので、良かったと思っています。

――春季リーグ戦、黒鷲旗と5連戦を終えました

まず1つは大きなケガがなくて良かったです。あとはV・プレミアリーグのチームとある意味互角に勝負ができたということ(が良かった)です。ただ、僕たちは勝ち負けの世界でやっているので、負けてしまったことは何かが足りないということで、そこの課題が明確になりました。それは逆に言うと、自分たちがやってきたことが間違っていなかったという検証にも繋がったと思います。課題と、自分たちがやってきたことへの確信というものがしっかり見えたので、すごくいい大会だったと思います。

――来週からは春季リーグ戦が再開します

疲れをしっかり取らなければいけません。それから、春リーグ(春季リーグ戦)の目標はチーム作りではなく、個人でやってきたことをどれだけ出せるかということに重きを置いています。それを対戦相手関係なくやってもらうことが1番の目標になるかなと思います。

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――きょうの試合はいかがでしたか

チャレンジリーグのチームということで、全員出場できるかな、という状況でした。最初に出ているメンバーが序盤に盛り上げてリードしてという形をつくることができ、全員出せたことは良かったと思っています。

――きょうはアップゾーンにいることが多かったですが、他の選手の活躍を見ていかがでしたか

正直とても嬉しいです。ベンチメンバーもライバルですし、練習の中で切磋琢磨(せっさたくま)し合える関係です。ワセダのモットーである『全員バレー』、誰が出ても同じように活躍できるということは去年からやってきたことですが、コートの中をみて、それができていると感じました。

――中野選手や前田選手の活躍については

ムードメーカーで、コートの雰囲気がとても良くなるので、よかったです。

――5連戦を戦い終えました

コンディションは100パーセントではなかったですが、格上さん相手に向かっていく姿勢を得られたと思います。結果的に負けてしまったのですが、課題がたくさんあったという意味で良い方向で捉えています。この3日間を絶対に無駄にしないように来週の春リーグにしっかり繋げていきたいと思っています。

――黒鷲旗で良かった点と悪かった点は具体的にどのあたりでしょうか

先ほども言いましたが、良かったところはやはり向かっていく姿勢、それからファーストブレイクにおいてもレセプションがしっかり返れば格上さん相手でも攻撃を組み立てられ、むしろ攻めの姿勢でいくことができることが分かったことも収穫です。ですがずっと課題にしていたレセプションの面は、悪い部分もあったので、サーブとレセプションの内容に関してはまだまだだと感じました。

――来週からリーグ戦が再開します

春季リーグ戦の前半戦、黒鷲旗で出た課題を来週1週間で見つめなおして、相手どうこうとか勝ち負けとかももちろんありますが、まずは自分たちのバレーをしっかりできるように準備していきたいです。

中野博貴(教4=東京・早実)

――ストレート勝利を収めました

おととい企業のチームとフルセットをやって、きのう3セットデュースでスタメンが疲れている中で、みんなで勝とうというのが目標だったので、いろんな選手が出ながらもストレートで勝てたというのはとても良かったと思います。

――下級生も多くコートに入る中で4年生として心がけたことなどはありますか

普段は優斗(藤中主将、スポ4=山口・宇部商)や光輝(小林副将、スポ4=長野・創造学園)がコートに入って、引っ張ってくれていたので、そいつらがいなかったので自分が引っ張らなくてはいけないという自覚はありました。自分から周りをまとめるということを意識してやっていました。

――実際にコートの中も外も盛り上がっていましたね

みんな疲れていて、総力戦で勝とうということだったので、みんなで勝ちにいけた試合だったのではないかと思います。

――プレー面を振り返っていかがですか

プレー的には全然まだまだで、健人(スポ2=熊本・鎮西)に頼りっぱなしという部分があるので、自分のプレーがもっと伸びれば健人を楽にできると思います。パワーと高さがまだまだなので、そこがついて来ればもっと決まるボールも増えてくるのではないかと思います。

――宮下選手からもトスが上がっていましたね

高校の頃からずっと打っていて阿吽(あうん)の呼吸じゃないですけど、上がってくるのはわかっていたので、合って良かったです。

――ストレートで試合を締められた勝因はありますか

早大は誰が出ても同じバレーが出来るようにするということを目標にしています。普段もAB戦などでBチームでやっていたので連携などで困ることはなく、スムーズにいけたと思います。ただ試合に慣れという部分で、普段試合に出ていないメンバーが多かったので、慣れるまでに時間がかかってしまったとは思います。

――残りのリーグ戦へ向けて

3戦残っているのですが、どこも強い相手で厳しい戦いになると思います。きょうみたいに総力戦で一つ一つ勝っていければいいと思います。

前田真治(政経4=京都・洛南)

――初勝利となりました

きのうおとといとプレミアチームとやって、Bチームだと出る場面も少なくて、だいぶA(チーム)が出ずっぱりでみんな疲労困憊だったので。なかなか次のリーグ(春季関東大学リーグ戦)までこのままいったらちょっと支障が出るんじゃないかなって思ってたんで、その代わりにB(チーム)がでて休ませられることができたので、チーム全体で勝てたっていうのはすごいいいと思います。

――第3セットの序盤は相手にリードを許す形となりましたが、緊張などはありましたか

正直、あーやべぇって思って。このままやられてすり減ってくパターンやなぁって。絶対勝ってやろ、とは思ってましたけど、最悪のシナリオも頭の中にはできあがってましたね。

――だんだんと声掛けも大きくなってきたように感じました

最初やっぱりだいぶ固かったんですけど、まあなんかこう少し経つと体も慣れてくるんで。もうやるしかない、みたいな気持ちで(笑)。まあそれでなんとか。いいプレーとかがでるとやっぱり声も出てくるし、声だけっていうとなかなか難しい部分もあるのでやっぱりこうプレーに集中するというか、あとはもう思い切りというか。いろいろ不安とかもあるんですけど、ブロックとかも見るには見るんですけどそれだけには集中せずに自分の最大限のプレーをするっていう感じでやってました。

――宮下諒大選手(社4=東京・早実)からのトスもきましたね

はい、僕もびっくりしたんですけど。こんな機会もあるんやなって。同じ4年で、なかなか下にいいセッターが入ってきて宮下もなかなか試合でる機会が少なくて、僕としてもすごく嬉しかったですし、あいつのトスを決めれたっていうのも嬉しかったです。

――後輩たちとはいかがですか

もうみんなキャリアのある子たちで、すごい頼もしいというか僕も引っ張っていかんとなとは思うんですけど、後輩たちがすごいいいプレーしてくれるので、頼りにしてます。

――声援はいかがでしたか

僕はあまりでる機会がないので、割と煽りみたいな感じで(笑)。それに応えられる形になったのでよかったです。

――対戦相手の対策などはされてきましたか

いや、僕たちBチームは最初外に出てたんでどんな感じかなっていうのは外で見てたんですけど、まあ別に特に注意してどうのこうのってのはなくて。ただ相手のスパイクのコースとかは個別対応なので、それだけはしっかり見るようにはしてました。

――この3日間を振り返っていかがでしたか

リーグ戦からそのままきて、なかなか疲れはあったんですけど、まあチームが負けたのは負けたんですけど、いい試合はできましたし。でも、勝てなかったっていうところでまだチームには課題があると思うので今回得たものを来週からのリーグに続けていけたらなと思います。

――少し休めますね

明日明後日は休めるので。また5日から練習です。正直もうちょっと休みほしいですけど(笑)。

――最後に、リーグ戦への意気込みをお願いします。

いま全勝で順調にきてはいるんですけど、まあ今回いい黒鷲(旗)を経験できたので一戦一戦、後半は強いチームとかとも当たるので全勝ってのは忘れて1試合1試合頑張っていけたらなと思います。

中村駿介(スポ2=大阪・大塚)

――まずはきょうの試合を振り返っていただけますか

途中交代をして、2セット目からはスタートで入りましたが、自分たちがこのような大きい大会でワセダとして入ることが今まであまりなかったので、いい経験ができました。結構緊張しましたが、光輝さん(小林、スポ4=長野・創造学園)やベンチの先輩が声をかけてくれて、すぐに対応できたと思います。

――2、3セット目のゲーム作りについては

思いっきり上げることだけを意識していました。

――序盤の連続失点については落ち着いて対応できましたか

前田さん(真治、政経4=京都・洛南)や中野さん(博貴、教4=東京・早実)など4年生がコートに立ってくれていて、中盤以降はそこに上げたら絶対決まると思っていました。序盤はコンビがなかなか合いませんでしたが、最後に2人の決め手があると思っていたので落ち着いてやることができたと思います。

――きのう、きょうとタイムアウト中に宮浦選手(健人、スポ2=熊本・鎮西)とたくさんお話しされていました

寮も一緒で授業もずっと一緒なんですよ(笑)。Vリーグのチーム相手なので、怖気づかずに、というか、止められても何発でも打っていこうというような話をしました。

――村山選手(豪、スポ2=東京・駿台学園)や上條選手(レイモンド、スポ1=千葉・習志野)とのコンビについては

トスの精度はとても悪かったのですが、2人が合わせてくれました。僕もクイック、センターを使うのが好きなので、2人に自分が合わせられるぐらいの技術がつけていきたいです。

――残りのリーグ戦への意気込みをお願いします

スタートは全部光輝さんでいくことになると思いますが、光輝さんがケガしたり、リズムが悪くなったりした時には自分が入って盛り上げていけるように、雰囲気を変えていけるようにベンチで準備していたいです。

上條レイモンド(スポ1=千葉・習志野)

――初めてのスタメンフル出場でしたがいかがでしたか

この高いレベルの試合に初めてスタメンで出させてもらったのですが、色々な課題が見つかったと思います。

――試合にはどのような意気込みで臨みましたか

交代を感じさせないように、コートを走り回ったり元気を出して頑張ろうと思っていました。

――試合開始直後は特にセンターにトスが集まっていましたね

どんどん自分にトスを上げてくださいとお願いしていました。声を出してボールを読んで、トスがたくさん上がってきていたのですが、それに自分が応えられなかったので、練習をして、次からはもっと決められるようにしたいです。

――ご自身のプレーを振り返って

全然納得のいくプレーはできていなくて、スパイクにしろブロックにしろセンターの仕事を完全にはできていなかったので、もっと練習したいです。

――周りの先輩からはどのような声かけがありましたか

上級生だったり、同級生からも指示やサポートの言葉をいただきました。ブロックの付き方や相手のコースなども教えていただいてやりやすかったです。

――ご自身の強みは何ですか

高さを意識したスパイクだと思います。また高いところから打たれたスパイクに対するブロックでもチームに貢献できるように、力強い流れをつくれるようにしたいです。

――リーグ戦ではブロッカーとして出場していますが、ここまで振り返っていかがですか

リーグ戦ではスタメンフル出場はできていないので、任せてもらえるようなプレーをしていきたいです。

――残りの試合に向けて

今のところ全勝なのですが、チームとしてはあまりそれを意識せず、残り3戦チャレンジャーとしての意識を持って勝ちにいきたいです。

吉田悠眞(スポ1=京都・洛南)

――お疲れさまでした。きょうの試合を振り返っていただけますか

Bチームがたくさん出られる試合でした。出させてもらったということは大きな経験です。硬くなってしまう部分が多かったですが、これからも出る機会はあると思うので、そこで物怖じしないようにしていきたいなと感じました。

――今回初めて長い間コートに立ったと思いますが、緊張などはありましたか

やっぱりありました。それでも、コートに入っている上級生のみんなが声をかけてくれたり、タイムアウト中にはベンチにいる4年生が声をかけてくれたりしたので、やりやすくなりました。

――今回の試合は1年生もたくさんコートに入っていました

そういう面では自分1人じゃないということでやりやすかったですし、同期がいることで安心感がありました。

――スパイクもたくさん決められていましたが、高さあるチームに対して何か意識したことはありますか

いいトスを上げてくれていたので、このコースに打つだろうな、と相手に思わせておいて逆をつくなどの意識はしていました。

――中村選手とは何かお話をされましたか

僕がやはり身長が低くてブロックにつかれるときついので、トスを早めにつくようにしようということを2人で話しました。

――来週から再開するリーグ戦に向けて

僕が入るとしたら藤中さん(優斗、スポ4=山口・宇部商)の代わりです。守備力が求められるので、守備を鍛えていくことと、あとはいつ入っても満足なプレーができるように準備して、先輩たちを支えていけたらと思っています。

北川諒(教1=東京・早実)

――初勝利おめでとうございます

正直うれしいです。

――入りは固いようにも見えました

最初は空気悪かったんで。やっぱりメンバー変わるんでその確認の声とかは全体的にあたふたしたんですけど、まあサーブレシーブとサーブからバレーは始まるのでその1本目をどうやってやるかっていうのをまず確認しようと声出したらまあ上手く行ったんでそこは良かったなと思います。

――きょうのご自身のプレーを振り返っていかがですか

堀江さん(友裕、スポ3=和歌山・開智)からアドバイスをもらってちょっと良くなったかなって感じだったのでそれを言われる前に最初からできてたらなって思います。

――どのようなアドバイスをもらったのですか

足を動かして取れるボールを取るってことですね。それを取ってリズムを作ってくって感じで。

――先輩たちからの声援はいかがでしたか

こっちが楽しませてもらいました(笑)。

――3日間振り返っていかがでしたか

普段はできない相手とやらせてもらって、日本人の選手だけじゃなくて外国人の選手さんとかもいて、ジェイテクト(STINGS)さんとか。そういう選手のプレーを自分は見ただけなんですけど、間近で見れたってことは経験だったし、まあ企業さんのレベルの高い1本のパスだったりとか何でもない基礎のところの差を痛感しました。

――残りのリーグ戦に向けて

全勝優勝目指すのは当たり前なんですけど、一戦一戦次の試合勝ってその次、みたいな1試合1試合1セット1セット大事して頑張ろうと思います。