大会3日目となるきょう、関東2部リーグ11位の亜細亜大との2回戦が行われた。試合は終始早大ペースとなった。セットカウント3ー0(25ー20、25ー15、25ー13)で3回戦へと進む。
第1セットは田中健翔副将(スポ4=熊本・鎮西)のスパイクを皮切りに山﨑貴矢(スポ3=愛知・星城)のサービスエース、 喜入祥充(スポ3=大阪・大塚)のスパイクで3連続得点と好調な滑り出しを見せた。しかし、9ー4の場面で加藤久典(スポ4=東京・早実)が珍しくサーブミスをすると試合の流れは相手へ。山﨑、藤中優斗(スポ2=山口・宇部商)が連続でブロックされるなど5連続得点を許し9ー9の同点に。しかし、ここで4年生が奮起。田中のスパイク、山口頌平主将(スポ4=長崎・大村工)のサービスエースで相手の流れを切る。その後は再び早大が先手で試合は進みこのセットをものにした。
思い切りの良いスパイクで要所で得点を決めた田中
続く第2セット。「C!」と加藤がクイックを呼ぶ声が会場に響くと、次の瞬間、渾身のCクイックが相手コートを刺す。この大会が始まってからマークが厳しいこともありなかなか機能し切れていなかったセンター攻撃だったが、これを機にセンターの決定率が増す。早大は堀江友裕(スポ1=和歌山・開智)を中心にスパイクレシーブをしっかりと上げ、攻撃を切り返す。相手のミスもありこのセットも取り切った。第3セットでは序盤、拮抗(きっこう)した試合展開となる。しかし、12ー10の場面。藤中のスパイクでサーブ権が早大に移ると加藤のサーブから相手を突き放す。山口のブロックや途中交代した選手の活躍で9連続ポイント。そのまま最後は田中、山﨑のブロックが決勝点となり相手を圧倒してこの試合を終えた。
得点を挙げ喜ぶ選手たち
次第に会場や雰囲気をつかみ始めた選手たちは普段のパフォーマンスを取り戻し、最後は力の差を見せつけた。1試合挟み3回戦に挑む早大。この試合での勢いそのままに1勝を挙げたい。
(記事 藤原映乃、写真 杉山睦美)
セットカウント | ||||
---|---|---|---|---|
早大 | 3 |
25-20 25-15 25-13 | 0 | 亜細亜大 |
スタメン | ||||
レフト 喜入祥充(スポ3=大阪・大塚) レフト 藤中優斗(スポ2=山口・宇部商) センター 加藤久典(スポ4=東京・早実) センター 山﨑貴矢(スポ3=愛知・星城) ライト 田中健翔副将(スポ4=熊本・鎮西) セッター 山口頌平(スポ4=長崎・大村工) リベロ 堀江友裕(スポ1=和歌山・開智) |