東日本インカレは圧勝スタート

男子バレーボール

 女子部に引き続き男子部も東日本大学選手権(東日本インカレ)が開幕。2回戦で創価大を3―0で下し勢いに乗る早大は準々決勝進出をかけて日大と対戦した。序盤からアタッカー陣のスパイクが決まり、攻撃陣の好調ぶりが伺えた。途中苦しむ場面もあったが、地力を見せてセットカウント3―0(25―8、25―14、25―19)で勝利。準々決勝へと駒を進めた。

高い打点からスパイクを打ち込む七里

 圧倒的な力の差を見せつけるかのように次々とスパイクを相手コートに打ち込んでいった。レフトからは専田和也(スポ3=神奈川・弥栄)のスパイク、センター・福山汰一(スポ2=熊本・鎮西)のクイックなどが面白いように決まり、相手のミスにも乗じて得点を重ねる。1度しか相手に連続ポイントを許さない完璧な試合運びを見せて25―8と大差でこのセットを奪う。

 このまま圧勝かと思われたが、第2セットは苦しい立ち上がりとなった。ブロックを弾かれ得点を奪われる場面が目立ち、中盤ではリードを許す展開となる。しかし、七里幸洋(社4=大阪・清風)のスパイクで逆転するとそのまま6連続ポイントを奪い、引き離すことに成功。途中からはセッターを大木翔馬(教3=東京・早実)に交代するなどリザーブの選手が出場する余裕を見せた。最終セットもブロックが4本飛び出すなど攻守に圧倒し、3セット連取で試合終了を迎えた。

完璧な三枚ブロックを決めた

 次の相手は春季関東大学リーグ戦(リーグ戦)で勝利している中大。しかし、きょねんの東日本インカレを制しているため油断はできない。吉村康佑主将(スポ4=長崎・佐世保南)が「まず一つ一つ勝っていきたい」と語るように、目の前の敵を倒していったその先に『優勝』の二文字が見えてくるはずだ。

(記事 田中竣、写真 中澤佑輔)

結果

早大3-0日大(25―8、25―14、25―19)

コメント

◆コメント

吉村康佑主将(スポ4=長崎・佐世保南)

――きょうの試合を振り返って

2部のチームとやれて、自分達の実力がはっきり出ていてよかったと思います。気を抜かずに、明日からが本番だと思っているので頑張りたいです。

――チーム全体の課題として取り組んでいることは

つなぎが課題として修正してきて、今は良い形になっていると思います。でもサーブが良い時と悪い時がはっきりしているので、もっと意識していきたいと思います。

――専大戦へ向けて

あした2回とにかく勝ちたいです。優勝ではなく、まず一つ一つ勝っていきたいと思います。