箱根予選会 コメント集

駅伝

 東京箱根間往復大学駅伝予選会(箱根予選会)を総合4位で終え、来年1月2日、3日に行われる本選への出場権を獲得した早大。ここではチーム内個人成績上位5選手と花田勝彦駅伝監督(平6人卒=滋賀・彦根東)のコメントを掲載する。

◆花田勝彦駅伝監督(平6人卒=滋賀・彦根東)


※写真は就任会見時のものです

――まずは予選会通過おめでとうございます。4位という結果は率直にいかがですか

何人か誤算があった中で、想定内に近い結果でまとめられた点はよかったと思います。

――この予選会に向けてチーム全体の調子は上がってきていましたか

9月24日の早稲田大記録会で思ったよりも結果が悪かったので、そこから練習内容を変えて調整してきたことで、良い状態で今日を迎えた選手は多かったです。

――設定ペースや目印にする選手など、選手に指示した内容があれば教えてください

フリーで走る選手と、それ以外は2グループで位置取りを決めて走るようにアドバイスしていました。

――3キロあたりで遅すぎる、と仰っていると中継でもありましたが、駐屯地内ではどのような声かけをしましたか

想定よりもかなり遅いベースで進んでいたので、もう少し前に上がるようにアドバイスしました。

――5キロ通過地点では10位でしたが、焦りはありましたか。想定内だったのでしょうか

想定では5位以内では入っている想定だったので、少し心配しました。

――後半は全体の通過順位も上がっていきました。概ね多くの選手が設定通りに走れたかたちでしょうか

10キロ、15キロと順位が上がってきたので、選手たちは意外と冷静に走れていると感じましたが、ラストの3キロでペースダウンした選手もいたので、その辺りはやや誤算でした。

――想定以上の走りをした選手はいましたか

井川(龍人、スポ4=熊本・九州学院)、鈴木(創士駅伝主将、スポ4=静岡・浜松日体)、佐藤(航希、スポ3=宮崎日大)は想定よりも上回る走りでした。

――4位通過、そして各選手の個人タイム、順位を含め、この予選会に点数をつけるとしたら何点になりますか

悪くても3位以内の通過を目標としていたので、点数をつけるとすると70点くらいです。

――今回の結果を受け、全日本大学駅伝対校選手権や東京箱根間往復大学駅伝に向けて見えた課題があれば教えてください

想定外のレース展開になっても、それぞれで考えて想定内でまとめて走る力が必要だと感じました。


◆井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)

――調子はいかがでしたか

絶好調とまではいきませんでしたが、7、8割ぐらいの調子で挑んだかたちでした。

――練習段階から100パーセントではないという状態だったのでしょうか

本当にささいなケガなのですが、新しい靴を履いて足の親指が靴擦れみたいになってしまい、それをかばって走った結果ハムストリングに違和感が出たりし、思うような練習を最後できなかったことが気がかりではありました。

――そのケガはいつ頃ですか

4日前ぐらいです。

――レース前のチームの雰囲気についてはいかがでしたか

(早大競技会の)1万メートルで結果が悪かった時から、みんな気持ちを切り替えて練習していた面もあると思うので、予選会に向けてはかなりよかったと思います。

――目標タイムはありましたか

1時間2分35秒ぐらいを目標タイムとして設定していたと思います。目安で日本人トップ集団にいるということが目標でした。

――留学生ではなく、日本人トップ集団についていくという設定でしたか

調子もそこまでよくなかったので、とりあえず日本人トップ集団についていこうと考えていました。

――序盤から先頭集団でのレースだったと思いますが、走り出してからの調子や集団内でのご自身の走りはいかがでしたか

ハイペースになったら脚のこともありスローでいこうと考えていましたが、スローペースだったので、そこは僕にとってかなり都合の良いレースになりました。走り出したら脚の違和感は感じなかったので、気持ちよくスタートすることができました。

――終盤に公園内に入ってからの走りや、日本人の上位争いを振り返っていかがですか

公園内のアップダウン、特に上りで苦手意識があり、うまく走れなかったことが公園内の反省点です。公園内ではみんな疲れていてペースも落ちていたので、そこまで無理せず集団内で走って、最後どれだけ上げられるかを意識していました。

――後半への余力はどれほどありましたか

8割ぐらいでは走っていました。行こうと思えばいけるぐらいの余力はありました。

――日本人2位という結果について率直にいかがですか

もっと上を目指すのであれば、8割ぐらいの力でも日本人トップでありたかったなとは思いますが、全日本(全日本大学駅伝対校選手権)も3週間後に控えている中でのこの結果はよかったのではないかと思います。

――上級生としてチーム全体としての結果をどう感じていらっしゃいますか

創士(鈴木創士駅伝主将、スポ4=静岡・浜松日体)も頑張ってくれましたし、航希(佐藤航希、スポ3=宮崎日大)も純平(間瀬田純平、スポ1=佐賀・鳥栖工)も今までそこまでよくなかった選手たちが今回よかったという点は評価できる結果だと思います。菖蒲(敦司、スポ3=山口・西京)などのもっと走ってほしい選手が今回きつかったのは距離に対して適応していってほしいなと思います。

――最後に個人の今後への意気込みをお願いします

今回初めてしっかりハーフを走り、それなりの結果は出たので、これを自信にロードでも区間賞や上位を目指してやっていきたいです。


◆鈴木創士駅伝主将(スポ4=静岡・浜松日体)

――率直に順位、結果についてどのように感じていますか

4位という結果で、アクシデントもありながら通過できたところにはホッとしているのですが、ただここの結果に対してはシードを取っている学校と戦うには遠く及ばないような結果だと思っています。そこは選手それぞれがもっと力をつけないとなというところで、満足しては行けないので、さらに力をつけて全日本(全日本大学駅伝対校選手権)、箱根に挑まなければということを結果から感じました。

――予選会経験者として、主将としてスタート前チームに何か声掛けられましたか

監督(花田勝彦駅伝監督、平6人卒=滋賀・彦根東)たちは、自信を持って行きなさいと言うところだったのですが、一方で僕は3年前の経験から手綱を締めるような意味で、集中力は切らさないように、足元だけはすくわれないようにというような事を言いました。3年前は割と力のあるチームながら9位通過となってしまったことは、どこか予選会だから必ず通るだろうという慢心があったと思うので、そこに関してはチームに強く言いました。

――レース前に設定タイム、目標に関して監督からの指示はありましたか

だいたいグループ分かれていて、井川(龍人、スポ4=熊本・九州学院)と山口(智規、スポ1=福島・学法石川)が単独走、僕、大志(伊藤大志、スポ2=長野・佐久長聖)、北村(光、スポ3=群馬・樹徳)、航希(佐藤航希、スポ3=宮崎日大)、諸冨(湧、文3=京都・洛南)までが第2集団のグループで、それ以外全員が第3のグループという感じでした。必ずまとまっていけと言う訳では無いですが、これくらいのペースを目安にというのは監督から伝えられていました。

――石塚選手(石塚陽士、教2=東京・早実)が第3集団の先頭を引いていたのは戦略ですか

そういう戦略で、コロナ明けというところもあったのですが、後ろの集団では石塚が1番力があったので、後ろの集団の管理、まとめ役を頼んだと僕は言っていました。後ろの集団を引っ張っていたということは、役割を全うしてくれたと思います。

――夏合宿では調子良いとおっしゃっていましたが、そこから今日まではどのような感じでしたか

夏合宿明けてから4日後の早大競技会の結果(1万メートル30分12秒09、組5着)では相当不安に思われたと思うのですが、そこが調子のどん底だったと言うか、そこからは上り調子で、まだピークでは無いのですが、今のところは上り調子でこれたまま本日を迎えることができたと思うので、夏合宿でやってきた距離に対応するということは今回のレースで存分に感じられました。

――コンディション面はいかがでしたか

駐屯地の中は意外と風があったというか、スタート側の辺が向かい風で、一方で逆側が追い風で思ったより風がありました。暑さはそこまでなかったのですが、曇りということで蒸している感じはありました。風の向きなどによるペースの上げ下げも結構ありました。

――今日の自身の走りを振り返っていかがですか

点数をつけるなら80点くらいですかね。設定されていたペース通りに比較的余裕をもって走れて、余力を持った状態で最後フィニッシュを迎えられたというところではひとつの及第点だと思います。ですが、他大学特にシードを取っている学校に対して(自分は)どういう位置なのか、僕にとっては63分フラットくらいが余裕を持って行けるところなのですが、他の学校、特に青学だったり駒澤大学では62分半、もしかしたら62分フラットくらいが余裕を持っていけるかもしれない、という所を考えたら、キャプテンである僕はもっともっと頑張らないとなと感じたというところでこの点数です。

――その中でも本日のタイムは手ごたえもあるといった感じですか

手ごたえも一定ありながら、まだまだ行けるといったところですね。

――箱根本戦に向けてチームや個人としての課題、これから上げていきたいところを教えてください

個人はもっともっと力をつけないとなといったところです。チームの課題としては、花田監督から提出された各々の設定タイムをクリアできた者が今回は4人くらいなのですが、全日本ならまずはプラス4人で8人にして、箱根だったらプラス6人で10人にしないといけないといったところです。この設定に関しては、もちろん花田さんは無理だと思って提出してないですし、僕が見たなかでもこいつは無理だという所はひとつもなくて、今日までやってきた練習、合宿などの成果をふまえたら存分に力を発揮すればクリアできるようなタイムだと思っています。それを達成できる、自分の力を発揮できるようなピーキングだったりテーパリングというところの上手さもありますし、今日のような蒸し暑いなかだったり、特にこの予選会なら人が多くいたりする環境の中でも、自分の力をしっかり出し切るというところが、今後僕たちにも求められてくる強さだと思います。

――3週間後に迫った全日本に向けての意気込みをお願いします。

全日本はまず3位以内、あとは優勝争いをすることが目標です。今日の結果からは悲観的に捉えるところもあると思うのですが、その中で収穫もあって、他大学に負けないだろうというような収穫もあったのでそこはしっかり先頭争いをして優勝も狙って行けたらと思います。

――その収穫はどういったものですか

やはり井川は強くて、僕が堅実に走って、あとは航希が僕と同じくらいで来てくれて、大志も調子悪いなかでもまとめて来てくれて、石塚は練習してないなかでも後半上げて64分フラットくらいで来てくれた、だいたいこの5人は割と良かったのではないかというところが今回の収穫ではあると思います。

――最後に本戦に向けての意気込みをお願いします

先程も言ったように、(花田駅伝監督の設定タイムに対する)マルが今回は4人で、あと6人欲しいところなのでそれぞれが自覚をもってやらないといけないと思います。今日予選会を走って、もちろん僕もそうですし、下級生も二度とこの場所には戻ってきたくないと思ったはずなので、今年は最低限シードを取りたいです。出雲(出雲全日本大学選抜駅伝)で分かったとおり、今年は結構混戦模様なので、そこになんとかチャレンジャーとして食らいついて行けたらと思います。


◆佐藤航希(スポ3=宮崎日大)

――前回の早大競技会から体調や調子はいかがでしたか

早大競技会からずっといい状態できていたのですが、この予選会の直前1週間ぐらい前から少し疲労が出始めました。ここまで調子が良かったのもあってピークが予選会前に出てしまったなという感じがあります。

――指示されたレースプランはありましたか

井川さん(井川龍人、スポ4=熊本・九州学院)と山口(山口智規、スポ1=福島・学法石川)が前で行くということだったので、自分は日本人の第2集団で走って後半余裕があれば上げていくというようなプランでした。

――得意のロードレースでしたが、走ってみての感覚はいかがでしたか

久しぶりのロードレースになりましたが、合宿でもずっとロードで走りづくりをしてきたので不安要素はあまりありませんでした。いつも通りロードには得意意識があるので今回も楽しみながら走ることができました。

――3分0秒台のタイムについてどう受け止めていますか

やはり状態が良くなかったというのもあるのですが、あまりいいタイムとは言えないと思います。今日のコンディションでもできれば2分台には入っておきたかったです。第2集団で走りましたが、もうちょっと前を狙って順位を上げられたと思うので少し悔しさはあります。

――4位通過に対する率直な感想をお願いします

チーム内でトラブルもありましたが、それ以外の選手が一人一人力をつけたことによって上位通過できたので、あまりまだ悲観的にならなくていいのかなと思います。

――佐藤航希選手自身、夏以降調子を上げられていると思うのですが、その原因は何だと考えますか

大学で競技を始めてから初めて夏合宿をすべてやり切れたっていう部分が大きいと思います。調子が上がらない中でも周りを気にしてやってきたので、何が要因になっているのかは具体的に分からないのですが、今年は大崩れせずに調子が上がらなかった時も、練習がきつい時もあまり波を大きくすることなく継続して練習することができました。その継続があって今の状態があるのかなと思います。

――控える全日本大学駅伝対校選手権(全日本)に向けて意気込みをお願いします

全日本は昨年トップでタスキをもらって自分のところで順位を落としてしまったので今回はチームの目標に貢献できるような走りをしたいです。


◆石塚陽士(教2=東京・早実)

――レースプランはどのように考えていましたか

花田さん(花田勝彦駅伝監督、平6人卒=滋賀・彦根東)から結構的確な指示があって、大体キロ3分2、3ちょいで回って、63分45秒から64分15秒ぐらいまでの間でゴールしようという話でした。前半は本当は14分50秒ぐらいである程度速めに入ってから、少し押さえて、後半公園に入ってからビルドアップしていこうというかたちだったのですが、集団が結構遅かったので、前半抑えめになったのですが、その分しっかり後半垂れることなく上がりきれたのでそこは良かったのかなと感じています。

――最初から第2集団の方でレースを進められていましたが、余裕はありましたか

そうですね、8月末から9月上旬にかけてコロナにかかってしまって、それであまり万全ではなかったというところがあったので、本当は前でガンガン行くべきだとは思うのですが、今回は念の為と言いますか、復帰途中というところであったので、集団の方で走るというかたちになりました。

――初めての予選会でしたが、レースを進める上で気をつけたところなどはありますか

やっぱり駐屯地内は特に混雑していて、転倒とかが怖かったので、そこは結構前後の間を開けるとかして、そういう被害が及ばないように気をつけていました。

――ご自身の今日の走りを振り返っていかがですか

及第点というか、最低限の走りがはできたのかなと思います。ただ、当然ながらこのタイムとかでは満足できない結果ではあるので、全日本(全日本大学駅伝対校選手権)、箱根(東京箱根間往復大学駅伝)とまだ続くのでそこでしっかり挽回できたらいいなと思っています。

――個人、チームとして今日の結果をどのように受け止めていますか

個人としてもチームとしても最低限は全員ある程度はクリアできたのかなというふうには思っていて、個人としてはもう少し、63分半ぐらいで行きたかったところですし、チームとしても山口(智規、スポ1=福島・学法石川)のアクシデントとかはありましたが、それを含めても2、3番手で通過しなければならないところだったと思うので、今一歩なのかなというところはあります。なのでチームとしても個人としても(点数をつけるとしたら)70点ぐらいなのかなと思います。

――最後に全日本、箱根に向けた意気込みをお願いします

全日本と箱根に関しては万全な状態で臨めると思うので、しっかり区間賞を狙って頑張りたいと思っています。


◆伊藤大志(スポ2=長野・佐久長聖)

――今日のコンディションを教えてください

まず内的(なコンディション)としては、体の状態や動き自体は上がってはいたのですが、合宿から予選会にかけてプロセス的に良くなく、調子に波がありました。動き自体は良かったですが、花田さんとも前の日本人のトップ集団に付いていくのはリスキーかなという話があったので、一個後ろの集団で余裕を持ちながら走りました。外的としては、スタート時点では気温も良くて風もそこまで気になりませんでした。駐屯地のスタート側の直線を走っている時に(風を)感じたのでそこが前半で若干キツく感じた部分でした。

――調子に波があった原因は何かありますか

一番は合宿を頑張りすぎたのかなと思います。4回の夏合宿の内、練習をほぼ100パーセントこなせたのが、チームの中で僕だけで。それが良かったか、悪かったかは結果論でしかないのですが、そこで調子を崩してしまいました。あまりらしくないというか、頑張りすぎてしまった部分がありました。そこから体調面でもそうですし、調子の波が上下している部分があったので、そこが当日までのコンディションにおいて不安だった要素です。

――今回の順位とタイムを振り返っていかがでしょうか

順位、タイム共に試合までのプロセスを鑑みるとこんなものかなと。妥当なラインかなと思いますし、花田さんから出された設定とほぼその通りに走れたので、及第点ではあったのかなと思います。

――初めての予選会でしたが、感触はいかがですか

他のハーフマラソンや駅伝の雰囲気と違って、独特なものがあるなと感じました。出場する人数がものすごく多く、特に駐屯地内を走るコースでは接触が怖かったというか、接触を気を付けながらピリピリしながら走っていました。そこが他の試合とはわけが違うなと思いました。

――誰かと一緒に走ると想定していましたか

事前にある程度まとまって行くグループはありました。実際に走っている中で、駐屯地でバラけてしまい、集団走といくわけもなく、元々ある程度のペース帯で一緒に行こうという感じでした。その中で具体的に目標にしたのは創士さん(鈴木)や航希さん(佐藤)が引っ張っていた集団でした。蓋を開けてみると、あの二人が想定よりも早く、僕は若干後ろに下がっていましたが、ずっとその集団に付いていって、公園内まで入っていったのでそこは想定よりも早いくらいだと思っていました。

――具体的な設定タイムはありましたか

入りの5キロを15分切るくらい、そこから3分切るか切らないかくらいのペースで行き続け、そこから公園内からアップダウンが激しくてペースが落ちるので、そこからは粘ったり、市街地で余裕をもって行くことができていたら、公園内で(ペースを)上げていこうという形でした。

――後半でスピードが落ちましたが、そこでの原因は何でしたか

調子の悪さというのもありましたが、アップダウンの中の登りで集団を離して、下りで追いつかれる波がある走りだったので、小刻みなアップダウンに対応できる走りや21キロ走る中でスタミナが必要かなと思いました。長い距離に対する不安は夏合宿を越えてからなくなってはいますが、スタミナ面以上に21キロの中でスピードを保っていくことや、スピード感が足りないかなと思います。創士さんや航希さん、前を走っていた山口(智規)や井川さん(龍人)と比較するとスピード感が僕には足りない部分だと思います。そこが今のハーフに対する課題かなと思います。

――予選を突破した感想をお願いします

もちろん上位で通過したいという思いもありましたが、予選会は通過できればいいかなと思っていたので、全日本もありますし、花田さんからも試合というよりはタイムトライアルみたいな気持ちで行くようにと話をされていました。結果を見ても、収穫や課題は各々であるとは思いますが、良かったところは伸ばして、悪かったことは改善していくだけなので、あまり4位という中で悲観視はしていません。スポーツにたらればはないのですが、山口がアクシデントなく、そのまま行っていれば1位通過というものもあったので、実力としてはあまり悲観視はせずにやれることをやるべきだと思います。

――全日本、箱根に向けての意気込みをお願いします

やはり全日本は箱根より距離が短く、早稲田としても勝負しやすい駅伝になるかなと思うので、全日本は残り3週間ですが、しっかりと上位争いに絡んでいくような走りをしたいです。どちらの駅伝に言えることではありますが、具体的な順位というか爪痕を残す走りというかインパクトのある走りを心掛けていきたいと思います。

(取材、編集 及川知世、森田健介、湯口賢人、加藤志保、川上璃々、戸祭華子)

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