新春の一大イベント、東京箱根間往復大学駅伝(箱根)の1次エントリーが10日締め切られ、発表された。それに伴い、第90回箱根駅伝監督トークバトルが開催。早大からは渡辺康幸駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)が参加。他校の監督と熱い舌戦を繰り広げ、会場を大きく沸かせた。
前回大会で山下りを任された相原
「往路優勝、総合3位以内」。今大会の目標は、という司会者の問いに渡辺監督は率直にそう答えた。発表された1次エントリーはここまで順調。有力選手が漏れているということもない。現段階でのベストメンバーを登録することができた早大には、他校の監督から1年から4年までのバランスが良いとの声も。監督はメンバー選びに際して、20キロという距離を考え、使いたい1、2年生もいたが、上級生を選考。さらに大会の展望として、「下りの区間順位が重要」と語った。
その後、トークの焦点は「キャプテン」に。それぞれの監督が自校の主将を語っていく中、渡辺監督は大迫傑駅伝主将(スポ4=長野・佐久長聖)が主将になった決め手を「速い・怖い・強い・代表」と説明。代々、早大は強い選手がキャプテンだったことも理由に。さらにチームのまとめ役に田中鴻佑(法4=京都・洛南)の名前を挙げ、チームとしての完成度は大迫不在時においても下がっていないことを強調した。
エース・大迫は昨年3区を任され区間2位
注目の区間エントリーは29日に発表される。渡辺監督は「復路にもある程度のメンバーを残したい」と語っており、様々なレースプランに対処できるようなオーダーを考えているようだ。ライバルの駒大、東洋大、日体大も万全のエントリー。勝つためには完璧な布陣で臨む必要がある。箱根まで3週間。万全の調整をして、『箱根路に早大あり』という姿を見せつけたい。
(記事 井上義之、写真 細矢大帆、目良夕貴)
▽箱根エントリー
【4年生】
相原将仁 (教4=東京・早実)
大迫傑 (スポ4=長野・佐久長聖)
志方文典 (スポ4=兵庫・西脇工)
田中鴻佑 (法4=京都・洛南)
【3年生】
臼田稔宏 (基理3=長野・佐久長聖)
高橋広夢 (スポ3=東大付)
田口大貴 (スポ3=秋田)
山田侑矢 (スポ3=三重・伊勢)
山本修平 (スポ3=愛知・時習館)
【2年生】
高田康暉 (スポ2=鹿児島実)
中村信一郎(スポ2=香川・高松工芸)
三浦雅裕 (スポ2=兵庫・西脇工)
柳利幸 (教2=埼玉・早大本庄)
【1年生】
井戸浩貴 (商1=兵庫・龍野)
平和真 (スポ1=愛知・豊川工)
武田凜太郎(スポ1=東京・早実)