【競走】マネージャー転向の辻が怒涛(どとう)のラストスパートを見せる

陸上競技

第1回早大競技会 4月18日 埼玉・織田幹雄記念陸上競技場

 柔らかな春風が時折トラックを吹き抜ける絶好のコンディションの下、今年度初の早大競技会が開催された。和田寛(先理1=埼玉・西武学園文理)、若狭奏汰(文1=滋賀・草津東)、水出依寿(社1=東京・早大学院)、高舘友杜(創理1=千葉・船橋東)、鈴木勇飛(人1=静岡)、上杉敦史(スポ1=千葉・八千代松陰)と多くの新入生が出走する中、マネージャーに転向した辻陽介(スポ3=愛知・岡崎)が気迫あふれる走りでトップを獲得した。

 早大勢のみの出走となった男子5000メートル。1年生6名と辻のほか、小平敦之駅伝主将(政経4=東京・早実)、安江悠登(法4=埼玉・西武学園文理)、瀬間元輔(スポ3=群馬・東農大二)、堀野正太(スポ2=兵庫・須磨学園)が姿を見せた。スタートから小平がレースを引っ張り、大きな集団を形成。1000メートルを2分50秒、2000メートルを5分43秒と安定したペースでレースをつくる小平に、新入生たちも集団中盤で懸命に食らいつく。2500メートル付近から数名が遅れだす展開となる中、徐々に位置を上げた辻が小平、瀬間に次ぐ3番手に浮上。4000メートルで小平が、4400メートルで瀬間がレースを抜けると、先頭争いは辻と和田の2人に絞られた。残り300メートル、辻がギアを切り替えて怒涛(どとう)のラストスパートを披露。一気に和田を突き放し、14分24秒97で1着でのフィニッシュを飾った。和田は14分26秒79の2着でゴール。後続はレース後半に単独走を強いられたものの、各々が最後まで粘り強い走りを見せた。

 「1カ月前にマネージャーに転向してから初めての早大競技会」となった辻。裏方として歩み始めてなお、意地の激走を見せたその背中は、多くの新入生にとって記録以上の大きな意味を持ったはずだ。この一走がチームに吹き込んだ新たな風は、エンジの結束をより一層強固なものへと変えていく。

(記事 石本遥希 写真 川田真央、田邉桃子、和田まさき)

結果

▽男子5000メートル

辻陽介(スポ3=愛知・岡崎) 14分24秒97(1着)自己新

和田寛(先理1=埼玉・西武学園文理) 14分26秒79(2着)

若狭奏汰(文1=滋賀・草津東) 14分36秒10(3着)

水出依寿(社1=東京・早大学院) 14分46秒92(4着)

高舘友杜(創理1=千葉・船橋東) 15分05秒14(5着)

鈴木勇飛(人1=静岡) 15分18秒91(6着)

小平敦之駅伝主将(政経4=東京・早実) DNF

安江悠登(法4=埼玉・西武学園文理) DNF

瀬間元輔(スポ3=群馬・東農大二) DNF

堀野正太(スポ2=兵庫・須磨学園) DNF

上杉敦史(スポ1=千葉・八千代松陰) DNF

斉藤天紀(スポ2=埼玉・川越東) DNS

多田真(人2=京都・洛北) DNS

コメント

辻陽介(スポ3=愛知・岡崎)

ーー本日のコンディションはいかがでしたか

 多少の風はありましたが、気温もそこまで高くなく、走りやすい気候でした。

ーーレースの位置付けを教えてください

 1カ月前にマネージャーに転向してから初めての早大競技会でした。自己記録の更新と、1年生の選手に対する突き上げを意識して走りました。

ーーレースを振り返っていかがでしたか

 ペースメーカーの方々がとても良いペースで引っ張ってくださったので、その流れに乗るだけでした。最後の1000メートルはフリーになりましたが、1つ後ろにいた和田(寛、先理1=埼玉・西武学園文理)が良いかたちで競い合ってくれたので、タイムも出たと思います。

ーー今シーズンの目標を教えてください

 マネージャー最速で満足しないことです。今後も競技会に出る機会があるので、自分が走ることで選手たちを突き上げていきたいです。