今年度初の早大競技会!山田や鈴木翔ら4名が出場

陸上競技

第1回早大競技会 4月19日 埼玉・織田幹雄記念陸上競技場

 初夏の陽気となった4月19日。年度が変わってから初開催となる第1回早大競技会が行われた。早大からは1500メートルに山田晃央(商1=東京・早実)、5000メートルに鈴木翔瑛(人2=群馬・富岡)、辻陽介(スポ2=愛知・岡崎)、舩生颯太(先理2=静岡・韮山)が出場。山田は4月6日に開催された東京六大学対校での記録を約2秒上回る好タイムを出し、5000メートルでも鈴木翔が積極的に集団に食らいつくレースを見せた。

 まず最初に行われたのは1500メートルのレース。山田は序盤から終盤まで、3・4番手あたりでレースを進めた。ラスト1周に差しかかり、東国大の井口愁斗が単独で飛び出すと、続く集団の先頭で山田は2位争いを繰り広げる。ラスト200メートル付近からはさらにスピードを上げ、2番手をキープしたままフィニッシュした。

 大東大の選手が多く出場した5000メートル2組。スタート直後から集団は縦長のかたちになったが、鈴木翔、辻、船生の3人は集団中央に位置取った。最初の400メートルを先頭が68秒7で入ると、その後は400メートル70秒前後でレースが展開されていく。レースが動いたのは2600メートル手前。徐々に集団がバラつきはじめると、船生や辻は単独走に。先頭集団に果敢に食らいついていったのは鈴木翔。鈴木翔は「(3000メートルまでは)余裕をもって進められた」という。集団から離れかけそうな場面でも、声援を背に、何度も集団につくも、3600メートルからは単独走になってしまう。集団から離れた後も必死に粘り、15分06秒34でフィニッシュした。「(後半の2000メートルは)急に力が入らなくなってしまった」と振り返るように、終盤は苦しい走りになったが、中盤にかけての積極的な走りは次のレースにつながることだろう。

 目標としていたタイムには届かなかったものの、今レースでは各選手が随所に存在感を示す場面が見られた。選手たちは現状に甘んじることなく、自らの課題と真摯に向き合い、さらなる高みを目指して日々の鍛錬を積み重ねていく覚悟だ。

(記事 植村皓大、佐藤結、写真 會川実佑、鶴本翔大)

結果

▽男子1500メートル

山田晃央(商1=東京・早実)  3分49秒00 (2着)

▽男子5000メートル

鈴木翔瑛(人2=群馬・富岡)  15分06秒34 (15着)

辻陽介(スポ2=愛知・岡崎)  15分08秒90 (16着)

舩生颯太(先理2=静岡・韮山)  15分30秒36 (19着)

 

コメント

--本日のコンディションはいかがでしたか

 アップの時から体が軽くて、いい動きで走れていました。

--本日のレースの位置づけを教えてください

 3月のトラックゲームズinTOKOROZAWAから、(東京六大学対校、早大競技会と)続けてレースに出ていて、4月のレースの最後の仕上げという感じで臨みました。

--目標はありましたか

 14分30秒台を狙っていましたが、残念ながら達成できませんでした。

--レースを全体的に振り返っていかがですか

 3000メートルは余裕をもって進められたのですが、そこから急に力が入らなくなってしまいました。辻や船生と比べて、前半でごちゃごちゃした走りになってしまったのが、やはり良くなかったと思います。

--今シーズンの目標を教えてください

 14分30秒というタイムを絶対に切るという目標をもって練習に臨みたいと思います。