複数種目で表彰台! エンジが存在感放つ/関カレ2日目

陸上競技

 多くの決勝種目が行われた関東学生対校選手権(関カレ)2日目。早大勢は、男子1500メートルで菖蒲敦司(スポ3=山口・西京)、男子110メートル障害で池田海(スポ2=愛媛・松山北)がともに3位、男子4×100メートルリレーで早大が2位となり、エンジをまとった選手たちが複数回表彰台を彩った。

 また、表彰台には届かずも、男子100メートルでは三浦励央奈主将(スポ4=神奈川・法政二)と稲毛碧(スポ3=新潟・東京学館新潟)がダブル入賞。女子100メートルの鷺麻耶子(スポ2=東京・八王子東)、女子1万メートル競歩の木村和(人4=秋田・横手)もそれぞれ入賞を果たし、チームに対校の点数を持ち帰る活躍を見せた。

表彰式にて笑顔の4×100メートルリレーメンバー

(記事、写真 及川知世)

★三浦が4位、稲毛が8位入賞(男子100メートル)

 男子100メートル決勝には三浦励央奈(スポ4=神奈川・法政二) 、稲毛碧(スポ3=新潟・東京学館新潟)が出場。三浦は10秒42の4位、稲毛は10秒67の8位でフィニッシュした。島田開伸(スポ2=静岡・浜松湖東)は前日に自己ベストで準決勝進出を決めていたが、 決勝には届かなかった。

  準決勝の1組目には三浦と稲毛が登場。三浦は10秒45の3位で着順により決勝進出が確定。稲毛は10秒47で4位に入り、記録により決勝進出となった。2組目には島田が登場。予選では自己ベストとなる10秒45を出していたが、準決勝では10秒66とタイムを落とし、決勝進出を逃した。

 この日2レース目となる決勝。三浦はリアクションタイムが一番遅かったが、後半に伸びを見せ、4位に入った。稲毛はスピードに乗れず、予選と準決勝からタイムを落とし、8位でゴールした。

 表彰台を狙っていた三浦にとっては惜しい結果となった。21日から競技が始まる200メートルでの巻き返しを図りたい。稲毛も、先月ワールドユニバーシティゲームズの代表に選出されるなど、好調さもうかがえていただけに、8位は悔しい結果になったはずだがまだ3年生。これからの活躍に期待したい。

決勝のレースでゴールに飛び込む三浦

(記事 臼井恭香、写真 松平将太朗)

★菖蒲が2年連続の表彰台!間瀬田も積極的なレース(男子1500メートル)

 男子1500メートルに出場したのは、菖蒲敦司(スポ3=山口・西京)、栁本匡哉(スポ3=愛知・豊川)、初のエンジとなる間瀬田純平(スポ1=佐賀・鳥栖工)の3名。19日に行われた予選1組目に登場したのは栁本と間瀬田。栁本はレース序盤から先頭で集団を引っ張るも、最後のスパートについていけず。惜しくも予選敗退となった。一方間瀬田は序盤は4番手でレースを進め、得意のラストで食らいつき5着で決勝進出を決めた。2組目の菖蒲は集団後方からのスタート。ラスト400メートルで先頭に出て、3着で決勝進出を決めた。

 決勝のレースはスタート直後から間瀬田が集団前方に位置づけ、菖蒲は集団中盤でレースを進める。300メートルを過ぎたあたりから間瀬田が大きく飛び出し、2位集団に約2秒差をつける。ラスト1周で間瀬田は飯澤(東海大)が率いる2位集団に吸収され、ラストスパートについていけず。攻めの走りを見せるも、12位でレースを終えた。菖蒲はレース中盤まで2位集団に位置をつけ、様子を伺う。残り400メートルで飯澤とのスパート合戦。上回ったのは飯澤。ラスト200メートルで大きく突き放され、高村(日体大)との熾烈な2位争いとなる。懸命に走るも0・005秒及ばず3位でゴールした。

 今大会で初のエンジとなった間瀬田は、決勝に駒を進めた唯一の1年生にも関わらず、途中レースを引っ張る果敢な走りを見せた。今季、調子の良い菖蒲は見事に自己ベストを更新。安定した走りを見せつけた。

決勝を走る菖蒲

(記事 堀内まさみ、写真 松平将太朗)

★池田が13秒台を連発し、見事に3位表彰台! (男子110メートル障害)

 男子110メートル障害には池田海(スポ2=愛媛・松山北)が出場した。予選、準決勝ともに13秒台で走破し、昨年に続く決勝進出を決める。決勝でも序盤からテンポよくハードルを越え、最後は法大の横地、慶大の豊田に惜しくも及ばなかったものの3位でフィニッシュ。今大会早大勢の短距離種目では初となる表彰台に立った。

  今シーズンなかなか結果を残せていなかった池田。しかし、関東学生対校選手権(関カレ)に向けては「勝ちにこだわることも大事だが、まずは冷静になって自分のレースをすることを意識した」と予選から慌てることなく自分の力を発揮する。準決勝は「スタートで出られた」という言葉通り、序盤からスピードに乗る。中盤で勢いに乗れなかった部分もあったというが、2着でゴール。着順で決勝に駒を進めた。「最低限3位以内」と意気込んだ午後の決勝。レースは、昨年の関カレで3位の横地ら実力者がそろう中で、序盤から拮抗(きっこう)した展開となる。池田は「勝ちを意識して、少し硬くなった」と言うが、その中でも実力通りの走りを披露。最後は横一線のゴールとなったが、3位でフィニッシュ。昨年惜しくも届かなった表彰台を、今年は見事に勝ち取った。レース後は悔しさをにじませたが、「レベルの高い大会で3位以内に入ったことはなかったのでうれしい」と時折笑顔も見せた。

 予選から13秒台を3本そろえる力強い走りを見せた池田。それでも「安定した走りをできたことはうれしいが、タイムには満足していない」と課題も口にする。「もう二段階、三段階上げていけるような取り組みをしたい」という思いが、今後も池田をさらに強くするだろう。

決勝のレースを走る池田

(記事 加藤志保、写真 及川知世)

★白熱したリレー決勝で早大は2位(男子4×100メートルリレー)

 男子4×100メートルリレー決勝は前日の予選からメンバーを変え、1走から三浦励央奈主将(スポ4=神奈川・法政二)、稲毛碧(スポ3=新潟・東京学館新潟)、澤大地(スポ4=滋賀・草津東)、西裕大(教3=埼玉・栄東)が出走。前日の予選で日大の後塵を拝し、2着で通過した早大はまたも日大には及ばず。2着でレースを終えた。

 スターターを務めたのは三浦。先に行われた100メートル決勝の疲れを感じさせない力強い走りで幸先の良いスタートを切る。2走とのバトンパスでは距離が詰まったものの、続く稲毛は得意とする後半の追い上げで巻き返す。3走の澤は走り出しからトップスピードに乗り、日大、法大に続いて、3番で西につなぐ。西はチームが作り出した勢いに乗るかのように、トップ日大との距離を詰め、最後は法大を振り切って、2着でゴールした。

 予選に続いて、日大にトップを許す結果となった早大。昨年と同様に2着となり、チームに7点を持ち帰った。秋に控える日本学生対校選手権でのリレーで、今回の雪辱を果たすためにチームはさらなる研鑽(けんさん)を積んでいく。

表彰台でメダルを掲げる早大リレーメンバー

(記事 湯口賢人、写真 及川知世)

結果

2日目
▽男子1部

▽100メートル

準決勝

(2組3着+2)

三浦励央奈(スポ4=神奈川・法政二)  10秒45(+0・9)(1組3着)決勝進出

稲毛碧(スポ3=新潟・東京学館新潟) 10秒47(+0・9)(1組4着)決勝進出

島田開伸(スポ2=静岡・浜松湖東) 10秒66 (ー0・8)(2組8着)



決勝

三浦 10秒42(ー0・2)(4着)

稲毛 10秒67(ー0・2)(8着)


▽1500メートル

決勝

菖蒲敦司(スポ3=山口・西京) 3分45秒54(3着)自己新

間瀬田純平(スポ1=佐賀・鳥栖工 3分47秒62 (10着)


▽5000メートル

予選

(2組10着+4)

石塚陽士(教2=東京・早実) 14分00秒13 (1組6着)決勝進出

山口智規(スポ1=福島・学法石川) 14分11秒66 (2組4着)決勝進出

伊藤大志(スポ2=長野・佐久長聖) 14分12秒02 (2組7着)決勝進出


▽110メートル障害

準決勝

(2組3着+2)

池田海(スポ2=愛媛・松山北) 13秒97(+0・2)(2組2着)決勝進出


決勝

池田 13秒92 (ー0・3)(3着)


▽4×100メートルリレー

決勝

早大(三浦ー稲毛ー澤ー西) 39秒24 (2着)


▽女子1部

▽100メートル

準決勝

(2組3着+2)

鷺麻耶子(スポ2=東京・八王子東) 11秒88(+1・0)(1組2着)決勝進出

決勝

鷺 11秒86(+0・8)(4着)



 

▽1万メートル競歩

決勝

藤田真美加(スポ1=千葉・成田) 棄権

木村和(人4=秋田・横手) 51分50秒71 (7着)



 

▽走高跳

決勝

山田実来(人4=神奈川・桐光学園) 1メートル60 (21位)

大坂美乃(文構4=愛知・明和) 1メートル60 (21位)


コメント

※大会3日目以降も出場競技がある選手のインタビューは出場競技終了以後掲載いたします

稲毛碧(スポ3=新潟・東京学館新潟 )

――ワールドユニバーシティゲームス延期に対してどう思われていますか、この大会への影響はありましたか

正直(代表に)入れるとは思っていなかったので、なくなったらなくなったでしょうがないなという感じだったので、そこまで喪失感というかショックとかはなかったです。

――コンディションはいかがでしたか

1カ月間練習してきて、ちゃんと積めている状態ではきていたのですが、予選でリレーを走った翌日の足の状態が良くなくて、準決勝を走ってみて、(準決勝を)抜けられはしたのですが、満身創痍というか、かなり足にきていました。100メートルの決勝では、ケガしない程度に走って、フォームもぐちゃぐちゃだったのですが、1点でも取ろうと思っていました。リレーではテーピングでガチガチに巻いてもらって、千切れてもいいやくらいの気持ちで走りました。(リレーでは)勝負できなかったところがあり、決勝に残ったからにはあのメンバーで上位争いしたかったのが率直な感想です。

――現在、足は大丈夫ですか

来週くらいに診察してもらって、一応そこから日本選手権に向けてのスケジュールを組んでいくのですが、歩いても違和感がないので、そこまで重傷ではないのかなと思います。レースでもっとギアを上げるとブチっといってしまうのかなと。感覚としてはそこまでひどくはないのかなと思います。

――次は日本選手権ですか

そうですね。関カレが思った以上にひどかった、不甲斐なかったので、日本選手権では100メートルで結果を出さないといけません。今年の1番の目標は日本選手権で決勝に残ることなので、そこをしっかりクリアするための3週間にしたいです。

――リレー対してはどのような意気込みでしたか

メンツ的にも優勝を狙うべきメンバーでした。バトンの流れが悪かったところもありますし、僕が足をケガして、走れはしたのですが、本調子からはほど遠かったので、そこも加味して2走としての役割は果たせなかったかなと思います。チームとしても3走4走の(バトンパスの際の)早出だけでなく、全てに原因があると思っているので、もちろん僕にも責任があります。その中で戦えなかったことは不甲斐ないとうか、2走というチームの要である走順なので、自分としては反省点かなと思います。 

――メンバーを決める際に何か話し合われましたか

走順に関しては決まっていました。1走が三浦さん(三浦励央奈主将、スポ4=神奈川・法政二)と開伸(島田開伸、スポ2=静岡・浜松湖東)で、(予選では)三浦さん温存だったので、そこであまりいじるところはなかったです。足の状態をみて、いけるかと聞かれましたが、僕が出なければいけなかったので、そこも加味して、リレーでは迷惑をかけられないので。走順に関しては固定だったので、あまり気にするところはありませんでした。

――三浦選手の温存は決まっていたのですか

もとから決まっていました。

――バトンパスはいかがでしたか

澤さん(澤大地、スポ4=滋賀・草津東:3走)へのバトンパスは及第点かなと。三浦さんとは足の不安があって、うまく僕が出れずに、バトンの流れが悪く、詰まってしまいました。そこで数センチ数十センチ変わるだけで、勝てたレースだったと思うので、そこは反省するべき点ですし、三浦さんからの流れを僕がつなげなかったのが、敗因の一つであると思います。

――予選から変えたことはありますか

(1走目が)三浦さんだったので、歩数は開伸とは大きく変えました。三浦さんは開伸よりもスピードがあるので、歩数を大きめにして、利得距離を稼ぐような感じでいったのですが、僕の足が動きが悪く、うまく出れず、利得距離を稼げず、三浦さんがブレーキするくらいのバトンパスをしてしまいました。

――チームメイトの走りを見て、何を思われましたか

やはりタイムを見ても、西(西裕大、教3=埼玉・栄東:4走) も僕も予選からタイムを落としてしまったので、そこはやはり決勝で一段階上げていかないと。タイムもそうですし、日大にも先にいかれてしまうので、そこが僕たちの弱いところかなと思います。もう一段階ギアを上げていける余裕がないと、関カレも全カレ(日本学生対校選手権)も取れないので、リレーに関してはもう少し余裕をもって、予選から決勝にかけての良いラウンドアップをしたいです。

――澤選手と三浦選手の走りはいかがでしたか

2人は元からリレーに入っていて上手いので、三浦さんはブルドーザーみたいな迫力ある走りで来るので出るのが怖いのですが、そこ(1走から2走)での良い流れを作りたいとは思っていたのですが、うまくいきませんでした。澤さんは三浦さんとは違い、バトンのつなぎの流れがうまいタイプなので、そこに関してはバトンの距離もそうですし、澤さんの走りを見ても、このままの距離だったら勝てるなと感じたので、あの二人に関してはさすがだなと思います。僕たちにはないリレーのうまさがあると感じました。

――2位に対して思うところはありますか

3年連続で2位なので、どうしても勝ちたかったのもありますし、素直に悔しいです。勝てるレースではあったので、そこで勝ちきれない自分たちの弱さが露呈したなと思います。

――日大の予選の結果を受けて、予選と決勝で変えたことはありますか

特にはなかったです。自分たちのレースをするしかないので、いくらあんな日大が先に出たとはいえ、走力的にはうちの方が上だと思っていました。自分たちのレースをすれば勝てると思っていて、慢心ではないですが、そこまで気にしていなかったです。

――レース前のポーズはどのようにして決めましたか

実はギリギリまで決まらなくて、澤さんが指ハートをしようと言って、可愛いじゃんみたいになって、主将もこれでいくって言ったので、あのポーズになりました(笑)。

――日本学生対校選手権の4×100メートルリレーに向けて、意気込みをお願いします

優勝しかないので、優勝以外は負けなので、個人でもそうですが、リレーで優勝することが目標です。僕は2年間帯同して、2回とも見ているだけだったので、次こそは皆で優勝したいのがあります。100メートルでもそうですが、タフさがないと2走としては許されないので、レースを何本もこなせるようなタフネスと技術を全カレに向けて鍛えていきたいです。


池田海(スポ2=愛媛・松山北)

――まず今大会の目標を教えてください

表彰台、3位以内に入るというのが目標でした。

――調子はいかがでしたか

2週間ほど前に脚を痛めて、前日練習まで走っていなかったので、疲労は抜けているけどわからない状態というのが直前までの調子でした。そして、実際こっちに来て予選からの体の調子というのは結構動いていたという感じでした。

――今シーズン序盤はハードルに合っていないことも多かったと思うのですが修正できたというかたちなのでしょうか

シーズンの序盤は刻めなかったりして、詰まってこけるというのが2回くらい続いたのですが、今回はそこについては修正して、冷静にやるというのが1番のポイントというか、そこをきちんと意識して走るというのを予選からやってきたので、比較的そこは改善できていたかなとは思います。

――具体的に変えた部分はありますか

まず少し冷静になって、もちろん勝ちにはこだわるけれど、自分のレースをする意識を持つということと、自分のレースをするということがどういうことかということをきちんと考えて、踏み切りで余裕を持って、着地をきちんと抑えていくといった部分をきちんと意識できるようにといった感じで練習しました。

――直近の2レースは失格になってしまいましたが、その意識の部分ができていなかったということですか

そうですね。記録も出したいし、勝ちたいしということが出てしまって、かつ体のベースがかなり上がった上に、動けていたので少しそこが噛み合わずに、暴発するような形でこけてしまっていました。なので、落ち着いて自分のレースをすることが1番の目標でした。

――関東学生対校選手権に向けての練習で何か意識したことはありますか

技術的な部分に関しては痛める直前にちょうど技術練習をやっていて、その時は良かったので、今言ったようなことを対人練習でもできるようにということを意識してやっていました。それ(脚を痛めて)以降は走ったり跳んだりできなかったので、その間補強などで落ちるものを最小限にしようということで、走れないけれど走るのと同じような負荷がかかるように工夫してストレングスのメニューを考えてやったという感じです。

――痛めた部分はもう大丈夫ですか

そうですね。きちんと治って今は問題ないです。

――レースについてお聞きします。まず、予選から自己ベストに近いタイムをマークしましたが、感覚としてはいかがでしたか

やはり落ち着いて走れたということもあって、自分の課題も克服できた走りができたので、それに伴ってある程度タイムも出たのかなと思います。走れてなかった割にはあのようなタイムが出たなと思います。結構体は動いていたのでこんなもんかなというくらいです。率直にはうれしかったです。

――準決勝の走りは振り返っていかがですか

準決勝はスタートで出ることができたので、あとはきちんと一貫して変に焦らず、走り切る、自分のレースをするというのがあったのですが、少し途中で腰が抜けたような動きをしてしまって、勢いに乗れなかった部分がありました。その中でも体は動いていたのであのような結果になったのかなと思います。

――決勝の走りはいかがでしたか

決勝はラシッド(村竹ラシッド、順大)さんが欠場していたりして、レースに臨む前とは少し状況が違うというか、少し勝てる可能性が出てきたりというのもあり、最低限3位以内で、1位も狙いたいという気持ちもあったので、勝ちに行きたかったのですが、少し固くなったかなというのがあります。なので、先ほどから申し上げている冷静に自分のレースをするというところから少し外れてしまって、うまくまとめられなかったということが敗因かなと思います。

――13秒台で3本揃えましたがタイムについてはどのようにお考えですか

満足は当然いってなくて、もう1段階、もう2段階と上げていかなければ、関カレだから戦えたけど、日本選手権など次のステージとなるとまだ厳しいので、もう少し出したいです。けど、今は練習できていなかったことも考えて、あまり欲張らず、今回の結果をしっかりと受け止めて、一応安定させることはできたのでそこは少しうれしいポイントです。ただ、そこで満足せずきちんと課題を持って、もう2段階、3段階上げていけるような取り組みをしていきたいなという印象です。

――練習できていなくても復帰明けですぐに走れるものなのですか

いわゆる溜まりバネみたいな感じで。疲労も抜けていたのと、感覚を固められていたこともあって、それほど(練習できていなかったことが)悪い影響にはならなかったという印象です。

――3位という順位に対する率直な感想はいかがですか

やはり1番最初に上がってきたのは悔しいという気持ちです。素直に悔しかったですけど、陸上競技をやってきた中でこういったレベルの高い大会で3位以内に入れたということがこれまでなかったので、そういう面ではうれしかったです。

――最後に今後の意気込みをお願いします

直近の大会としては日本選手権があって、まだ出場できるかは確定していないんですけど、そこにポイントを合わせて作り上げていくというのが今のやるべきことかなと思います。そこできちんと自己ベストを出して、安定させられるようにというのが今の目標です。