今年も強力なルーキーたちが長距離ブロックの門を叩いた。1500メートル高校歴代4位の記録を持つ間瀬田純平(スポ1=佐賀・鳥栖工) と、5000メートル高校歴代3位の記録を持つ山口智規(スポ1=福島・学法石川)。ともにそれぞれ1500メートルと5000メートルの記録はチーム内トップだ。早くも関東学生対校選手権(関カレ)のメンバーに名を連ね、学生のトップ、そしてさらにその先も見据える2人は、早稲田大学の選手としてどんな走りを目指すのか。その思いに迫る。
※この取材は4月24日に行われたものです。
「(間瀬田は)笑顔が素敵で(笑)」(山口)
――学校生活には慣れましたか
山口 所沢での生活には慣れたのですが、勉強にてこずっています(笑)。キツい授業はないですが、やる気がないですね。
――対面とオンライン授業どちらが多いですか
山口 オンラインです。学びたいことがあるのですが、2年生以降でコース分けになった際に勉強したいと思っています。1年目は(競技で)結果が出るように、学校でてこずらないようにしました。
――間瀬田選手はいかがですか
間瀬田 自分は生活が慣れるのが大変だと思っていたのですが、結構すぐ慣れて、勉強も楽しくさせてもらって、今のところはてこずってないです。
――同じ授業は取ったりしていますか
山口 (一緒に)陸上のフィールドをやっています。
間瀬田 幅跳びをやりました。
――やってみてどうでしたか
山口 陸上部として出たくないですね(笑)。
――上京して、面白かったことやギャップなどはありますか
山口 高校の時は先生に叱られたりして、厳しいことが多かったですが、比較的先輩方も相楽さん(相楽豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)も優しくて、練習に集中できる環境が整っています。
間瀬田 自分は思っていたよりも学校生活が暇だなと。1限90分で長いと思うのですが、その分自分の好きな時に授業を受けられるので、思ったより暇だなと思います。
――同期だと誰と仲が良いですか
山口 よく間瀬田の部屋に行って、藤本(進次郎、教1=大阪・清風)と遊んだりしています。
――お二人が初めて会ったのはいつですか
山口 インターハイです。
――お互いの第一印象は
山口 (間瀬田は)笑顔が素敵で…(笑)。
間瀬田 すごく速い選手なので、最初は怖い感じがあるのかなと思っていましたが、怖いってよりは誰とも接しやすくしてくれるので、割と話しやすかったです。
「中学生のころから、大学は早稲田にしようと思っていた」(山口)
質問に答える山口(右)
――早大を志望した理由を教えてください
山口 自分は中学生のころから、大学は早稲田にしようと思っていました。そのために高校は学法石川を選んで、1年生のころから早稲田大学に行きたいと言って、そのためにしっかり結果を残そうと頑張ってきました。あと、相楽さんとお話させていただいた時に人間性に惚れました。
――早稲田に行くために学法石川を選んだとのことですが、それは学法石川から早稲田に強い選手が行っているためですか
山口 学法石川自体が強いのと、半澤先輩(黎斗、令4スポ卒=福島・学法石川)や小指先輩(卓也、スポ4=福島・学法石川)も早稲田に行っていたということで、学法石川を選びました。
――半澤氏や小指選手とは元々関わりがあったのですか
山口 半澤さんとは自分が高校1年生の時から関わりがありました。小指先輩は入学前に色々とお世話になりました。
――半澤氏が教育実習で学校に来られた時はどのような感じでしたか
山口 結構評価が良かったみたいです。教育実習なので、堅苦しい感じだったと思うのですが、その中でもすごく工夫して、楽しめるようにやっていただきました。
――間瀬田選手はなぜ早大を志望したのですか
間瀬田 自分は高校1年生の時は強い選手ではなかったので、高校2年生で少しずつ結果が出始めてから、監督に何校か紹介してもらった中に早稲田大学がありました。それで相楽さんに一回練習を見にきていただいて、お話させていただいた時に、自主性を大切にするということで、人数が少なく、一人一人の個性を生かせるチームなので自分も伸び伸びやれるかなと思い、早稲田大学を選びました。
――高校時代から自主性は大事にしてきたのですか
間瀬田 高校自体が自主的にやらせる高校で、自分で考えて動くことを大切にしていました。高校とも共通点があるかなと思って選びました。
――実際に練習が始まってみて、どうですか
間瀬田 思った以上に自分でやらなければいけないことがあって、高校の時はある程度は監督が(練習を)組んでくださったのですが、こっちに来てからは自分で練習の流れとかは監督が決めてくださるのですが、量とか質とかは自分で調整しなければいけません。少し難しいですが、慣れてきて少しずつ良い練習ができ始めてきています。
――鳥栖工(佐賀)から早大だと光延氏(誠、平30スポ卒=佐賀・鳥栖工)以来ですが、何か関わりはありますか
間瀬田 地元が一緒で、中学校も自分の隣の中学校だったので、しゃべったことはないのですが、光延さんも自分のことを知っていてくれているので、機会があったら関わりたいです。
気が付いたら陸上部に入っていた(間瀬田)
質問に答える間瀬田
――陸上を始めたきっかけを教えてください
山口 小学3年生からずっと硬式野球のクラブチームでやっていて、中学校に上がった時に、野球部に入るか硬式野球をクラブチームでやるか迷っていました。そこのチームメイトの皆が陸上部に入ったので、一応自分も陸上部に名前を入れておきました。練習にはあまり参加しなかったですが、大会に出てみたら、なぜか勝てました(笑)。中学の先生が理解者で野球を優先させてくれていたので、助かった部分があります。
――そこから陸上にのめりこんでいった感じですか
山口 そうですね。
――中学の頃から早稲田に行きたいと思っていたとおっしゃっていましたが、それは中学の大会で勝てるようになってからですか
山口 やると決めたら大学や高校選びは人生がかかってくるので、先を見据えて考えていました。今は思い通りにいっています。
――間瀬田選手はいかがですか
間瀬田 中学はなぜか分からないのですが、陸上部に入っていて(笑)。中学2年まで短距離をやっていたのですが、中学1年の時に長距離の大会に出させられて、そこで意外と走れて、監督からも長距離に来いと言われていたのですが、中学2年まで伸ばし続けて、じゃあやるかってことで始めました。
――最初は不本意でしたか
間瀬田 最初は陸上部に入ったからには短距離を頑張ろうと思っていました。
――中学の時に他の部活と迷ったりはしたのですか
間瀬田 最初はバスケ部に入ろうと思っていて、小学校のころから友達とやっていたので。でも気が付いたら陸上部に入っていました(笑)。
――高校までで、陸上で印象に残っている試合を教えてください
山口 高校1年の時の福島県高校新人です。自分と同じ高校の同じ学年に全中チャンピオンがいたのですが、その選手に1500メートルと5000メートルで勝つことができて、でもその選手が国体で福島県代表として選ばれた時に、彼が国体で優勝したので、自分も全国で勝てるんじゃないかなと思い始め、それからタイムが出るようになりました。悪い印象としては2年時の都大路(全国高校駅伝)です。(大会の)4日前に足を痛めて、練習ができず、直前に走れるようになったのですが、でもやはり駄目で。1区区間31位とかで、(仲間に)悔しい思いをさせてしまったので、すごく申し訳ないです。
間瀬田 自分は高校2年生の時の佐賀県選手権です。初めて1500メートルで3分40秒台が出て、それまで自分がそこまで走れるとは思ってなくて、何でこのタイムが出たのだろうと衝撃的だったので、印象に残っています。
――後から思い返して、タイムが伸びた理由は思い当たりますか
間瀬田 本当になくて。むしろその2週間前に足を痛めていて、全然走ってなくて。ちょっと練習したら3分49秒くらいで走れて、そこから長い距離でも走れるようになりました。なぜか分からないけどタイムも出始めて、何かのきっかけで走れるようになったので印象に残っています。
「皆で一緒に一つの大会を目指すことが人生の大きな経験になる」(間瀬田)
5月1日の早大競技会5000メートルで14分07秒87の記録で5着に入った間瀬田
――同世代の選手でライバル意識を持っている選手はいますか
山口 大学で一緒に練習している分には周りを常に意識するのですが、意識しすぎてもオーバーワークがあるので、そこのメリハリをしっかりして。高校の時から仙台育英の吉居駿恭(中大)とは仲は良いのですが、負けたくないなと思っています。
間瀬田 自分は青学に行った荒巻(朋煕、青学大)という選手と東洋の西村真周(東洋大)という福岡の早い二人がいるのですが、その人たちは高校時代から競い合ってきて、自分も勝ったり負けたりするレースがあり、その中で高校時代から負けられないなと思っていて、その二人は結構意識しています。西村とかは早大競技会で走るのを見ているのですが、自分からガツガツいる姿を見て、刺激されます。
――これからトラックでメインにやっていきたい種目を教えてください
山口 今年は5000メートルで、U20世界選手権がコロンビアで開かれるので、そこの代表に選ばれるように頑張って、タイムとしてはU20の5000メートルの日本記録を更新できるように頑張りたいです。
間瀬田 今シーズンは1500メートルを頑張ろうと思っていています。U20世界選手権があるので、そこでやっていきたいというのもありますし、目標としては3分40秒切りを目指してやっていきたいです。
――駅伝はどのような位置づけですか
山口 今までお世話になってきた方々に恩返しをするためには結果を残して、目立つことが一番だと思うので、一番注目される箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝)ではしっかり出場して、目立った活躍をしたいです。テレビに映っているのを見て、皆が喜んでいるところを見るのが自分はうれしいので、そこを目指していきたいです。
――中学時代から早稲田への憧れがあったとおっしゃっていましたが、それは駅伝の影響が大きいですか
山口 瀬古さん(利彦、昭55教卒=三重・四日市工)から始まって、大迫さん(傑選手、平26スポ卒=長野・佐久長聖)までのオリンピアンの輩出人数を見る中で、早稲田は日本を代表するランナーが多く、そこを目指してやっていきたいのがあるので、駅伝というよりはトラックの結果を見て、やりたいなと思っています。
――パリ五輪を目指してやっていくのですか
山口 ここからどうなるか分かりませんが、そこまで伸びたらパリも目指したいですが、その後のロサンゼルス(五輪)をメインに狙っていきたいです。
――間瀬田選手はいかがですか
間瀬田 自分は駅伝を自分の経験値を上げるためにやろうと思っています。箱根駅伝が大きな目標ですけど、駅伝に向けてチームで一丸になって取り組むのは一生で経験できるかできないかっていったら、できないことで。そういうグループにいれることが価値のあることです。皆で一緒に一つの大会を目指すことが人生の大きな経験になるので、やはり皆で目指す、自分もその中で爪痕を残せるようにしたいですし、やはりそういう姿を見て、両親にも成長した姿を見せられたら良いと思います。
――ロードは得意ですか
山口 高校1年までは得意だったのですが、なぜか苦手になってしまって。クロスカントリーコースが道路になってしまって、練習場所がなくなり、アップダウンがとても苦手なので、アップダウンが無いコースなら勝負できるのですが、弱点が明確に分かっているので、逆に大学ではやりやすいかなと思います。
間瀬田 自分はトラックもロードどちらもいけます。けど、どちらかというとロードの方が好きです。走りながら景色が変わるのが一番大きくて、トラックだとずっと同じところを走っているので、終わりが見えないというか、若干キツい部分もありますが、ロードだとゴール地点が分かっているので、そこを目指して頑張ろうって思えるのでロードの方が好きです。
――関東で走ってみたいコースはありますか
間瀬田 箱根駅伝ではどの区間でも良いので走りたいと思っていますし、それ以外には特には考えていないです。でも大会で色々なコースを走れたら良いなと思います。
――沿道の歓声も好きですか
間瀬田 箱根駅伝は盛り上がりが違うというか、注目度が違うので、人が沢山見てくれる中で走るのは気持ち良いかなと思います。
山口 箱根駅伝は観客の数もレベルも違って、その中で走ってみたい気もしますが、自分はメンタルが弱くて、後ろに選手がいると沿道からその選手の応援が聞こえると自分が弱くなってしまいます。こいつ余裕あるのかみたいな(笑)。
――トラックではそのようなことはないのですか
山口 トラックは集中できて、何も聞こえないです。でも高校の時は何も聞こえない中、顧問の声だけは聞こえていました(笑)。
――駅伝で後ろに付かれるのは苦手ですか
山口 時と場合によるのですが、最後1キロで自分が仕掛けた時はハイになるというか、気持ち良くなります。
――単独走と集団走どちらが得意ですか
山口 集団走が苦手です。人に合わせて走れなくて、トラックは流れに乗っていけば良いので楽ですね。
――トラックとロードの集団走では何か違いはありますか
山口 横に広がっている集団は嫌なのですが、トラックは前だけを見て走るので楽です。
――間瀬田選手はいかがですか
間瀬田 自分は結構単独走の方が好きです。集団走だと周りの選手に気を使ってしまって、メンタル的にも削られますし、一人の方が集中して走れるので、自分のフォームを確認して走れるので、単独走の方が好きではあります。けど、基本集団走でも大丈夫です。
――他の選手を気にしすぎて、失敗した経験はありますか
山口 高校1年の都大路で、自分が2位でタスキを貰って、5000メートルのタイムだけを見れば、1位に上がれるところでもらったのですが、後ろに付かれて、足がかなり接触して、リズム悪く走っていたので、すごく気になりました。
間瀬田 自分は練習中とか、高校時代は先輩たちが引っ張ってくださるのですが、それについて走るのがあまり好きじゃなくて。先輩たちがリズムを作っていただいているのに、垂れたりしたら申し訳ないなと思っていました。気をつかってしまうのが一番大きいので、集団走には良い思い出はないのですが、練習では自ずと集団走をやらなければいけません。今は大丈夫ですが、最初はかなり苦手でした。
――ペースを自分で作っていくのは得意な方ですか
間瀬田 全然いけますけど、余裕を持ちたいので、後ろについて走った方が楽かなと思っています。
5月1日の早大競技会で13分台をマークし1着でゴールした山口
――ご自身の走りの強みを教えてください
間瀬田 自分はラストスパートが一番得意というか、自信があるのですが、高校の時からずっとラストだけは誰にも負けないと思っていたので、ラストは練習の中でもしっかりと意識してきました。大学になってから、早く戻して、関カレとかで身に付けたいなと思います。
――ラストスパートは最後まで余力を残しているのですか、それともとにかく全力で走る感じですか
間瀬田 ラストは全力ですね。スピードに乗ったら結構いけるので、それを目指して頑張ります。
――山口選手はいかがですか
山口 相楽さんに言われたことなので、合っていると思うのですが、早いペースのまま5キロとか押していけることは自分の能力として高いことなのですが、逆に10キロとかになって、中間少しペースが落ちるとそのまま押していくのが苦手というのがあります。
――高校時代に10キロ以上のレースを走ったことはありますか
山口 いえ、練習でしかないです。
――今後距離が伸びてきますが、そこでの対応はどのように考えていますか
山口 今はトラックシーズンなので、ハーフマラソンへの対策はしていませんが、高校よりはジョグの量が大分増えて、早稲田は個々をしっかり見て、練習に取り組ませてくれるので、弱点克服に向けてしっかりアドバイスをしてくれて、やりやすいです。
――距離を踏むことにより、5000メートルに生きてきたことはありますか
山口 まだレースに出ていないので、分かりませんが、課題を明確にしてくれることがありがたいです。
――得意のレース展開について教えてください
山口 自分はロングスパートが得意で、残り1200メートルあたりとかで自分で行って、そのまま逃げ切るパターンが一番得意です。
――逃げ切ると気持ち良いですか
山口 そうですね。その時はハイな状態で。
――他の選手が来るかもという恐怖心はないのですか
山口 その恐怖心が逆に上げてくれます(笑)。
――間瀬田選手はいかがですか
間瀬田 自分はラストに自信があるので、なるべく最後までついて、ラストで刺すのが理想的なのですが、レースの中で後半になってきたら、相手の顔色とか息づかいを見ながら仕掛けていくことを得意としています。
――成功するとハイになりますか
間瀬田 ハイになるというか、その時は集中しているのであまりありませんが、レース終わってゴールした後はうれしいというか「逃げ切れた!」って感じですかね。
――今年1年の抱負をお願いします
山口 この伝統のある早稲田大学で陸上をやらせていただいているので、その自覚と覚悟を持ってトラックでも駅伝でもしっかり結果を残せるように常に高い意識を持って取り組んでいきたいと思います。
間瀬田 まず一番はケガをしないことです。ケガをしてしまったら元も子もないので、まずケガをしないで、しっかり練習やレースで走って、ケガしなければ自ずと結果もついてくると思うので、今年1年はしっかり距離を踏み、来年の箱根に出走して、活躍できるようにしていきたいです。
――大学4年間を通しての目標をお願いします
山口 固有名詞を出してしまうのですが、今目標にしているのが三浦龍司さん(順大)で、あのラストを肌で感じてみたいし、そこで勝負できるくらいの選手になりたいと思っているので、まず日本の大学生として三浦龍司さんをいつかは倒したいです。
間瀬田 まずは競技でしっかり結果を残すことも大事ですが、その中で得られるものという人間的に成長できることがあると思うので、まずは競技を通してしっかり人間として成長することが一番の目標であります。もちろん競技では箱根駅伝やトラックでは世界大会に出場するような選手になりたいと思っています。
――ありがとうございました!
(取材・編集 及川知世、湯口賢人)
実は山口選手の色紙の「早稲田大学競走部」は先に別の対談を行なっていた鈴木創士駅伝主将が書いたもの。「山口が1枚目でミスったら」ととっておいたものを使いました!
◆間瀬田純平(ませだ・じゅんぺい)(※写真左)
2004(平16)年2月17日生まれ。171センチ。佐賀・鳥栖工出身。スポーツ科学部1年。自己記録:1500メートル3分42秒22、5000メートル13分57秒41。対談中も常時柔らかい笑顔でお話ししてくださった間瀬田選手。「早稲田」と「間瀬田」。響きが似ているので、活躍して実況等で「早稲田の間瀬田が!」と言われたらうれしいとおっしゃっていました。「ワセダのマセダ」、これからたくさん耳にすることでしょう!
◆山口智規(やまぐち・とものり)
2003(平15)年4月13日生まれ。172センチ。福島・学法石川出身。スポーツ科学部1年。自己記録:1500メートル3分47秒77、5000メートル13分35秒16。いたずら好きで間瀬田選手にもしょっちゅう意地悪をしているという山口選手。「ガキだという自覚はある」そうで、早スポの記者に対して「どうやったら大人になれますか?」と逆質問をしていました。競技面でも精神面でもこれからの成長が楽しみです!