伊藤、箱根予選の標準記録を突破

陸上競技
 

 10時で23度と暑い中行われた、新年度初の早大競技会。早大からは1万メートルに伊藤大志(スポ2=長野・佐久長聖)、5000メートル3組に草野洸正(商2=埼玉・県浦和)が出場した。

 東洋大の主力が多く出場した1万メートルには、伊藤が登場。「リズム良く走れた」という伊藤は、東洋大の佐藤真優らの先頭集団からは離れ、終始1周72~74秒の安定したラップを淡々と刻んだ。六大学(東京六大学対校大会)5000メートルから2日連続のレースに疲労を感じながらも、最後は予定どおり30分40秒63でフィニッシュ。無事、「箱根予選(第99回東京箱根間往復大学駅伝予選会)の標準記録切り(伊藤)」という今回の目的を達成した。続いて行われた男子5000メートル第3組には、草野が出場。終始苦しい走りとなり、最後は15分39秒23でフィニッシュした。

3月にシーズンが開幕してから、短いスパンで4回行われた早大競技会は今回で一区切り。各々が獲た収穫と課題を糧に、本格的に始まったトラックシーズンに突入していく。

(記事 戸祭華子、写真 加藤志保)

1万メートルのレースを走る伊藤

結果

▽男子1万メートル

伊藤大志(スポ2=長野・佐久長聖) 30分40秒63 (16着)

▽男子5000メートル

草野洸正(商2=埼玉・浦和)  15分39秒23 (3組14着)

コメント

伊藤大志(スポ2=長野・佐久長聖)

――昨日からの疲労はありますか

5000メートルをしっかり走った後だったので、朝起きた時の疲労感や重い感じがしたのですが、リズム良く走れたので良かったかなと思います。

――今日のレースはどのような位置づけでしたか

練習の意図もありますが、箱根の予選会の標準切りを目標としていました。僕の高校の1万メートルの記録が切れていたので、早めに切っておくために出場しました。

――目標タイムはありましたか

設定が1キロを3分くらいで押して、ペースランしてくことだったので、周りを使いながら、3分5秒で押してくことが目標でした。

――暑さはいかがでしたか

大分暑かったです。風が無かったので、走りやすかった半面、風が無かったので暑くなったかなという感じはしていますが、これからのレースの想定になったかなと思います。

――暑さへの慣れはありますか

環境もそうですし、なにより走り方として今まであれば5000メートルでも3000メートルでも距離関係なしに、後半つぶれるような走りが多かったのですが、ラストまで足で地面を踏めるような走り方ができたので、そこは収穫点かなと思います。

――次の出場レースと目標タイムを教えてください

次のレースは決まっていないのですが、どこにしても日本選手権への標準を狙うか、関カレへの糧にするかと思います。日本選手権や関カレがトラックシーズンの一番の目標になってくるので、そこに向けて準備できたらと思います。