【連載】『Infinity』第4回 長距離 伊福陽太×中山遥稀×和田悠都

陸上競技

 早稲田の長距離に、今年新たに加わった3人をご紹介する。名門・洛南高から政治経済学部に入学した伊福陽太(政経1=京都・洛南) 、2019年全国高校選抜2000メートル障害4位となり、アスリート選抜で入学した中山遥稀(スポ1=千葉・専大松戸)、早実の3年秋に急成長を遂げた和田悠都(先理1=東京・早実)。それぞれが思い描く、エンジの4年間とはーー

※この取材は4月24日に行われたものです。

大学生活について

率先して話してくれた中山

――皆さんが揃ったのはいつ頃ですか

中山 3人そろったのは伊福が入ってからです。

伊福 3月5日に僕が最後に入ったので、そこで3人揃いました。

――それぞれ第一印象はいかがでしたか

中山 第一印象は…うーん(笑)

伊福 顔を合わせたこともなかったので…。

中山 本当に初対面だったので、仲良くなれればいいなと。

――1カ月ほど共に過ごしてみて、今の印象は

中山 俺どんな人?

伊福・和田 どんな人って言われると(笑)

伊福 まあ、仲は良いと思います。

和田 思ったより早く仲良くなった気はする。

中山 割とふざけるので、まあ、わちゃわちゃやってます。

――学年全体で集まったりはしましたか

伊福 結構人数が多くて次から次へと入ってくるので、まだ全員は分からないですね。

和田 僕らは寮内生なのですが寮外生も結構多くて。

中山 まだ顔と名前が一致しないですね。

伊福 多分4学年の中で(人数が)一番多いよね。寮内生は少ないけど寮外生が多いですね。

――寮生活は初めてですか

全員 初めてです。

――初の寮生活で、それ以前と変わった点はどんなことでしょうか

中山 割と自分の時間が多くなりました。でも徐々に当番も増えてきて…。

和田 大変だよね。

中山 あとは先輩と会う時は若干緊張します。

伊福 挨拶はせなあかんな。

――当番の話が出ましたが、朝はかなり早いですか

中山 4時40分くらい。

和田 朝練がちょっと早くなったら4時起きだっけ。

伊福 4時くらいかな。

――そんなに早いんですね。ちゃんと起きれていますか

中山 はい、何とか…。

一同 (笑)

伊福 眠いですけどね。

――同部屋は誰ですか

中山 僕は短距離の4年生の青栁さん(柾希、スポ4=千葉・成田)と、2年生の長距離の辻さん(文哉、政経2=東京・早実)と同じ部屋です。部屋は割と静か目で、あまりうるさくできないですね。

伊福 僕は短距離の後藤さん(颯汰、スポ3=長崎・五島)と天智龍さん(田中天智龍、スポ2=鹿児島南)と長距離の山田さん(泰誠、政経2=東京・早実)の4人です。割と人が集まってくるのでワイワイしてます(笑)。他の部屋の先輩がたくさん入ってくるので、結構にぎやかです。

――常連の方はいるのでしょうか

伊福 秀島さん(来、スポ2=千葉・東海大浦安)はめっちゃ来ます(笑)。

――和田さんの部屋はいかがですか

和田 先輩方がめちゃめちゃ優しくて、部屋全体としては静かです。先輩方が早めに寝るので、静かで過ごしやすい部屋ではあります。

――オフの息抜きではどんなことをしていますか

中山 たまに先輩とサッカーしたり、先輩の部屋でゲームしたり、そんな感じです。

伊福 寝てゆっくりするとか…でもたまってる課題を消化しないといけないですね。

――仲のいい先輩は

中山 僕は井川さん(龍人、スポ3=熊本・九州学院)と安田さん(博登、スポ3=千葉・市船橋)と鈴木創士さん(スポ3=静岡・浜松日体)とヤナギさん(栁本匡哉、スポ2=愛知・豊川)ですね。

――伊福さんは

伊福 どうですかね…全体的にという感じがします。短距離の先輩とも結構関わっているかなと思います。

――和田さんは

和田 僕はやっぱり早実時代からの先輩の辻先輩、山田先輩あたりは結構仲良くさせてもらっています。

――伊福さんは政治経済学部、和田さんは先進理工学部と都内にキャンパスがありますが、どれくらい通われていますか

伊福 火曜から金曜までの週4ですね。

和田 僕は週1・5です。週2回の日と週1回の日があります。(新型コロナウイルスの)感染状況がひどくなってオンラインになった授業もあって(通う頻度は)少なくなってます。

――授業なども含め、大学生活には慣れましたか

伊福 そうですね…あんまり慣れていない気もしますけどね(笑)。

和田 あまり慣れてない気はする。

――大学生活で大変だと思ったことはありますか

中山 いや、ないです。

一同 (笑)

伊福 移動に時間がかかるので、1限があると朝練を早く始めないといけないことがしんどいですね。当番とは別に早く起きて始めなあかんというのがあります。逆に5限が入っていると帰るのが遅くなります。あとは課題との兼ね合いですかね。

――伊福選手、和田選手はどこの学科ですか

和田 電生(電気情報生命工学科)です。1年生は必修科目が多いので、物理とか数学とか英語、基礎科目をなんとか頑張ってます。

伊福 政治学科です。春学期はほとんど必修科目ですね。

――課題との両立はどうですか

中山 僕は大丈夫です。

一同 (笑)

和田 結構忙しいです。全教科とも割と毎回課題が出るので大変です。

 

入学の経緯

質問に答える伊福

――ここからは競技面に移ります。3人が陸上を始めたきっかけを教えてください

中山 小学校の頃は割と短距離が速くて、学校で部活を始めて、中2まではずっと短距離でやっていました。そこから中距離をやって、大学で長距離という流れです。(具体的には)小学校ではハードルをやっていたのですが、中学でハードルの高さが上がったら記録が伸びなくて、そこからいろいろな種目をやりました。

伊福 僕は小5の時に友達に「一緒に陸上部入らん?」と言われて、「いいよ」と(笑)。それで入ったのが最初ですかね。でもずっと剣道をやっていて、中学でも続けるのかなと思っていたのですが、小学校で一区切りついたと思ったので中学では陸上をやろうと思いました。

和田 僕は小学校の時にシャトルランやマラソン大会で学校で一番をとれたので、陸上なら頑張って活躍できるかなと思いました。

――伊福さんが洛南に進んだきっかけは

伊福 推薦をもらって、洛南では勉強もできるので、「一緒にやったらいいことあるかな」と思ったのが一番ですかね。洛南は一番強かったので、僕はそんなに良いタイムを持っていなかったのですが、入部すれば伸びるかなと思って入りました。

――勉強との両立は難しかったのでは

伊福 まあそうですね…今の方が大変な気もするのですが、テストなどの準備をしないといけないので、そこが割と大変だったかなと思います。部活とはなんとか両立できたかな、という感じです。完全に両立できたかと言われるとそんなことないですが(笑)。

――早稲田にはいつ頃から入ろうと思ったのですか

伊福 高校に入ってすぐに指定校があると知りました。でもスポ科とかではなく一般の学部なので自分にできるのかどうか分からんな、と思っていたのですが、2年生の時に一つ上の諸冨さん(湧、文2=京都・洛南)が行ったので、「できるんや」と。その時から入ろうかなと考え始めました。

――では進学にあたっては諸冨選手の存在も結構大きかったと

伊福 大きいと思います。「どんな感じですか」と結構聞きましたね。

――他大とは迷いましたか

伊福 高校の監督と進路の話をしたときに「勉強も両方できる方がいいかな」と思いました。(早稲田への進学は)3年になってから早い段階で決めましたね。

――その中から政経学部を選んだ理由は

伊福 どこの学部の枠があるのか知らされてないですし、毎年変わるので、僕らでは決められないですね。短距離からも早稲田に一人(指定校で)来てるので、いくつか学部はあるはずなのですが分からなかったです。

――いざ政経に決まったときの心境は

伊福 まあ、やばいかなと(笑)。2つ上で知ってる人が1人政経に行っていて、その人にいろいろ聞いたり教科書をもらったりしました。

 

――和田さんは早いうちから早稲田への進学を決めていたのではないでしょうか

和田 早稲田でやることは割と早めに決めていたかなと思います。勉強と陸上を高いレベルで両方できるのが早稲田だし、箱根(東京箱根間往復大学駅伝)などでも上位に来る大学でもあるので、やはり文武を掛け算した時に早稲田が一番高い所に来るかなと思いました。

――昨年の11月末に5000メートルで14分39秒と急激にタイムを伸ばしましたが、その急成長の要因に心当たりはありますか

和田 そのタイムを出す前までは毎回練習ができているのに(記録が)出ずにうまくいかなかった部分がありました。反面、ピークを11月の駅伝シーズンに持っていこうという考えは最初からあったので、記録が出なかったことには気落ちせずやってきた中で、11月にしっかり結果が出せたというかたちになりました。

――先進理工学部を選ばれた理由は

和田 高2で理系か文系か選ぶ時点で、理系の方が興味があって得意なので理系を選びました。学部学科を選ぶときは最後の最後まで悩んだのですが、最後は自分の一番興味のありそうな学部学科を選びました。

――競走部を意識する中で先進理工学部に通うのは大変だと思うのですが、迷いはありませんでしたか

和田 結構迷いはあって、僕の中では一番きつい選択肢になりました。他には文系やスポ科を選ぶとかいろいろな選択肢が考えられたのですが、チャレンジという感じです。あと今まで先進理工学部で箱根を走った選手や活躍した選手がいないと思うので、それになれたらいいなという気持ちで今なんとかやっています。

――ちなみに、授業のコマ数はどれくらいですか

和田 月曜3コマ、火4、水3、木3、金4に、オンデマンドが1コマです。

中山 ほかはリアルタイムなの?

和田 大体リアルタイムで、1日だけ対面です。

――中山さんは全中の800メートルで1分56秒というタイムを出していましたが、高校でも800メートルが中心だったのでしょうか

中山 そうですね。800メートルをやっていました。

――最初に始めた短距離から距離を伸ばしていったのはなぜですか

中山 短距離から中距離にいったのは中学の顧問に「800メートルやってみない?」と言われて、最初は嫌だったのですが一発走ったらあと少しで全国に行けるタイムだったので、やってみようかなと思いました。長距離はやっぱりかっこいいなと思って。短い距離も長い距離も走れたらいいなと。

――種目の変遷が気になります

中山 結構いろいろな種目をやっていて、100、200、400、トッパー(110メートル障害)…中学の時は四種競技で砲丸とか走高跳とか走幅跳とかも…。

伊福 やばい(笑)。

和田 えぐくない?それ(笑)。

中山 リレーも走ったりしてました。高校では800メートルをずっとやっていて、高3でインターハイ(総体)がなくなってからは距離を伸ばそうと思い、ジョグの距離などを伸ばしていました。

――長距離に移行したのは最近なんですね

中山 大学でやるには距離も伸びるし負荷もかかるので、総体がなくなってからは練習量を増やしていかないとだめだなと思っていました。

――大学でメインとしたい種目はなんですか

中山 僕は今のところ3000メートル障害をやりたいと思っています。

伊福 5000メートルから1万メートル、ハーフマラソンとか、駅伝に向けたロード(の大会)とかです。駅伝が一番やりたくて来たので、それが一番です。

和田 僕も伊福と同じで長ければ長いほど得意になるので、5000、1万、ハーフマラソン、そして駅伝を頑張りたいです。

――トラックとロードはどちらが好きですか

中山 僕はロードの方が。やっぱりトラックは景色があまり変わらないので、長い距離を走るならロードのように景色が変わった方がいいかなと。

伊福 あまりロードレース(の経験)がなくて…でも僕もトラックをグルグル回るよりはロードの方がいいかなと思います。

和田 好きなのはロードですけど、実際はトラックの方がいい走りをしているかなとは思います。

――自分の走りの強みや持ち味は

中山 800メートルをやっていたのでスピードだと思うのですが、前の早大競技会の5000メートルではラストの上がりのキレがあまりなかったので、そのキレを戻してもっとスピードを磨けたらと思います。最近は距離を踏んでスピードをあまり意識していなかったので、スピード面を頑張ります。

伊福 ストライドが大きいのですが、逆に疲れてくると上に跳ねちゃうので、それがあかんところですね。

和田 うーん、持ち味は…。やっぱりスピードがないので、調子がいいときは最後まで付いていけるのと、長い距離になればなるほど自分の領域というか活躍できるチャンスが増えてくるので、ロングに関しては自分の持ち味が発揮できる場所だと思います。

――大学での練習メニューはどのように調整されていますか

中山 ジョグした後はキレやスピードを意識している人は流しを多めにやってスピードが落ちないように保ったり、自分で考えてやっています。

――練習の自由度はどれくらいですか

中山 ジョグは時間とかは決まっているけどペースは決まっていないですね。ポイントは(監督から)出されたものをやっています。

伊福 朝練とポイントだけだよね。

――自由度が高いですね。ポイント練習などは高校時代との変化はありますか

中山 質は高校よりは全然高いレベルでやっていると思っています。

伊福 ペースの設定が上がったかなと。

和田 ペースが上がっているのと、本数もちょっと多いです。あと同じくらいの練習をする選手が多いので切磋琢磨できる点では練習しやすくなっていると思います。

――今後はどんな走りができるようになりたいですか

和田 駅伝で活躍するのが目標ではあるので、且つ自分の欠点としてスピードがないことが分かっているので、僕の理想の走りとしてはラスト2~3キロでロングスパートができる選手になれたらと思っています。

 

エンジへの思い

目標を語る和田

――憧れの選手は

中山 井川龍人さんです。普段一緒にいるときはめっちゃふざけてるんですけど(笑)、練習になると切り替えがちゃんとできて、そういうところがしっかりできる選手が強いのかなと思います。フォームを真似したり、いろいろ教わることも多いのでちゃんと身につけたいです。

――この前は27分台を出しましたね

中山 そうですよね。あの時もけが明けで練習も全然してない中で27分台なので、才能ですよね。

――伊福さんはどうですか

伊福 4年の山口さん(賢助、文4=鹿児島・鶴丸)です。山口さんも推薦じゃないので、勉強との両立で1年のころから忙しい中で今年の箱根を走ったので、話を聞いて参考にさせてもらえたらなと。

和田 辻先輩を目標としていて、高校3年間もそうですし、昨年の全日本(全日本駅伝対校選手権)でもそうですし、辻先輩の走りを間近で見たりタイムもすごい選手ですし、競技以外でも優しくしてくれて。あとはやるべきことをきちんとこなす人なので、競技面でもそうでない面でも辻先輩のような選手になれたらなと思います。

――ライバルはいますか

中山 早稲田でのライバルは伊藤大志(スポ1=長野・佐久長聖)で、順大に高校同期の藤島幹大がいるので、そいつがライバルです。

伊福 青学の若林(宏樹)はずっと一緒にやっていたので、あいつもタイムを出してすごいなと思うのですが、追いつけるように頑張りたいなと思います。学内では僕ら3人が結構近いというか、いつも練習も同じなので、あとはここから上の人に食らいついていければと。

和田 まずはここ3人が近いライバルで、特に練習も一緒ですし記録会でも同じ組で戦う上でやっぱり順位が気になる存在ではあります。また、伊福と同じで、同じ学年には負けたくない気持ちもあるので、まだまだ上ではありますが、大志、石塚を目標にやっていきたいと思います。

――みなさんにとって、大学駅伝はどんな存在ですか

中山 夢の舞台です。小学校から見ていて、「走りたいな」と思いました。その時は短距離をやっていたのであまり強く感じてはなかったのですが、中学、高校になるにつれてその気持ちが大きくなり、大学に入って走りたいなと思いました。

伊福 祖父が(駅伝を)好きでよく見ていて、小さい時も正月になると祖父の家に行くので、正月になると毎回箱根駅伝がついているような感じでした。小さいころは「誰が20キロも走るねん」と思っていたのですが(笑)、実際陸上を始めてみると大会の注目度も高いですし、箱根を走ってみたいなと中学校くらいから思い始めました。走ってみたいですね。

――その時から応援している大学はありましたか

伊福 その時は無かったです。ただ見てただけで、むしろ「しんどそうだな~」と見ていました(笑)。

――和田選手はいかがですか

和田 小中の時は夢の舞台で、特に大学生の最高峰の駅伝である3大駅伝で選手たちが活躍する姿を見て、すごいなと思っていました。高校生になった段階でまだまだ競技力としては足りない部分もあるのですが、あそこに出て活躍したいなという気持ちが高まってきて。大学に入る前も入った後もそうなのですが、エンジであの舞台に立てるように頑張らないとなと思っています。

――ちなみに現時点で箱根で走ってみたい区間はありますか

中山 僕は上りが得意な方だとは思っているので、上りで山の神になれたらいいなと思います(笑)。

伊福 僕は上りは嫌なので、5区以外だったらいいです。5区は嫌です(笑)。上るのは無理です。

和田 僕はやってみたい区間は10区ですかね。特に優勝テープを切れたらすごくかっこいいし、歴史に残る瞬間でゴールを切ってみたいなという思いはあるので、10区はすごくやってみたいです。

――3人とも同じ早大競技会でデビューとなりましたが、感触はいかがでしたか

中山 途中までは良かったのですがラスト1000メートルから結構きつくなって、上がり切れなかったところが課題として残ったので、そこを直していけたらと思います。

伊福 結果が良くなかったのがまず第一です。練習はできていたのですが、競技会の2週間くらい前から授業も始まって(キャンパスに)通うこともあって課題も出てきて、それを言い訳にしたくないのですが生活リズムがまだ分からなかったです。駒野さん(駒野亮太長距離コーチ、平20教卒=東京・早実)からも「まずは生活リズムをつかむことだね」と言われたので、見えないところで疲れやストレスが溜まっていたのかなと感じていますね。

和田 感触としては悪かったという思いが大きくて、目標としていたタイムと比べて遅い点で悔しい結果になってしまったし、やっぱり中山と伊福に負けたことも含めてまだまだ力不足を確認しました。ポジティブに言えば、課題点や、同じ練習をしてこの差が出ると発見できたので、初戦として得られたものは多少あったかなと思います。

――今年の目標は何ですか

中山 タイムで言えば5000メートルで14分10秒、3000メートル障害では8分55秒、1万メートルで29分50秒くらい出ればいいかなと思っています。

伊福 タイムはあまり考えていないのですが、とりあえず今僕は下の方で、上にいる4年生が強いので、その背中を追いながら少しでも追いつこうと意識してやっています。追いつけば自然とタイムも出るだろうと思いますし。

和田 現状を考えつつ、タイムとしては1万メートルでまずは29分半くらいを目指していきたいです。あとは今年に限らずAチーム昇格が一つの目標なので、それはなるべく早く成し遂げられるように、時間を見つけて皆と差をつけられるような日々の生活を過ごしていきたいなと思います。

――4年間での目標をお願いします

中山 第一として、けがせず楽しく走れればいいなと思っていて、それに加えて全国大会や箱根という夢の舞台で走って応援される選手になりたいなと思います。

伊福 箱根に出たいのが一番で、その舞台で活躍できればと思います。

和田 僕も同じで、駅伝で活躍することが大きな目標です。

――ありがとうございました!

(取材・編集 名倉由夏、布村果暖)

3人で切磋琢磨し、高みを目指していきます!

◆中山遥稀(なかやま・はるき)(※写真左)

2003(平15)年1月8日生まれ。176センチ。千葉・専大松戸高出身。スポーツ科学部1年。「お調子者代表」とのことで、この日も場をしばしば盛り上げてくださりました。100メートルも跳躍競技も経験した万能型が、大学ではさらに未知の領域に挑戦していきます!

◆伊福陽太(いふく・ようた)(※写真中央)

2002(平14)年12月23日生まれ。172センチ。京都・洛南高出身。政治経済学部1年。時々のぞく関西弁やツッコミが特徴的な伊福選手。高校時代には「海パラダイム」という府内屈指の偏差値を誇る学科に属していたそうです。課題とする大学の生活リズムに慣れてからどんな走りを見せてくれるのか、これから楽しみです!

◆和田悠都(わだ・ゆうと)

2002(平14)年9月14日生まれ。161センチ。東京・早実高出身。先進理工学部1年。昨年の高校駅伝では5000メートルの自己ベストが15分台ながら都大会、関東大会ともに1区で上位に食い込み、11月の大幅自己ベスト更新の伏線となりました。先進理工学部からの箱根ランナー誕生に期待です!