晴れわたる空の下、静岡国際大会(静岡国際)が開催された。関本萌香(スポ4=秋田・大館鳳鳴)の女子400メートル障害優勝をはじめ、複数名が上位入賞や、自己記録更新を果たし、シーズン序盤にいい流れを作った。
(記事 布村果暖)
★関本、他を圧倒する走りで優勝! (女子400メートル障害)
華麗なハードリングを見せる関本
女子400メートル障害タイムレース決勝2組目には、関本、川村優佳(スポ2=東京・日大桜丘)、津川瑠衣(スポ2=東京・八王子)が出走。同種目今季初レースとなった関本が優勝を飾った。
序盤はイブラヒム愛紗(メイスンワーク)と関本が先行し、競り合う展開。しかし中盤に差しかかると、様相は一変する。7台目手前からイブラヒムが急激に失速し、関本は独走状態に。「中盤以降で前に出ることができる自信があった」(関本)とホームストレートで宇都宮絵莉(長谷川体育施設)の追撃をかわし、そのまま首位でゴールに飛び込んだ。前半はやや遅れをとっていた川村も「(置いて行かれても)あまり焦らずに走れたので、後半に力むことなくつなげられた」と健闘し、4番手でフィニッシュ。津川は終始後塵を拝したものの、最後まで食らいつく姿勢を見せ、6着でゴールした。
快勝した関本は「自分の思い描いていたレースパターンができた」と笑顔で振り返った。川村はスピードレベルを課題にしつつも、納得の表情。一方の津川は「ケガ明けで練習が積めていないなかで、もう少し自分の持ち味を生かすレースができたら」と唇を噛んだ。チーム内でもしのぎを削る早大勢が次に挑むのは、関東学生対校選手権(関カレ)。関本は「絶対優勝したい」と意気込む。それぞれ納得のいくレースを披露することはできるか。ロングスプリント勢の活躍から目が離せない。
(記事 手代木慶、写真 布村果暖)
★山内、終盤追い上げ僅差の2位に (男子400メートル障害)
バックストレートで障害を越える山内
男子400メートル障害ではタイムレース最終組に山内大夢(スポ4=福島・会津)が出場。50秒23のシーズンベストで2着に入った。
実はアップ中に足を攣ってしまったという山内。不安を抱えたまま臨んだレースは、序盤は隣レーンの安部孝駿(ヤマダH D)が大きくリードし、他の選手が追う展開に。前半は焦りもあり、動きがバラバラだったと言うが、「6、7台目のハードルを越えた辺りから、周りの選手との差があまり開いていないと感じたので、8台目から一気にギアを変えた」、と後半はリズムを取り戻し、最終ハードルを越えた後に安部を抜く。黒川和樹(法大)に次ぐ組2着でゴールし、終盤に追い上げる山内らしいレースを見せた。
「(直前のアクシデントにより)不安になっていた部分と、足が気になっていた部分を含めたタイムとしてはまずまずだった」と話したが、六大学対校大会で0・1秒差で敗れた黒川に、またしても0・03秒というわずかな差で先着を許したことに対しては、悔しさを滲(にじ)ませた。「状態が良かっただけに、49秒89(の自己ベスト)を絶対に切れたと思っていたので、惜しいレースをしてしまった」と話した山内。次戦は日曜日に国立競技場で行われるREADY STEADY TOKYO。今度こそ自己記録の更新に期待したい。
(記事 及川知世、写真 青山隼之介)
★藤好、2年ぶりの自己ベストで3位入賞(男子400メートル)
ついに輝きを取り戻した。男子400メートルでは、前半から積極的な走りを見せた藤好駿太(スポ2=福岡・修猷館)が46秒50で3位に入賞。高3以来の自己ベストを更新し、早大歴代6位となる好記録をたたき出した。
今回のレースでは「前半から突っ込むことを意識した」という藤好は好スタートを切ると、狙い通りバックストレートで加速。「速いタイムで入っている割に後半も落ちなかった」とカーブに入ってからもその勢いは衰えなかった。最後は粘りの走りでゴール手前での争いを制し、3着に食い込む。タイムレースの結果、総合でも3位入賞を果たした。
藤好は今日の走りを「久しぶりの(自己)ベストの感覚がつかめてよかった」と笑顔で振り返った。イメージ通りの走り、自己記録更新と、目指した全てを達成する走りを遂げた藤好。「総合3位にも入れたのでそれもうれしい」と、記録だけでなく順位も満足いくものとなり、調子の良さをうかがわせた。今大会の結果により、次戦は東京五輪テストイベントのREADY STEADY TOKYOとなる。「伸ばせるところはまだいろいろあるので、もう少しタイムも上を目指したい」と成長を続ける藤好の今後から、目が離せない。
(記事 朝岡里奈、写真 布村果暖)
★澤、三浦が自己ベスト更新! 上級生3人が決勝進出を果たす(男子200メートル)
4着でゴールラインに飛び込む松本
男子200メートルには、松本朗(スポ4=福岡・戸畑)、澤大地(スポ3=滋賀・草津東)、三浦励央奈(スポ3=神奈川・法政二)、島田開伸(スポ1=静岡・浜松湖東)が出場。3年生の2人は、予選で高3以来となる自己ベストを更新し、A決勝へ。松本も着順で予選通過を果たし、決勝を戦う8人中3人が、早大の選手ということになった。
小池祐貴(住友電工)や飯塚翔太(ミズノ)など、トップレベルの選手たちと肩を並べたその決勝。予選の反省点を生かし、「重心を乗せて走ることを意識した」という松本は、好スタートを切る。後半でもその勢いを維持し、シーズンベストと同記録で4着に食い込んだ。一方の澤は、スタートで精彩を欠き6着。三浦も、「前半の悪い流れをひきずってしまった」と、後半でも切り替えることができず、8着にとどまる。両者とも予選よりもタイムを落としてのフィニッシュとなった。
今回のレースでは、上級生の3人が決勝へと駒を進める活躍を見せた。レース後の言葉からは、それぞれが収穫や課題を冷静に分析し、さらなる向上を目指す姿勢が伺える。好調さそのままにさらなる活躍を志す。
(記事 青山隼之介、写真 及川知世)
結果
▽女子400メートル障害
2組タイムレース決勝
関本 57秒33(2組1着、総合1位)
川村 58秒96(2組4着、総合4位)
津川 60秒52(2組6着、総合8位)
▽男子400メートル障害
4組タイムレース決勝
山内 50秒23(4組2着、総合3位)
▽男子400メートル
2組タイムレース決勝
藤好 46秒50(1組3着、総合3位)自己新記録
▽男子200メートル
予選 3組2着+2
澤 20秒81(+0.3)(1組3着)自己新記録、A決勝進出
三浦 20秒86(+0.2)(2組1着)自己新記録、A決勝進出
松本 21秒12(−0.9)(3組2着)A決勝進出
島田 21秒60 (−0.9)(3組5着)
A決勝(−0.5)
松本 20秒96(4位)
澤 21秒16(6位)
三浦 21秒25(8位)
コメント
▽女子400メートル障害
関本萌香(スポ4=秋田・大館鳳鳴)
――試合を振り返っていかがですか
今日は初の400メートルハードルだったので、まずは感覚をつかむということと、タイムにもこだわりはあったのですが、まずは勝ちたいなと思っていたので、勝ち切れて良かったと思います。
――目標タイムはいくつでしたか
57秒台前半は出したいなと思っていたので、初戦にしてはいいタイムが出たなと一安心しています。
――序盤から先行して引っ張っていくかたちでした
いつもよりは力を抜いて楽に入っていって、練習から6台目以降の減速をなるべく少なくするように、意識していたので今日はそこがうまくいって、練習の成果が出せたのかなと思います。
――イブラヒム選手は意識していましたか
内側にいたので前半から来ているなと思っていました。でも前半は劣ってしまっても、中盤以降で前に出ることができるという自信があったので、自分の思い描いていたレースパターンができたかなと思います。
――思い描いていたレースができた要因は何だと考えていますか
練習で1本1本すごく本番を意識していました。よく「練習では失敗してもいい」と言われるかと思いますが、私は本番で失敗しないように練習も本番だと思ってやっています。本番で練習した成果を出せるようにという意識で、緊張感を持ってやっていたのでそれが良かったかなと思います。
――優勝という結果に対してはいかがですか
初戦で、どうなるかなと怖かった部分もあったのですが、後半落ちてしまったところには課題は残るのですが、まずはしっかり1位でゴールできたということはすごく嬉しく思っています。
――次の目標を教えてください
もちろん関カレで絶対優勝したいと思っていて、100メートルハードルやマイルリレーも入ってくるのでしっかり決勝に残って勝負したいなと思っています。
川村優佳(スポ2=東京・日大桜丘)
――最近の調子はどうでしたか
振るわない時期もあったのですが、調子が悪くなる前の状態に戻せたかなという感じです。
――今大会はどういった位置づけで臨みましたか
私は関カレにつなげたいと思っています。最近は400メートルを走っていて、ヨンパーはあまり走っていませんでした。4継も走ってスピードが上がってきていて、ハードルの間のリズムを意識しました。
――どんなレースプランがありましたか
最初の5台の減速を極力少なくしようとしていて、なだらかに減速するイメージでした。ラストは16歩から17歩に切り替えるのですが、その8、9、10台目でまとめるという感じでした。
――実際のレース展開を振り返っていかがでしたか
私は一番内側のレーンで、外側に速い選手がいらっしゃいました。前半置いて行かれてしまいましたがそこであまり焦らずに走れたので、後半に力むことなくつなげられたと思います。
――後半の追い上げをご自身はどう評価していますか
かなりよくまとめられたんじゃないかなと思います。でも、全体的なスピードレベルは低いので、課題かなと思います。
――今後の試合予定について教えてください
5月20日からの関カレが一番近い試合になるかなと思います。
――2年目になりますが、目標を教えてください
昨年日本選手権に出場して、トップの方々との差をかなり感じて悔しい思いをしたので、先輩方や応援してくださる方々に恩返しができるように頑張りたいです。具体的には、高い目標かもしれないのですが、3位に入りたいと思います。
津川瑠衣(スポ2=東京・八王子)
――今日の目標は
ケガ明けで練習が積めていない中でもう少し自分の持ち味を生かすレースができたらと思っていましたが、なかなか練習不足でそこが生かせなかったかなと思います。
――六大学の際も足が万全ではないとおっしゃっていましたが、その状態は
それはもう完治しつつあるのですが、まだ自分の中で不安な気持ちがあるという感じです。
――今日のレースの評価は
16歩を前半に入れようと思っていたのですが練習不足で不安定だったので17歩に変えて後半勝負で行こうかなと思っていたのですが、うまくいかなかったです。
――今後どう修正していきたいですか
関カレ、日本学生対校選手権、日本選手権とあるので、そこに向けて前半の逆足で減速しないように後半のハードルにつなげていけたらと思います。
▽男子400メートル障害
山内大夢(スポ4=福島・会津)
――今日の試合の位置づけを教えてください
この前の六大学でレースの内容があまり良くなかったので、タイムを狙うと同時に、グランプリという事もあり、できるだけ上位に食い込んでポイントを稼ぐということ、また今日の結果で9日の東京五輪のテストイベントの招待者が決まるということだったので、その招待権を得る順位を取りたいと考えて臨みました。
――タイムよりも順位重視でしたか
自分の状態的に最低限ベストは出したいなと思っていたので、自己ベスト更新を目標に臨みました。
――レースプランは
前半落ち着いて入って、後半しっかり巻き上げるという、いつも通りのレース展開で走ることができれば自己ベストは出せると思っていたので、後半うまくテンポ作って勝負できる状態で、レース運びをしたいなと思っていました。
――実際のレースはプラン通りに進みましたか
実はアップ中に若干足を攣ってしまい、焦りもあったため、前半動きがバラバラでした。でもとりあえずスタートを切れた時点でもう走るしかないと思っていました。前半少しかっこ悪いレース展開になってしまいましたが、6、7台目のハードルを超えた辺りから周りの強い選手との差があまり開いていないと感じたので、8台目から一気にギアを変えて、できるだけ差を詰めるように走りました。
――痛み等があったのですか
痛み等はなかったのですが、スタート前に少し不安になっていた部分がありました。
――タイムと結果を振り返ってみていかがですか
不安になっていた部分と、足が気になっていた部分を含めたタイムとしてはまずまずだったかなと思いますが、状態が良かっただけに、49秒89は絶対に切れたと思っていたので、惜しいレースをしてしまったなという感じです。
――法政大学の黒川選手は意識していましたか
この前も僅差で負けていたので、今回はしっかり勝って、直接対決となる関東インカレに弾みをつけたかったのですが、最後また差し切れず0・3秒差で負けてしまったので悔しいです。
――他に意識している選手はいましたか
特に一つ外のレーンの安部選手は前半から速く、持ちタイムも48秒台なので、意識しすぎると自分のリズムが崩れると思い、視界に入れないように意識していました。
――今後の目標は
今週の日曜日のテストイベントに選んでいただいたので、そこでは万全の状態で臨んで自己ベストを更新して、上位に食い込めるように頑張りたいと思っています。
▽男子400メートル
藤好駿太(スポ2=福岡・修猷館)
――レースを振り返って率直な気持ちを聞かせてください
最近前半から突っ込むことができていなかったので、今回は前半からいくことを意識して走ろうと思っていました。その意識通り前半から突っ込めて、その結果自己ベストを更新できたのでうれしいです。
――後半も粘りの走りが見られたように感じました
そうですね、前半は21秒75で入ったのですが、結構速いタイムで入っている割に後半も落ちなかったので、そこも結構今後の自信になるところかなと思います。
――普段はどれくらいで入っているのですか
前回の六大学は23秒くらいかかっていました。今日は22秒半ばくらいで入れればいいかと考えていたのですが、それ以上で入れました。
――調子は良かったのですか
今日もそうですし、金曜日くらいの練習で走った感じとかもスピードが出せて調子がいいと感じていたので、今回はタイムを狙いにいったという感じですね。
――自己ベストを出そうと意気込んで走ったと
そうですね、競技場の環境も良いと聞いていたので、ここで出さなければという思いでした。
――実際に出たと分かったのはいつでしたか
結構9レーンで速い選手がいっぱいいるので、200メートルくらいの段階で(他の選手が)見えてるかなと思ったんですが、まだ見えてなかったので、その時に結構いいタイムでいってるのかなと感じて。ゴールしてからも止まったタイムがだいぶ速かったので、ベスト出たかなと思いました。
――実際にベストだと分かった時はどんな気持ちでしたか
うれしかったですね。高3の6月ぶりなので、久しぶりのベストの感覚がつかめてよかったと思います。
――今日の走りに点数をつけるとしたら
後半が少し落ちたかなという感じがありますが、目標通りいけた、90点くらいかなと思いますね。
――タイムも早大歴代6位の記録でした
それはちょっと知らなかったのでびっくりです。総合3位にも入れたのでそれもうれしいですね。
――大学2年目の目標をすでに更新しました
あの時はこんなに早く達成できると思っていなかったので。しかも目標が46秒5とかだったのでちょうどそれが出て。まだ伸ばせるところはいろいろあると思うので、もう少しタイムも上を目指したいなと思います。
――次の試合は
今回3位以内に入れたので、国立でやるテストイベントが9日にありますね。この前半からいくという感覚を忘れないように、もう一度前半からいって、今回と同じくらいかそれ以上のタイムで走りたいなと思います。
▽男子200メートル
松本朗(スポ4=福岡・戸畑)
――今回のレースの目的や目標があればお願いします
自己記録の更新を目指していました。具体的には、20秒69です。
――予選で意識したことはありましたか
前半の80メートルで上手く重心に乗れるように意識しました。
――予選通過は余裕を持てたものでしたか
予選は通過できるものと思っていましたが、実際にはギリギリになっていたかなと思います。
――決勝進出に関して感想はありますか
記録を出すことが第一だったので、2回走れるということで、チャンスが増えたと捉えました。それ以外は特にないです。
――予選から決勝に向けてはどのような修正をしましたか
予選では、最初の2、30メートルで足だけで走ってしまった感じでした。それを修正して決勝では重心に乗って走るということができたかなと思います。
――決勝のレースプランはどのようなものでしたか
最初の80メートルは重心移動だけで走って、ラスト120メートルはリラックスすることを心がけていました。
――スタートの感触はいかがですか
自分の中では、良かったのかなと思います。
――後半の走りについてはいかがですか
コーナーを抜けたあたりでは、リラックスして走れましたが、最後の50メートルでは向かい風が吹いて、少し力んでしまいました。そのあたりが課題だと思いますが、予選よりはいい走りができたかなと思います。
――シーズンベストタイ記録となりましたが、いかがですか
ベストを狙っていたので、その点は物足りないと思います。
――今後の予定をお願いします
新国立競技場で行われる「Ready Steady Tokyo」です。
――今回の課題や収穫を、次戦に向けてどのようにつなげていきたいですか
周りのレベルが上がった今大会でしっかりと走れたので、再び相手を利用する感じで、タイムを狙って頑張りたいと思います。
澤大地(スポ3=滋賀・草津東)
――今日の目標は
自己ベスト更新と、あわよくばA決勝に行けたらいいなと。
――予選で意識していたことは
一番外側のレーンだったので自分の走りに集中しようとしていました。
――予選の走りを振り返って
自分の思い描いた走りをできました。前半楽に行って、スタートが遅い分楽に行って後半の伸びにつなげようという前半の走りで後半うまく流れに乗れるように走れました。
――A決勝進出が決まった時の心境は
自分の走りができて自己ベスト出たらいけると思っていたので、そこまで驚きはなかったですが、良かったなと思います。
――決勝のスタートの感触は
一番内側で全員見れるので、あまり意識しないようにと考えていましたが、やっぱり全員見れて、前半(前に行かれて)スタートもうまくいかなかったです。
――決勝のタイムと順位については
タイムより順位を狙っていたので6位は悔しいです。でも日本トップレベルの方々と一緒に走れたのは自信につながりました。
――今日の収穫は
冬季練習をやってきて、イメージしていた走りを体現できたかなと思います。
――今後の試合の予定は
関カレや、あとは新潟のグランプリに出たいです。関カレの目標は(200メートルで)ワンツースリー(フィニッシュ)したいです。
三浦励央奈(スポ3=神奈川・法政二)
――連戦となりましたが、どのような目的で臨みましたか
この競技場は自分の中で走りやすい環境だと感じていて、うまく疲労を抜いて調整すれば自己ベストを更新できると思っていたので、最低限自己ベストを目標にしていました。
――予選はどのようなことを意識しましたか
織田記念で100メートルに出場していて、前半は出せるスピードが上がっていると思っていたので、他の選手に気を取られないように意識して自分の走りのみに目を向けて、滑らかにトップスピードにもっていってそれを維持できるようにしました。
――自己ベストでの予選通過となりましたが、余裕を持ったものでしたか
正直、もう少し出るかなと思いました。ゴールしてタイムを見た時、今年中にもう少しタイムを伸ばせるなと思いました。そう感じた理由を自分の中でかみ砕いて、頑張りたいと思います。
――決勝進出に対する気持ちはいかがですか
ベストももちろんですがA決勝進出も目標だったので、一安心できました。そこから決勝でしたが、ガス欠や意識していたことをやろうとしたら潰れてしまって、そこで残りの170メートルで修正することができずに、前半の悪い流れを引きずってしまいました。
――その意識していたこととは何ですか
重心低いところで捉えて、力を使わないように、前の小池さんに引っ張ってもらえるようにしたかったのですが、逆に低すぎて潰れてしまいました。</p
――今後にどのようにつなげていきますか
風だったり、連戦の疲れを抜いてもう少しコンディションを整えたりなど、外部の要因なども含めてタイムを出す上ではプラスに働いてくるものもまだあると思うので、それに加えて今回得た課題を消化して、20秒6台を出せるようにしたいです。
――次戦はいつになりますか
「Ready steady TOKYO」の100メートルです。10秒30台を出せるように頑張ります。
島田開伸(スポ1=静岡・浜松湖東)
――今回出場した意図はどのようなものですか
標準記録が切れていなかったのでそれを目標にしていました。この競技場は記録が出るイメージがあったので、出ようと思いました。
――初めてエンジのユニホームでしたが、何か感想はありますか
やはり少し高揚感は感じました。
――調子はいかがでしたか
前よりは調子は上がっている感じはしていました。ただ、走ってみても感覚は良くなかったですし、タイム的にも今一つだったと思います。ここから焦らず、少しずつ調子を取り戻していければなと思います。
――前半の走りについてはいかがでしたか
前半でもっと勢いよく飛び出せたら良かったのですが、うまく行きませんでした。
――コーナーを抜けてからの走りに関してはいかがですか
前半で遅れてしまったため他の選手に前に行かれてしまい、力んでしまったと思います。その部分は反省点かなと思っています
――今後に向けてはいかがですか
少し走りの基礎が崩れているなと感じたので、もう一度立て直していければなと思います。