不調に苦しんだ昨季からの立て直しへ 反省点とともに手応えつかむ

陸上競技

 中距離種目の競技会である東京陸協ミドルディスタンス・チャレンジが開催され、藤崎紗羅(社4=東京・早実)が出場し、2分20秒65でフィニッシュした。

 前を追う藤崎

 

 先日出場した早大競技会は単独レースであったため、今回を本格的なシーズンインとして捉えていた藤崎。関東学生対校選手権(関カレ)と日本学生対校選手権(全カレ)の標準記録突破を目標に臨んだ。

 

 レースは、「1周目のバックストレートでもう少し先頭に食らいつくべきだった」と自身で振り返るように、先頭から遅れる展開に。200メートル過ぎで5番手とは距離を詰めたものの、最後まで先頭争いには絡めず、6着でレースを終えた。

 

 目標であった関カレ標準記録の2分16秒00には届かなかったが、体調不良に悩まされた昨季から徐々に調子は上がっているという。「ひとまずは関カレを一つの目標にして頑張ります。あとは、大学4年目なので悔いなく終えられればいいかなと思う」とラストイヤーの抱負を語った。  

(記事 布村果暖、写真 青山隼之介)

結果

▽女子800メートル

藤崎紗羅(社4=東京・早実) 2分20秒65(6着)

コメント

藤崎紗羅(社4=東京・早実)

――今回のレースはどのような位置付けで出場しましたか

関カレや全カレの標準記録をまだ突破できていなかったので、その記録を狙いに行くということが、位置づけとしてありました。

――直前の練習については

昨シーズンからうまく練習は積めていて、冬季も故障することなく継続して練習出来ていました。また、先週の早大競技会は調整せず、このレースに向けて合わせた感じです。

――レース展開に関しては

早大競技会のレースは1人でのレースとなったので、今回が本格的なシーズン初戦というイメージだったのですが、攻めるべきところで攻められなかったという反省点があります。具体的には1周目のバックストレートでもう少し先頭に食らいつくべきだったかなと思います。

――結果はどのように捉えていらっしゃいますか

昨季は貧血や体調不良で上手くいかなかった分、そこからの復活という意味ではゆっくりではありますけど、戻ってきているのかなと思います。

――今後については

今後は、試合数も多くなってきますが、ひとまずは関カレを一つの目標にして頑張ります。あとは、大学4年目なので悔いなく終えられればいいかなと思います。