25日、国際オリンピック委員会(IOC)の決定により、日本の4×400メートルリレー(マイル)のリオ五輪出場が決まった。早大からはマイルチーム日本代表候補メンバーであった加藤修也(スポ3=静岡・浜名)が正式に代表選手に。現役早大生としてリオの地で世界の強豪相手に勝負を挑む。
直近に行われたU20世界選手権では、男子110メートル障害で古谷拓夢(スポ2=神奈川・相洋)が3位でメダル獲得、また溝口友己歩(スポ1=長野東)が1万メートル競歩で8位入賞と早大勢が世界で活躍。それに続く待ち望んだ吉報が届いた。日本選手権で400メートル2位となった加藤は、7月10日に行われた大阪選手権に日本代表としてマイルに出場。アンカーとして世界リレー入賞国を除く9番目の記録に貢献した。8番目までが五輪の出場権を得るが3番目にはロシアが入っており、ロシアの参加が認められるか否かが日本の出場を決めることに。25日の正式発表を受けて日本チームの出場が決まり、晴れて加藤もリオへの切符をつかんだ。
写真は日本選手権男子400メートル決勝で力走する加藤。ついにリレーメンバーとして五輪代表の座をつかんだ
4月から目標としてリオ五輪出場を公言していた加藤。昨シーズンの不調からもがいた末に勝ち取った初の五輪代表だ。早大競走部からOBに加え、現役生も出場するリオ五輪。『ワセダから世界へ』のスローガンを胸に、夢舞台での走りに期待したい。
(記事 杉野利恵、写真 井上莉沙)