強風、雨、猛暑、様々な表情を見せた神奈川・相模原ギオンスタジアムにて関東学生対校選手権(関東インカレ)が開催された。1部総合優勝を目標に掲げた早大は、男子は1部総合3位、女子は1部総合6位に終わるも、9種目で表彰台を獲得するなど、チーム一丸となって4日間を戦い抜いた。本記事では、関東インカレにて優秀な成績を収めた選手たちの声をお届けする。
山口智規駅伝主将(スポ4=福島・学法石川)

ーー学生個人からどのような調整をしてきましたか
学生個人(学生個人選手権)は全く準備できずにレースを迎えて、そしてこの関東インカレだったので、1週間もうほんとにしんどい練習だけをしてきました。少し疲労を抜いてここに合わせてきたので、レースというよりは練習の一環で1万メートルと最終日に5000メートルを走ろうと思ってきました。
ーー本日のコンディションはいかがでしたか
先週かなり練習を積んできたので疲労はあったのですが、いい感じに練習を積めていたので、疲労がある中でも走れるだろうなという自信を持ちながらレースを迎えることができました。
ーー順位やタイムなど目標はありましたか
最低限表彰台で、優勝を目指して走ろうと思っていました。
ーーレースプランはどのように考えていましたか
調子も悪くなかったので、ハイペースになってほしいなと思っていたのですが、出る選手がいなそうだったので、思い切って腹をくくって、2キロぐらいまでは自分でいってやろうかなと思いました。
ーーご自身の走りを全体的に振り返っていかがですか
やはり風もあってなかなかペースが上がらなかったので、しっかり3位を保守しようと思っていました。後ろ見ながらでしたが、ラストしっかり上がったので、もちろん結果にはこだわってましたが、日本選手権に向けてはいい走りができました。
ーー今後のトラックシーズンに向けて、意気込みをお願いします
日本選手権での結果が一番欲しいので、そこに向けて、駅伝主将として、全カレでもしっかり点数を取りたいと思いますし、最終日の5000メートルでももっといい点数を持って帰ってこられたらなと思います。
西徹朗(スポ4=愛知・名古屋)

ーー学生個人では自己記録を更新されましたが、最近の調子はいかがですか
織田(織田幹雄記念国際)も良いタイムで、順調に上がって良い状態を続けてこれました。
ーー今大会での目標は何でしたか
もちろん優勝です。追い風が想定されていたので、自己ベストを超えるタイムを目標にしていました。
ーーレースプランなどで意識していた点はありますか
追い風が強かったので、後半にハードル間が詰まらないようにリラックスして走ることを意識しました。素早く刻むことも個人的に気をつけていました。
ーー昨日の予選を振り返っていかがですか
予選は走っただけになってしまったのでそこがあまり良くなかったです。
ーー今日の準決勝と決勝を振り返っていかがですか
準決勝ではやりたいことがある程度できたのですが、後半は最後までキープできなかったです。そこの差が、決勝で最後に自分が動ききれなかった部分につながったのかなと。予選、準決勝、決勝の流れを大事にしたいです。
ーー特に決勝を振り返っていかがですか
タイムはこの風なら出ると思っていました。ですが、(1位の選手に)かなり離されてしまって。7、8台目までは絶対に追いつけるという意志を持っていたのですが、そこで欲が出たのかなと思います。追いつけずに離されてしまったのはいただけないです。
ーー次の目標を教えてください
来週はセイコーゴールデングランプリがあるので、トップ選手と走る中で少しでも上の順位、少しでも早いタイムを出したいです。今回の追い風の中で出したタイムを、追い風参考記録ではない状態で出したいと思っています。来週の日本インカレでは、スタンドに「紺碧の空」を響かせられるように頑張ります。
関口裕太(スポ3=新潟・東京学館新潟)

ーー今大会のコンディションはいかがでしたか
学生個人から順調に練習を積めていたので、あとはこの関カレに合わせて自分の力をどれだけ発揮できるかという感じでやっていました。コンディション的には予選から悪くなくて、波に乗っていけばいい順位も取れるかなという感覚でいました。9秒台に乗せたかったのですが、とりあえず10秒00台に追い風参考ですけど入ることができて、嬉しい気持ちがあります。
ーーまず100メートルのレースの予選と準決勝のレースをそれぞれ振り返ってみていかがですか
まず、予選ではそんなに敵対視する選手もいなかったので、しっかり自分のレース展開で予選を通過しようというふうな感じで、それを体現することができました。準決勝では、今シーズンはユニバにも選ばれてる大石選手(東洋大)がいたのですが、前に出られても自分のリズムを崩さずというところが守れたので、評価としては80、85点ぐらいという感じでした。
ーー決勝に関しては、柳田選手(東洋大)であったり、大石選手がそろった中のレースでした。決勝のレースを全体的に振り返ってみていかがですか
やはり大石選手がくるかなと思っていたのですが、しっかり前半から頭1つぐらい抜けていけば、いい順位も取れるかなというふうに思っていました。そんなに9秒台の背中も遠くはなかったので、これを自信に、また全日本インカレでも頑張っていきたいなと思います。
ーーかなり風が強かったと思います。その点はレースに影響はどのようにありましたか
スピードを出す練習をしていたので、追い風に関してはそんなに気にならず、自分のフォームで走ることができたかなと思っています。
ーー4×100メートルリレーは4位という結果でした。レース全体的に振り返っていかがですか
先手必勝じゃないですが、1走、2走で差をつけていこう、という感じでレース展開をしていこうと考えていました。その中で、1走、2走でうまく(バトンが)渡らなくて、やはり表彰台にも上れなかったという。本当に敗因はもう明らかになっているので、全日本インカルまではそこをしっかり修正していって、日々努力を重ねていこうかなと思います。
ーー今大会を通して得られた収穫があれば教えてください
10秒10台から00台まで、好記録で100メートルを走らせていただいて、追い風の中でも自分の走りができたというのは、今後公認記録で10秒10台、00台を狙っていくにはすごいいい収穫になったと思います。
ーー今後の目標をお願いします
今年はユニバーシティゲームズを目指してやってきたのですが、そこを逃してしまったことは、結果がすべてを語るので、本当に悔しかったんです。ですが、こうして学生個人で得た経験を糧に、この関東インカレまで調子を上げてこられました。全日本インカレでは井上さん(井上直紀主将、スポ4=群馬・高崎)も出場するかと思いますが、しっかり勝てるように全日本インカレで優勝を狙っていきたいなと思います。
中島橙子(スポ2=群馬・前橋女)

ーー本日のご自身のコンディションはいかがでしたか
コンディションとしては、1週間前ぐらいから結構調子いいなという感じでした。不安要素は基本なしでスタートラインまでは立てたかなと思います。
ーーレースプランはどのように考えていましたか
自己ベストよりは記録を出せるなという自信はありました。表彰台ライン3位以内に入れたら優勝まで行きたいなという気持ちはあったのですが、先頭集団から離れないというのが一番でレースを進めていこうと思っていました。
ーー序盤3番手にずっとつけていて、終盤2位に順位を上げました。ラストスパートの手ごたえはいかがでしたか
残り5周ぐらいまで、私の中で結構1位いけるなというぐらいの余裕を感じてはいたのですが、あとの2人はやはり力があって、強くて。あげようとした時に思った通りに出られなかったなというのは正直なところですが、3番の中で最後垂れずにラスト勝負まで耐えられたのは、結構力がついたなと思います。
ーータイムについての印象はいかがですか
自己ベストを出して、タイム的には満足しています。でも、あの展開に持ち込めた以上は、ラスト勝ち切る力というのが足りてないなと感じます。やはり日本インカレに向けてこれぐらいのタイムで歩いてくる人はたくさんいると思います。ラストの勝負が表彰台や入賞のラインの境目になったりもすると思うので、ラストのキレというのは1カ月でつけていきたいなと思います。
ーー3人全員入賞ということになりましたが、競歩勢全体の戦いぶりを見ていかがでしたか
ケガや体調不良で練習が積めてないとかも重なってはいたのですが、その中で3人が全員入賞というのは目標にはしていて、結果3人で16点取ることができたので、全体的には良かったのかなと思います。
ーー今後の目標を教えてください
日本インカレで、最低自己ベスト更新というのと、順位としては3位以内というのを目標にしています。レースプランとしてはラスト勝負まで垂れないというのと、ラストの勝負になった時に絶対上位に食い込んでいくぞという気持ちを切らさずに、それまで頑張りたいと思います。
森田陽樹(創理3=埼玉・早大本庄)

ーー本日のコンディションはいかがでしたか
連戦続きではあったので、多少体の疲労感はあったのですが、対校戦ということもあって、うまく走れればなという感じでした。
ーー今回の目標はどのようなものでしたか
目標はもう勝ち切ること、というのが一つありました。大学に入ってから主要大会で表彰台に上れていないのもそうですし、ずっと4番続きだったので、今回の関東インカレこそは勝ち切るというところを重視していた試合ではありました。5位という結果になってしまったので、見直す点について、もう少し冷静に考えていきたいなと思います。自分の中では、ラスト勝負になった時の最後の直線のところが課題としてあるのですが、そこをうまく走るための前半だと思うので、そこをもう少し追求する必要があるのかなというふうに思っています。
ーー予選、準決勝を簡単に振り返っていかがですか
予選は自分の今大会での調子を測るというか、そういった感じで常にリラックスして周りの状況を見ながらうまく走れたかなという印象です。準決勝は、ライバルである中央の田邊くんも同じ組だったので、その彼との距離感だったりとか、決勝をイメージした早い展開づくりというのを心がけながらレースして、着で決勝を決められたので、そこは良かったかなと思っています。
ーー決勝のレースはいかがでしたか
前半が非常に強い追い風だったというのもあって、僕の中では得意なグラウンドコンディションでした。その中で外側の筑波大の林くんを意識して、内側の距離感とかも考えながら走っていました。冷静でないわけではなかったですが、その中でもラスト風を感じた時にタイミングがずれてしまったなというのは今振り返るとあります。ただ、勝ち切るとか、ラストの力の残り具合とかも考えて、相手の方が少し上だったかなとは思うので、まだまだ全カレに向けて、個人の400メートルではその辺を修正できるような残りの1カ月にしたいなと思います。
ーー次の目標を教えてください。
明日からマイルリレーの予選がありますし、そこで勝ち切るというのが直近の目標です。昨年までは、眞々田さん(眞々田洸大、令7スポ卒=現ANA)という絶対的な早稲田のエースがいらっしゃいましたが、眞々田さんがいなくなった今大会は新しい若いチームになります。実力がないわけではないので、そこでうまく優勝を目指して頑張りたいなと思います。個人としては全カレでしっかり勝つことが目標です。
工藤慎作(スポ3=千葉・八千代松陰)

ーー体のコンディションはいかがでしたか
ものすごい絶好調というわけではなかったのですが、そんなに悪くもなかったです。
ーー暑さはいかがでしたか
かなり暑かったので、その分結構へばった部分もありました。
ーー今大会での目標は何でしたか
山梨学院のキピエゴ選手と私の一騎打ちかなと思っていて、その中で優勝を狙っていました。
ーースタート直後にキピエゴ選手についていかれたのも、そこの狙いがあってということですか
そうですね。やはり力的には大差ないかなとは思っていたのでついていきました。ですが中盤以降キピエゴ選手の勢いが止まらなかったので、自分はもう優勝は諦めて、もう2位をだけを狙うかたちに切り替えました。
ーーレース中盤のご自身の走りを振り返っていかがですか
もう守りに入った分ペースダウンしてまったりとか、後半に関してはもうだいぶ余裕が出てくる時もあったので、今回はあまり出し切らないレースというふうにはなりました。
ーー今後のトラックシーズンの目標や意気込みをお願いします
ワールドユニバーシティゲームスが7月の後半にあるので、そこのハーフマラソンで結果を出すということを目標にしていきたいと思っています。順位もそうですし、気候やコースさえ良ければ記録も狙っていければと感じています。
上島周子(スポ3=東京・富士)

ーーコンディションはいかがでしたか
学生個人選手権からうまく立て直そうとはしていましたが、コンディションとしては体がちょっと重かったですし、学生個人のときほど練習を詰められていない感覚があったので、不安の中でのレースにはなりました。
ーー学生個人を終えてから、特に意識して練習した点などはありますか
あまり期間がなかったので、何かを大きく変えるということはしませんでしたが、学生個人のときと同じような走りをもう一度再現できるようにというのは、毎日意識して練習していました。
ーー予選と準決勝それぞれのレースを振り返っていかがですか
予選は順当にいけば通過できるだろうなと思っていたので、いつも通りの自分の走りができればと思っていました。準決勝は、結構大変な組に入ってしまっていたので、何とか抜けようと必死でした。着順、あるいはタイム順でもいいので、どうにか突破しようと考えていました。それぞれのレースで自分の思い描いたレースができていたと思います。
ーー4位に入りましたが、決勝レースを振り返っていかがですか
一言で言うと悔しいレースでした。今までの400メートルのレースでは、「これが今の実力だ」と納得してしまうことが多かったですが、今日は初めて悔しいと思えるレースでした。そういう面では、自分の中でもいろいろと成長できたのではないかと感じています。
ーー今回のレースで得られた収穫と課題があればそれぞれ教えてください
400メートルは自分の中で最初に突っ込んで後半耐えるというレースプランがあります。その中で、前半どれくらいのペースで入れば、後半どれくらいで戻ってこられるかという釣り合いを、今回は体でしっかり感じることができました。今後もっと練習で距離を積んでいけば、レース終盤でも力強い走りができるようになると思います。
ーー今後の目標をお願いします
まだ3日目と4日目が残っています。200メートルでは決勝に残ってポイントを取ること、またマイルリレーでは優勝を目指して、みんなでチーム一丸となって頑張りたいと思っています。
水嶋優斗(スポ3=東京・高輪)

ーーまず初めに、今大会のコンディションはいかがでしたか
今シーズンの初めから自己ベストを2回更新していて、前回初めて49秒で走れて、いい流れで関東インカレに向かえたのではないかなと思います。
ーー今大会での目標を教えてください
今大会の目標は、具体的に何位というのはなかったですが、一本一本周りに負けないというのと、1点でも多くチームに貢献するというところを意識して走りました。
ーー800メートルについてお聞きします。予選、準決勝での走りを振り返っていかがですか
準決勝の前は、今回組的にもどうなるかわからなかったのですが、最後はうまく自分の得意なスピード勝負に持っていって、勝ち切れたのですごい良かったかなと思います。
ーー予選、準決勝から決勝に向けて修正した点はありましたか
予選は走りを見た時にすごい詰まって、すごいガチャガチャしたフォームで走っていたのですが、準決勝は疲労がある中でもすごいゆったり余裕を持って、自分本来の大きい走りというのをできたのではないかなと思います。
ーー決勝でのレースプランを教えてください
決勝はとにかく1つでも上の順位をというところを狙って、準決勝も調子良かったのであわよくば優勝というところを目指していました。結果的には4位だったのですが、しっかり目立つために良かったのではないかなというふうに思います。
ーー決勝をふりかえっていかがですか
決勝はもうとにかく1つでも順位高いところというのと、あとやはり応援してくれる仲間たちとかのためにも、と少し気負ってた部分もありました。結果的には前半前に出てしまって、どんどん気持ちよく進むことができたのですが、ラスト100メートルで力負けしてしまった部分に関してはものすごく悔しい部分ですし、これから修正していけるといいのかなと思います。
ーー最後に、4位という結果に終わりましたが、今後の目標を教えてください
今回順位的には4位だったんですけど、気持ち的にはしっかりトップ狙えるというところが僕は再確認できたので、全カレでもしっかり決勝の舞台で戦うこと、あわよくば表彰台という部分も狙って、中距離ブロック悲願の全日本インカレでの得点というところを目標にやっていきたいと思います。
鈴木琉胤(スポ1=千葉・八千代松陰)

ーー本日のコンディションはいかがでしたか
自分としてはコンディションをよくもっていけたかなというふうに思います。 時間が経つにつれて日が落ちてきたので、暑くなく走りやすい気候で、自分としては絶好のコンディションでした。
ーー今大会での目標を教えてください
優勝を目指していたので、最初から前に出て勝ち切れればなとは思っていました。
ーー山口智規選手や山口竣平選手と、レース前何か会話はありましたか
早稲田のポイントを1点でも多く取ろうという話はしました。
ーーレースプランはどのように考えていましたか
レースプランは、(留学生が)出てこない可能性もあったので、もう最初から果敢に前に出て。留学生を誘ってという言い方があっているかは分からないですが、自分が前を引いておびき出していくというものでした。(留学生を)前に行かせても、後ろにつかせてもいいのですが、留学生と絡めればいいなというふうに思っていました。
ーー中盤はつかれていましたが、仕かけどころはどのように考えていましたか
ついていって、ラストのスパートで兆しが見えればいいなというふうに思っていました。もうずっと我慢して、というレースだったのですが、なかなか見えてこなくて。自分1回離されてしまったのですが、ただ、自分もそこまで完全に疲れ切ったわけでもなかったので、もう1回盛り返して、ラストまで粘れました。ラストはやはりこっちの方が残っていたかなというのが印象です。
ーー次のレースに向けて目標や意気込みをお願いします
次は日本選手権が控えているので、しっかりと日本のトップレベルの選手と戦って勝ち切れたらなというふうには思っています。
大川寿美香(スポ4=東京・三田国際学園)

ーー今大会のコンディションはいかがでしたか
やはりここにかけてきた思いは強かったので、かなり体の調子的にも良かったです。コンディション的にはトータルしてはいい状態に持ってこれたかなと思います。
ーー400メートル障害についてお聞きします。予選、準決勝のレースプランを教えてください
前半はかなり風もあったので、楽に速くというのと自分の強みを生かして力感なく走るというのが前半のレースプランでした。後半に関しては5、6台目の切り替えと8台目の踏み切りといういつも意識しているポイントはぶらさずに、トータルしてまとめることを重要視しました。
ーー予選、準決勝から決勝に向けて修正した点はありましたか
前半の力感は変えず、楽に速くというところも変えずにいきました。準決勝で8台目から9台目のつながりがうまくいかず、そこで少しテンポ走になってしまった分、ラスト(他の選手に)いかれてしまって3着だったので、8台目から9台目でハイテンポにし、そこで再加速してラストの直線につなげることを決勝では意識していました。
ーー予選、準決勝を振り返っていかがですか
予選はかなり早朝というのもあった中でかなりまとめられた方ではあったのではないかと思っています。その反面、やはり準決勝で最低限1着でまとめないといけなかったところを3着で、課題を修正しきれなかったところが決勝に出てしまったかなと思います。
ーー決勝でのレースプランを教えてください
決勝も前半は変わらずで、後半の8、9台目の再加速というところと向かい風が吹いている中で歩数を気にせずにスピードを殺さないことを意識して走りました。
ーー400メートル障害の結果を振り返っていかがですか
やはり4年生の意地の中で負けてしまい、自分が勝ち切るというところを今回体現できなかったのがすごく悔しいです。ですが、かといってこれ以上うまく走れたかというと、自分の現状がそのままタイムに現れたかなと思ったので、まだまだ力不足だなと思いました。
ーー4×400メートルリレー(マイルリレー)についてお聞きします。予選からはメンバーと走順が変わりましたが何か意図や作戦はありましたか
早稲田は前半から先頭で、前半のうちにいい流れをつくるいうのがレースプランなので、エースとして上島(周子、スポ3=東京・富士 )と奈々子(清水奈々子、文構4=北海道・札幌南)を前半に置いて、あとはその流れのまま自分が1位のまま終えるというレースプランで考えていました。
ーー決勝でのレースプランはどのように考えていましたか
前半はかなり強い追い風の中だったので、周りに2校いる中で、最初後ろにつかれるというのは想定していたことだったのでそこで慌てずに、ラスト横に並んでも自分の動きを崩さずに走り切るということを考えていました。その中でやはり自分の課題点である、ラスト後半で足が回らずに力が入ってしまうというのはマイルでもそうですし、ヨンパーのラストにもつながる課題点だなと思ったので、まずはそこの課題点を修正したいなと思います。
ーーマイルリレーを振り返っていかがですか
前の2人が1着で持ってきてくれた分、私が2つ順位を落としてしまうというかなり悔しい結果となってしまったんですけど、それは完全に私の力不足ですし、最低限もらった順位のまま渡すという役割を果たせなかったのが、ほんとにチームとして申し訳ないという気持ちが大きいです。まずは自分の後半の走りをしっかりと改善して、マイルも個人も成長した姿を全カレでお見せできるように頑張りたいと思います。
ーー2日間で5つのレースに出場されましたが、疲労感はいかがでしたか
完全にないと言ったら嘘になってしまうんですけれども、しっかりと夜にトレーナーさんなどに対応していただいたり、睡眠、食事をとったおかげで今日に関してはほぼほぼ疲労感を感じることがなかったです。マイルも決勝を走った後でもかなり足が動いていた状態だったので、コンディション的には良かったと思います。
ーーご自身の今大会全体を振り返っていかがですか
全て優勝を狙っていた分、まず表彰台にも上がれずに、しかも4位という1番悔しい結果になってしまいました。今回出た課題をしっかりと受け止めて、全日本インカレではまずは56秒台を狙った中でしっかりと勝ち切るレースをできるように、練習で自信をつけていきたいなと思います。
ーー女子主将として部全体の結果を振り返っていかがですか
まず今回優勝が1つも出なかったというところが課題だと感じています。取るべき人が取れなかったというのもありますし、まずケガで出場できなかった選手も何人かいるので、そういうところが全体の結果に繋がったと思います。なので、一人一人がもっと総合優勝に向けて本気になる。エンジを背負う誇りだったり覚悟というものをもっと上級生から発信して、1、2年生、下級生にも伝えていきたいなと思います。
ーー最後に今後の目標を教えてください
まず全日本インカレが1カ月後にあるので、優勝そして56秒台を狙って、早稲田記録を塗り替えるという目標は変わらないです。そして7月に日本選手権があるので、日本のトップレベルでも戦えるような選手になれるように頑張りたいと思います。
渕上翔太(スポ2=東福岡)

ーー今大会のコンディションはいかがでしたか
自分のコンディションとしては連戦の中ではありましたが、万全の状態で臨むことができました。競技場としても天気ももってくれて非常に良かったと思います。
ーー400メートル障害についてお聞きします。予選、準決勝で走りは振り返っていかがですか
2本のレースは試したいことをしたレースだったのでとても収穫があったと感じています。ただ、準決勝はラストの局面でバタバタしたり、タイムの部分がついて来ずと納得のいくものではなかったです。
ーー決勝でのレースプランを教えてください
いつもと同じようにラスト100メートルの部分で先頭に立つことを考えていました。ただ、予選、準決勝と走りが力んでしまっていたので、全体的に楽に走ろうと思って臨みました。
ーー結果を振り返っていかがですか
順位、タイムともに全く納得のいくものではなかったです。レースの展開としても、自分のポイントとして置いていたラストの部分で離されてしまい、レース全体として何も勝てなかったと感じています。
ーーマイルについてお聞きします。予選からはメンバーが変わり、走順も変わりましたが意図はありましたか
1走の森田さんで先頭に立ち、2、3、4走と400メートル障害のメンバーということで、ラストの局面で勝ち切る、順位を譲らないことを意図したメンバーと走順でした。
ーーマイルリレーの走りを振り返っていかがですか
先頭で帰ってくるという最低限の仕事を果たすことができず、また後ろの走者の人たちにも負担をかけてしまい、とても悔しいとともに申し訳ない気持ちです。
ーー最後に、ご自身の今大会全体の振り返りをお願いいたします
結果、走りの内容ともに理想としていたものからは遠いものでした。ただ、現状を知り、今後に向けた課題が明白となったとても良い機会となったと思います。自分のやるべきことをこなし、全日本インカレでは最高の結果を残せるように頑張ります。応援ありがとうございました。