【連載】インカレ直前特集『SUMMER WARS』 第7回 大矢希×辻紘子×大河真由

庭球女子

 今回登場するのは女子の注目選手たちだ。中心になってチームをまとめる大矢希女子主将(スポ4=愛知・名古屋経大高蔵)、そして関東学生トーナメント(春関)ダブルスでベスト4と過去最高の成績を残した辻紘子(教4=東京・早実)と大河真由(スポ3=千葉・秀明・八千代)のペアである。苦しかった昨年を経て、今徐々に調子を上げている女子部の上級生三人にお話を伺った。

※この取材は7月22日に行われたものです。

「1年生との距離が近くなっている」(大矢)

これまでのシーズンを振り返る大矢女子主将

――新チームが発足してからここまで、順調でしょうか

大矢 新チームが始動した時は4年生の就職活動が始まっていて、正直、部の方を気にかける一方で、就職活動もしなきゃという気持ちがありました。でも6月の頭には完全に部の方に戻れたので、そこでようやくちゃんとじっくり(部の活動を)見られるようになったので、やっと自分が部に貢献できているかなと思っています。

 大矢が言っていたように自分自身の就職活動があったので、正直、春関はインカレ(全日本学生選手権)につながればいいなと思っていたので、逆に気楽にプレーできました。チームとしては4年生が(練習に)参加できていなかった分、下級生がすごい頑張ってくれて、ありがたいというか、いいチームをつくってくれているなと感じていました。

大河 3年生は、4年生が就職活動で部にいる時間が短かったということがあったのですが、今は戻ってきていただいて部をまとめてくださっています。チームはとてもいい状態です。

――全日本学生室内選手権(インカレインドア)2冠や新進(関東学生新進選手権)ダブルス優勝と冬から春にかけて順調な仕上がりのように見えましたが

大矢 インカレインドアも新進もいい結果が出たのは事実ですけれども、去年がインカレインドア無冠だったっていうのもあって、周りから「ワセダ大丈夫か?ことしは無冠じゃん」と思われていたこともあって、頑張らなきゃと思っていました。ある意味、去年の結果があったからインカレインドアでは気持ちに火がついたというのがありましたし、新進は埋もれていた後輩たちが本当はこうやって活躍できるんだということが発見できたので、それは素直にうれしかったです。やっぱりワセダは勝って当たり前と思われているんですけれども、自分が優勝してもうれしいのはうれしんですけれども、ジュニアのときみたいに喜べなくて。でも後輩たちの活躍は心からうれしかったです

――春関について振り返っていただいてもよろしいでしょうか

 春関は本当に(大河と)二人で練習もできていなかったので、「お互いにできることやろっか(笑)」みたいな感じで臨んだのが逆に吉と出たので、振り返ってみれば楽しくプレーできた大会でしたね。

大河 春関のダブルスでベスト4に入れたことはすごくうれしかったです。紘子さん(辻)と試合で組んだのは初めてだったんですけれども、ずっと一緒に練習させていただいていたので私の中では初めてという感じはあまりなかったです。でも今までダブルスで結果を出せていなかったのでびっくりしたという部分もあるんですけれども、準決勝の試合もすごくいい試合ができたので、インカレも頑張りたいなと思いました。

大矢 チームとしてシングルスもダブルスもタイトルが取れなかった点では、課題が残った春関だったのかなと感じています。ダブルスに関しては、ここの二人(辻・大河組)と私たちのペア(大矢・上唯希副将(スポ4=兵庫・園田学園)組)がベスト4で残っていたんですけれども、両方とも決勝に進めなくて、これはまずいなと感じていました。早慶戦(早慶対抗試合)もちょっとダブルスが不安な状態でああったんですけれども、春関はどこかがタイトルを取ったり、圧倒的な勝ちを残していくことが今後への安心感であったり、「この人がいるから大丈夫!」みたいなチームの柱になれるかなと思っていたので、春関で柱ができなかったのは課題なのかなと思います。

――大矢主将は昨年の夏関(関東学生選手権)、インカレインドアと優勝してプレッシャーはあったのでしょうか

大矢 私自身プレッシャーはあまり感じていなかったんですけれども、でもやっぱり上とずっと組んでいて、(この組は)勝って当たり前と感じてもらえるようになっていたので、プレッシャーというよりはうまくいかなかったときに伸び伸びプレーできない感じはありましたね。「楽しいダブルス!」というよりも「しっかり押さえるダブルス」っていう感じでしたね。プレッシャーというよりは責任感ですね

――辻選手と大河選手はダブルスでベスト4と過去最高の成績でしたが、相性は良いのですか

 いいんじゃないですかね(笑)。ボレーショットが決まったりするともうお祭りみたいですよ。「えっ、すごすぎ!」みたいに(笑)。

大河  楽しいですよね、本当に。いいプレーが出た時の喜びとか、二人で点を取れた時のうれしさとか。

 大矢たちがいつもやっているようなダブルスっぽいプレーをすると、「すごい成長だね!」みたいにお互いを褒め合っています(笑)。

――春関で見つかった個人の課題はありましたか

大矢  私は就職活動中だったというのもあり、後半体がもたなくなってしまっていて、清水(映里、スポ2=埼玉・山村学園)に負けたんですけれども、その試合の最後の方はアンダーサーブしか打てなくなってしまっていて。ある意味全力で戦いきれなかったというのがあったので、本当に体力づくりって大事だなと。特にことしの夏はすごい暑いので、その中で走り回らなければいけないと思ったら今まで通りじゃ駄目だなと感じますね。

 私はシングルスでベスト16だったのですが、去年の夏関でストレート勝ちした相手に、(ベスト16を決める試合で)フルセットまでにもつれ込んでしまいました(〇7-5,3-6,6-3金山晴菜(明大))。相手がパワー系のテニスをしていたのに私は守りに入りすぎてしまってずっと走っていて苦しいと思う展開が多かったので、インカレではもう少し自分から攻めるテニスを意識していきたいと思います。ダブルスに関しては、ダブルスっぽいプレーをもう少しできるように練習していきたいです。

大河 シングルスは3回戦で敗れてしまったんですけれども、その試合ではファイナルセットまでもつれてしまいました。相手選手が多彩なプレーをしていて、自分の得意なプレーをさせてもらえなかったということでインカレではもう少し幅の広いプレーができればと思います。ダブルスは楽しんでできたんですけれども、私ももう少しダブルスっぽいプレーができればなと思います。1ポイントでも多くとれるようにやっていきたいです。

――チームとしては無冠。危機感はありましたか

大矢 次の週に早慶戦があったということで、ケイオーも結果がすごい出ているというわけではなかったのですが、それでも「ワセダが優位に立って春関を終えたぞ」っていうのを出せるとケイオー側も「ワセダはこんなに結果出したのにうちは出せなかった」と相手がプレッシャーに感じてくれると思ったので、そういう意味ではもう一押し行きたかったかなと思います。(春関の)すぐ後に早慶戦があったので、春関の時も早慶戦のことをずっと考えていました。

――その早慶戦についてお聞きします。大矢主将は2勝を挙げる活躍でした。主将の意地とも言うべきですかね

大矢 ダブルスは相手も4年生で、4年生しかコートにいなくて、それはもちろん負けられないですよね。そしてシングルスになったら相手が1年生でこれも負けられないですよね(笑)。どちらとも「ああ、負けられないな」と自然に感じました。ダブルスはファイナルセットまでいってしまったんですけれども、みんなもついてくれていたので大丈夫だなと思ってプレーできました(D1〇6-4、3-6、6-3押野紗穂(4年)・西田奈生(4年)組)。けれどもシングルスは最初0-3になってしまって、ちょっと相手が強くて対策法が見つからないというか、このままじゃまずいなという思いがあったんですけれども、「やばい!」というよりも「とりあえず頑張っておけば何か見つかるんじゃないかな」と思って頑張っていましたね。そしたら相手も崩れてきて応援もすごい盛り上がってくれたので、最後は応援で勝たせてもらったかなという感じでしたね。「頑張って走って!」というのが聞こえてきたので、「頑張って走るか!」と私も返すことができたので、それで勝てたのかなと思います(S4〇3-6、6-0、6-2末野聡子(1年))。

――大河選手は初めての早慶戦どうでしたか

大河 私は絶対負けられないということを理解していたんですけれども、単複共に落としてしまって(D2●2-6,4-6黒須万里奈(1年)・末野組、S3●3-6、7(4)6、1-6西田)申し訳ない気持ちでいっぱいの早慶戦でした。本当に悔しくて、あと3か月しか今のチームでやれないんですけれども、何か残せるように頑張りたいなと思えたので、前向きに捉えていけるように頑張りたいと思います。

――辻選手は応援という役回りでしたがどうでしたか

 どの選手もすごい頑張ってくれていて、大河も負けちゃったと言っているんですけれども、最後まですごい頑張っていたし、いいプレーもすごいたくさんあって、ナイスプレーでした。大矢の応援に私は入れなかったんですけれども、逆側のコートからスコアだけを見ていて、最初はちょっと「あれ、やばいぞやばいぞ」と思ったんですけれども、途中から打つ時にめっちゃ声を出していて、「あ、これは勝ったな」と思っていました。本人は苦しかったと思うんですけれども、応援側から見たら勝利への自信がありました。そしたらそこから挽回して本当に勝って、「ほらね」というか(笑)。主将の貫録を感じました。「1年生(に勝たせるのは)まだ早いぞ。まだ待っておけ」みたいな(笑)。

――王座(全日本大学対抗王座決定試合)に向けてのライバルはことしもやはり筑波大や慶大あたりですか

大矢 ワセダ、ケイオー、筑波がいい勝負になると思うので、まずはリーグ(関東大学リーグ)でトップになることが第一ステップだと思うんですけれども、ことしはどの大学も4年生がどれだけ頑張れるかが勝負の分かれ目になってくると思います。

 大矢が言っているように、筑波、ケイオーとは熱い試合になると思うので、今から準備してみんなで高め合っていきたいなと思います。

大河 みんなワセダを突き崩しにやって来ると思うので、特別どこかがライバルであるという感じは私の中であまりないです。けれどもその中でもやはり筑波、亜細亜、ケイオーは戦力がそろっていると思うので、ワセダが一番だと信じてやっていきたいです

――早慶戦後、チームの状態はいかがですか

大矢 楽しいことばかりではなくで現実も見ていかなければならないと思うんですけれども、その中で私はどちらかと言うと、厳しいことを多く言うような立場なので、その分他の4年生がサポートの方に回ってくれていて。私たちはそうやっていますが、それを後輩たちがどう思ってくれているのかは気になりますね(笑)。でも前よりも1年生と4年生の壁はなくなってきたのかなとは思います。練習後とかに「きょうすごいボレーが良かったんです!」と私に報告してくれる子がいたりして。私が1年生の頃は主将にそんなことできなかったなと思うと、(先輩と後輩の距離は)縮まっているのかなと思います。雰囲気はいいと思います。

――大矢主将は厳しいことを言う役回りのようですが、辻選手はいかがですか

 私は本当に何もしていなくて…。でも大矢が「ムチ」という感じで、他(の4年生)が「アメ」なのかなとは思います。そうするとやっぱり「アメ」の側の4年生が後輩と仲良くなっていくので、そんな中で「ムチ」の役割をする主将はすごいと思います。(「ムチ」は)絶対にチームに必要な存在だと思いますし、チームのバランスもとっているのですごいなと。

――と4年生はおっしゃっていますが、大河選手はいかがでしょう

大河 早慶戦が終わって1年生は入部してから1ヶ月近くが経って、右も左もまだあんまり分からない状況だと思うんですけれども、先輩方がおっしゃっていたように部員同士の距離は縮まっているのかなと思います。テニスでももちろんそうですが、誰かが困っていたらみんなで助け合えるような雰囲気があると感じています。

――ことしのチームスローガンは『自立と協力』。こちらは今のところできていますか

大矢 ヘッドコーチが代わって、自分たちでしっかりやらなければいけないという状況になったという中で、学生を主体としていくには上級生がしっかりしいなければいけないと思いますし、部活としてやっていく上でチームが一丸となってやっていくのが目標というよりは必要だと思います。コーチも代わって、チームの雰囲気も変わってきた中で、それはできるようにはなってきていると思います。

オフの日は・・・

プライベートな話題でも盛り上がりを見せた

――ここからはプライベートについて少しお伺いしたいと思います。1年生と上級生との距離が縮まっているとお話しされていましたが、おすすめの1年生はいますか

大矢 乾和歌ちゃん(文構1=奈良)は、ボーラーも応援もすごい全力なんですよ!ちょっとボールを落としただけでも、ダーって走ってきて、「はい!どうぞ!」みたいな(笑)。応援も腕を目いっぱい伸ばして、「ワー!大矢さんナイスショットです!」と一生懸命拍手してくれて。彼女は受験でワセダに入って頭も良くて、それで部活もやっているので、努力×2みたいな(笑)。私はテニスだけで(ワセダに)入ってきたようなものだし、本当に彼女には頑張ってほしいなって思いますね。

 乾取られちゃった(笑)。

 じゃあ私は松本妃那ちゃん(スポ1=福岡・柳川)で。彼女には男子のつぼを全部押さえてくるようなかわいさがあるんですよ(笑)。まず小さくて、笑顔がかわいくて、本当にピュアな声をしていて、人懐っこく話しかけてくれたりとか。でもテニスになると、すごいポテンシャルを見せてくれるんですよ。足も速いし、体力もあって。今後絶対に注目選手です!

大河 じゃあ私は杉田(栞、社1=埼玉・山村学園)で。杉田ちゃんは.....黒い(笑)。本当に黒くてイチ押しです(笑)。でも、後輩として本当にかわいいです。しゃべり方とか特に。あと大矢さんもおっしゃっていましたが、1年生からすごい話しかけに来てくれて、自分が1年生の頃はそんなことできなかったので、そういうところは(1年生に)勉強させてもらっています。

――最近ハマっていることはありますか

大矢 やばい、なにもない(笑)。

 私はありすぎてやばいです。最近は漫画の『キングダム』にハマっていて、(登場人物の)王騎将軍(秦国将軍)がめっちゃ好きなんですよ。彼は馬にまたがって死んでしまったんですけれども、そのシーンで号泣しちゃいました(笑)。昔からずっと好きなのは、ディズニーに行くことです。就職活動終わって年パス(年間パスポート)を6月の中旬に買ったんですけれども、もう5回行きました。あとは夜中に『バイオハザード』のゲームをすることですかね。めっちゃ面白いですよ。あとはジャニーズも好きです。最近、関ジャニ∞さんが6人体制になってしまって、その時はもう泣きました(笑)。イチ押しは安田君(章大)ですね。今後は関ジャニ∞さんと(脱退した)渋谷すばる君の両方を応援していきたいです。

大矢 私は、ハマっていること探しがハマっていることですかね(笑)。小さいときから「これが好き!」っていうのがなくて。私も辻みたいに熱い思いをもって好きになれるものを探したいです。

大河 私はおいしいものを食べることです。お店に食べに行ったりもするんですけれども、友達と作ったりもします。今計画しているのは、家で流しそうめんをやるっていうことです(笑)。本格的にやろうかと。お店では、『俺の』シリーズはどこに行ってもおいしいです。最近は『俺のBakery&Café』に興味あります。

楽しんでやる

春関でベスト4に入った辻(左)・大河組はインカレでも上位進出を狙う

――では、最後にインカレに向けた質問をさせていただきます。まずは昨年のインカレを振り返ってもらってもよろしいですか

大矢 しょぼい結果でしたね。本当にあまり良くなかったです。

 みんなあんまり良くなかったよね。

大河 岐阜は暑くて大変でした。

――インカレが近づいてきている今の心境はいかがでしょうか

大矢 周りからは「4年生、最後だから頑張ってね」と言ってもらえるんですけれども、あまりプレッシャーは感じていなくて。勝ちたいんですけれども、悲観的な意味ではなくて、自分に期待しすぎていないというか、どんな結果が出ても自分を許せる気がします。「最後頑張らなければいけない」というよりは「最後頑張ろう!」という感じです。

 私は、誰と対戦するのかなというワクワク感とか、試合に対する楽しみというか、すごいポジティブな心境です。ことしは例年よりも自分にプレッシャーをかけずに楽しんでプレーできるかなと思います。緊張してもしょうがないのかなと、最後ですし。

大河 今回で3回目のインカレになるので、心に余裕はありますね。でも
おそらく岐阜は暑いですし、どの相手と対戦してもタフな試合になると思うんですけれども、やっぱり楽しむって言うことが一番なのかなと思っています。

――体のコンディションはいかがでしょう

一同 いいです!

――先ほどもありましたが、ことしの岐阜は特に暑いと思います。暑さ対策などはどのようにしていく予定ですか

大矢 利用できるものは全て利用したほうがいいなと思っていて。エアコンが効いている室内とかトレーナールームとかに行くというか、そういったケアも勝負のうちだと思うので、そこは全員に徹底させたいですね。熱中症とか怖いですし。

――インカレでの注目選手はいますか

大矢 森崎さん(可南子、筑波大4年)はすごい応援しています対戦したら負けたくないですけれども。

 私も森崎さんには4年生代表として勝ってほしいです。文句なしでいい選手です。

大河 私もです。

 あとはリーグで普段対戦する選手には負けたくないです。メラメラと燃えるものがありますね。

――大矢主将と辻選手は最後のインカレですが、チームとしてはどのような大会にしたいですか

大矢 去年は清水が優勝したんですけれども、他が良くてベスト16とかで、優勝はもちろんなんですけれども、チーム全員が上位にいるようなところを目指したいですね。去年の男子みたいに。

 大矢と一緒なんですけれども、みんなで勝ち進んで高め合っていけるようにしたいです。個人戦なんですけれども、気持ちはチームプレーでいきたいなと思います。

――最後にインカレへの意気込みをお願いします

大矢 あんまり私は具体的な目標を決めたりしないので、1試合1試合でいいプレーができたらなと思っています。

 行けるところまで行きたいと思います

大河 一つ一つの試合と向き合って、自分のベストを尽くすことです。後悔のないように戦いたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 石﨑開)

それぞれのインカレでの注目ポイントを表現していただきました

◆大矢希(おおや・のぞみ)(※写真左)

1997(平9)年1月25日生まれ。身長163センチ。愛知・名古屋経大高蔵高出身。スポーツ科学部4年。昨季の主な戦績は、関東学生トーナメント女子ダブルス優勝、関東学生選手権女子ダブルス優勝、全日本学生室内選手権女子ダブルス優勝。今季の主な戦績は、関東学生トーナメント女子シングルスベスト8、女子ダブルスベスト4。全日本学生ランキング女子シングルス11位、女子ダブルス3位(2018年6月付)。常に先頭に立ち、チームをけん引してきた大矢主将もこれが最後のインカレ。本取材では、「楽しんでプレーしたい」と何度も語ってくださいました。真夏の岐阜で、日本一の景色へとチームを連れていくことができるか、期待です!

◆辻紘子(つじ・ひろこ)(※写真右)

1996(平8)年8月13日生まれ。身長173センチ。東京・早実高出身。教育学部4年。今季の主な戦績は、関東学生トーナメント女子シングルスベスト16、女子ダブルスベスト4。全日本学生ランキング女子シングルス24位、女子ダブルス23位(2018年6月付)。ディズニーが大好きだという辻選手。先日、一人でディズニーに行き、最前列で『パイレーツ・オブ・カリビアン』のパレードを見たそうです。漫画や映画への愛もたっぷり語ってくださいました!多彩な趣味で心を満たし、色紙の通りインカレでは姉の恵子さん(辻、平29教卒)超えを目指します!

◆大河真由(おおかわ・まゆ)(※写真中央)

1997(平9)年8月6日生まれ。身長163センチ。千葉県出身。千葉・秀明八千代高出身。スポーツ科学部3年。今季の主な戦績は、関東学生新進選手権女子ダブルスベスト16、関東学生トーナメント女子シングルスベスト32、女子ダブルスベスト4。全日本学生ランキング女子シングルス7位、女子ダブルス26位(2018年6月付)。最後まで色紙に書く言葉を悩まれていた大河選手。鉛筆で下書きをした上で大きく『百発百中』と書いてくださいました。インカレでは相手の隙を突くようなまさに『百発百中』のストロークに注目です!