【女子卓球】国学院大に快勝!チームは5連勝で最終戦へ

卓球女子

秋季関東学生リーグ戦 9月17日 東京・代々木第二体育館

秋季関東学生リーグ戦(秋リーグ)も空白期間を明け、いよいよ後半戦がスタートした。後半戦からは会場を代々木第二体育館に移し、関東の大学王者をかけた戦いもより熱気を増す。ここまで4勝1敗と優勝も狙える位置にいる早大女子の6戦目の相手は国学院大。1番・深谷和花主将(スポ4=愛知みずほ大瑞穂)が鉄壁を築き、勝利司千莉(スポ2=大阪・香ヶ丘リベルテ)を挙げると、続く司も激しい打ち合いを制す。勢いそのままに堀江こぺり(教1=東京・早実)がフルゲームの激戦を勝ち切ると、深谷・小野組のダブルスが試合を決めた。4-0のストレート勝利を果たし、5勝1敗で最終日に挑む。

 

ここまで良い流れできている早大女子。目標とする3位以上そして更にその上の優勝へ、後半戦最初の戦いは落としたくない。チームを勢いづけるトップバッターには深谷主将が起用される。今大会シングルス全勝でこれまでの早大女子の快進撃の立役者の1人の深谷主将。第1ゲーム、6連続ポイントを決め、危なげなく奪取する。第2ゲームでは守るだけではなく自ら甘い球を決めに行き、鋭いバックハンドのスマッシュを決め込む場面も。先にゲームポイントを握られるも、冷静にボールを拾い続け逆転でこのゲームをとると、第3ゲームでも主導権をにぎる。最後は相手の意表をつき、バック側にストレートでレシーブをして、試合を決めた。

ここまでシングルス全勝の深谷主将

続く2番・司はバックドライブの打ち合いで優位に立ち、序盤から大きくリードする。速いロングサービスで点を取ると、フォアハンドのスマッシュも最後まで決めきった。ストレートで勝利した。3番堀江は得意のバックドライブがラリーでなかなか決まらず苦しむが、1発の攻撃力は抜群で、相手が触れないほど。また、相手の強烈なフォアドライブで攻め込まれる展開に。お互い1歩も譲らずフルゲームに突入する。第4ゲームをとった堀江が流れをつかみ、最終ゲームも相手を引き付けないプレーで逃げ切った。

力強いプレーを見せる堀江

勝利のためにはあと1勝。4番は深谷・小野組が起用される。深谷の粘り強いカットから小野が先行して攻撃を仕掛け、点数を重ねた。途中、小野がブロックで苦戦する場面もあり、1ゲーム取られる。しかし、ネットにかかった球を拾い上げ、小野がフォアドライブを振り抜く、スーパーを見せるなど試合を優位に進め、勝利した。国学院大にストレートで勝利を収める。

攻守を織り交ぜたプレースタイルで2勝目を飾った深谷・小野組

最終日を残して、5勝1敗。ここまで総力戦で戦い抜いた早大女子も残すはあと1戦。最終戦の相手は何度も熱戦を展開してきた東洋大だ。厳しい対戦になることが予想されるが、最後は自分たちらしく、自分たちを信じて戦い抜く。深谷主将や宮脇心和子副将(社4=鳥取敬愛)が築き上げてきたチームの集大成を、最高のラストで飾るために、最終戦へと臨む

司千莉(スポ2=大阪・香ヶ丘リベルテ)

――今日の試合振り返っていかがですか

  今日の試合は、後半戦、1日目で、ちょっと前半戦から空いて、その空いた期間で少しだけ、気持ちがリフレッシュできました。スイッチを入れるために、ちょっと緊張しちゃったんですけど、試合が始まると、そんなことは関係なく、自分のプレーをすることができたんで、とても良かったです。

 ーー第3ゲームの、相手のタイムアウトから少し追い上げられる展開になりましたが、どんな気持ちで、それを切り替えられましたか

 サーブが浮いちゃったりしたんですけど切り替えて自分が優位にさせられるようにできたので良かったと思います。点数的には追い詰められたんですけど、気持ち的には全然焦ったりとかはしてなくて、冷静を保つことができたのがすごい良かったかなと思います。

 ――これまでの試合の自分の戦いを振り返っていかがでしょうか

 まず、1戦目の日体大戦で、0-3で負けてしまって、その時は膝がちょっと痛くて、それを気にしながらやってて自分の思い通りのプレーができませんでした。でも、深谷さんとか宮城さんの試合を見て、膝痛いでどうこう言ってる場合じゃないなと思って、4年生の2人がすごい必死に戦っている姿を見て、自分もスイッチが入りました。そこからはもう、負けたらどうしようとかじゃなくて、とりあえず勝つっていうことに、全部つぎ込んで、初戦は負けたけどそこからずっと、勝っていくことができたのは良かったと思うし、自分の中で成長したなと思います。

――今までシングルスとダブルス、2本出てたと思うのですがシングルスだけの出場となった時に、2本出場の時と比べて、気持ちの面で変わったことは何かありますか

 両方出てた時は、シングルスで勝ったとしても、まだダブルスの方があるし、ずっと気を張ってなきゃいけないっていうので精神的にも疲労が溜まる感じだったんですけど、1本だとその1本に、とりあえず全部集中してあとは応援に全力で取り組めました。

――次に、4勝1敗で前半戦終えて、優勝が意識される中で、後半戦がスタートされたんですけども、チームで何かお話はされましたか

 してないです。話したりとかはしてないんですけど自分的には4勝1敗だけど優勝の可能性があるのは、早稲田だけじゃない。中大とかも優勝の可能性は全然あるので、優勝が見えたという感じではないです。春リーグの時も、前半戦終わった時優勝争いに食い込んで結局、後半戦で2連敗して5位になったので、前半戦は終わったけど、リーグ戦自体は、まだ終わってないので、まだ優勝が見えているわけでないと思っています。

――最後に、明日の最終戦に向けて、意気込みをお願いします

 東洋に、去年から、ずっと4-3で勝ってはいるんですけどどれも全部7番まで回ってるので多分明日も絶対苦しい試合にはなると思うんですけど勝っても負けても後悔がないように頑張りたいと思います。