春季関東学生リーグ戦 ５月25日 東京・代々木第二体育館
春季関東学生リーグ戦（春リーグ）は1週間の中断期間を明けて後半戦が始まった。ここまで４勝１敗の早大女子は優勝も狙える位置で第６戦を迎える。相手は昨年の優勝校・専大だ。ここ２年間はリーグ戦で勝ち点を奪えたことがない手強い相手との一戦。1番・堀江こぺり（教１＝東京・早実）はフルセットまで突入するも惜しくも敗れる。続く司千莉（スポ２＝大阪・香ヶ丘リベルテ）は激戦を制すも、その後の宮脇心和子副将（社４＝鳥取敬愛）は一歩及ばず敗退。その後も悪い流れが断ち切れず、１－４で敗北を喫し、４勝２敗で最終日に望みをつなぐ。
この日の１番手は個人戦で２連勝している堀江だ。序盤から堀江のサービスエースや３球目攻撃で得点を重ね、１ゲーム先取。２ゲーム以降は一進一退の展開が続く中、独特な攻撃のリズムで相手を翻弄する。しかし、フォアドライブが浮いたところを打ち込まれるなど打ち合いをものにできず苦しいラリーが続く。最後まで得意のバックドライブで攻め続けるもゲームカウント２－３で惜しくも敗北。続く司は相手の意表をついたコースへのフォアドライブが効き、２ゲーム連取する。しかし第３ゲーム以降、戦術を変えた相手にリードされる展開に。持ち前の両ハンドドライブで左右に揺さぶりをかけるも相手の強烈なドライブに苦しむ。迎えた最終ゲーム。相手の５点先制によってコートチェンジしてから司のギアが変わる。一時は３点あった点差を引き離す。最後は後ろに下げられてからの粘り強い返球で強さを見せ勝利。後半は主導権を握られるも最後まで集中力を絶やさなかった。
フルセットの熱戦を制した司
３番・宮脇は前陣でテンポの速い卓球を展開する。最初のゲームはドライブの打ち合いを制す局面が続き一歩先に抜け出す。第２ゲームでは専大のタイムアウト後、相手のバック側をドライブで繰り返し攻めるも相手に攻略されてしまい逆にミスを誘われる流れに。体勢を崩させてからフォアハンド側に鋭いドライブを決めるプレーも光ったが、第２・３ゲームを落とす。接戦となり、フルゲームに突入。相手を後ろに下げるも、チャンスを決め切れず惜敗する。
バックハンドを打ち抜く宮脇副将
ダブルスの司・小野蒼彩（スポ１＝広島・進徳女子）組は、司のフォアドライブで得点を演出する。各ゲーム接戦となるも、今大会最優秀ペア―賞を受賞した相手ペアの隙のないプレーに阻まれ敗北を喫す。あとがなくなった早大女子の５番には鈴木珠乃（社２＝東京・武蔵野）が起用された。相手のサービスや素早いドライブ攻撃に苦しめられる。第３ゲームでは力強いドライブを決め切る場面も出てきたが、ペースを崩すことができず敗れる。１－４で専大との戦いを落とした。
力強いフォアドライブを見せる鈴木珠
シングルスでは４戦中３戦がフルゲームまでもつれる白熱した試合となり、「個人」の強さが光った。春季リーグ戦も残すところあと１日。第７戦の相手は強敵・筑大。「チーム」としての強さを証明するべく、最終戦に挑む。
※掲載が遅くなり、申し訳ございません。
（記事 牧咲良 写真 三浦佑亮、竹田朋矢）
| 春季関東学生リーグ第６戦 | ||
| 早大 | ●１－４ | 専大 |
| 堀江 | ●２－３ | 山岸 |
| 司 | ○３－２ | 村松 |
| 宮脇 | ●２－３ | 首藤 |
| 司・小野 | ●０－３ | 首藤・遊佐 |
| 鈴木珠 | ●０－３ | 陣ヶ尾 |
| 小野 | 遊佐 | |
| 深谷 | 立川 | |