磯村・徳田組、堂々の男子複V! 今季初の公式戦で下級生が力を見せた

卓球ダブルス

  各校のルーキーらが集う関東学生新人選手権。大会2日目の29日、男子ダブルスの決勝戦と、男女シングルスの2回戦以降の試合が行われた。男子ダブルスでは磯村拓夢(社1=福岡・希望が丘)・徳田幹太(スポ1=山口・野田学園)組が優勝。シングルスではベスト8入りの宮脇心和子(社2=鳥取敬愛)と、準決勝進出の徳田がランキング入りを果たした。今年度初の公式戦で新戦力が躍動し、翌月の春季関東学生リーグ戦(春季リーグ戦)に向けて期待の高まる結果となった。

  決勝戦でプレーする磯村・徳田組

  男子ダブルス第1シードの磯村・徳田組は、前日の6試合を順当に勝ち抜き、この日の決勝戦へと駒を進めた。前出陸杜・道廣晴貴組(中大)に対して、第1ゲームは2-11と流れをつかめない。続く第2ゲームも序盤から連続失点で1-9に。しかし、後半はサービス周りで得点を重ねていく。サービスエースや2球目攻撃を連続で決めて同点とすると、最後はラリー戦に打ち勝ってこのゲームを取り返した。これで勢いに乗った早大ペアは、その後のゲームも連取。ゲームカウント3―1で新人戦の頂点に立った。

 徳田は男子シングルスでも第1シードとして登場した。青山貴洋(中大)との準決勝では、第1、2ゲームをデュースの末に奪うなど、全ゲーム2点差の接戦に勝ち切った。単複2冠を視野に入れ、5月10日の準決勝で前出と対戦する。一方、女子シングルスでは、前年に続いての出場となった宮脇がランキング入り。準々決勝で第1シードの青井さくら(筑波大)の前に敗れたが、ベスト8に食い込んだ。

  ベスト8を懸けて戦う宮脇

 1年生選手8人を含め、男女13人が出場した今大会。優勝した磯村・徳田組らルーキーが経験を積むとともに、2、3年生も出場した全員が前回大会を超える成績を残した。今年度最初の公式戦で、好スタートを切ったといえそうだ。今後は春季リーグ戦、全日本大学選手権、秋季関東学生リーグ戦などの団体戦が続く。過密なスケジュールの中で強豪校を倒し、優勝をつかむには下級生の力が不可欠となる。今大会で存在感を示した、フレッシュな選手たちの活躍に注目だ。

(記事 是津直子、写真 星野有哉)

結果

▽男子シングルス

本田           2回戦敗退

玉田、中島、関口、小笠原 3回戦敗退

儀間、田村、舟山、磯村  4回戦敗退

徳田           準決勝進出

 3回戦を突破した田村

▽女子シングルス

鈴木 2回戦敗退

吉住 3回戦敗退

宮脇 準々決勝敗退(ベスト8)

  2回戦でプレーする吉住

▽男子ダブルス

小笠原・本田組       1回戦敗退

儀間・中島組、関口・舟山組 2回戦敗退

玉田・田村組        3回戦敗退

磯村・徳田組        優勝

▽女子ダブルス

宮脇・吉住組        3回戦敗退