★全勝の2人が嬉しい初受賞!
上村が優秀選手賞、竹岡(右)が敢闘賞を初受賞
竹岡純樹(スポ4=青森山田)が敢闘賞、上村慶哉(スポ4=福岡・希望が丘)が優秀選手賞をそれぞれ獲得。春季リーグ戦を通して、シングルスで出場した全試合で勝利を挙げた二人が4年目にして、初めて選出された。
『4年目の覚悟』が、初受賞の要因だ。大学1年の頃から、リーグ戦を経験している二人は最上級生が勝つことが、どれだけチームにとって重要なことかを認識していた。「俺と上村が勝てなければ、このチームは勝てない」(竹岡)。新チーム結成時から、それは頭の中にあった。だから、チームの誰よりも相手の分析をして、誰よりも練習した。どんなに苦しい状況でも、勝ち星を挙げなければならない。準備には、準備を。そこで生まれた気持ち的余裕から、試合でも冷静さを保つことができた。上村は何戦ものエース対決で、竹岡は勝負を決める緊迫した場面で、それぞれが、その成果を発揮。優勝とはならなかったものの、二人は全勝で2季連続の2位の原動力となった。この後のインカレ、そして二人にとって最後の団体戦となる秋季関東学生リーグ戦。並々ならぬ覚悟で臨むラストイヤー。この二人なら、きっとやってくれるに違いないだろう。どうか、早大を優勝へと導いてくれ。
★主将・ルーキーペアが最優秀ペア賞を獲得!
田中・加藤結(右)組が最優秀ペア賞を獲得した
4月にペアを組み始めた主将・ルーキーペアが破竹の快進撃で、出場した試合全戦全勝。息の合ったプレーで、最優秀ペア賞に輝いた。
加藤結有子(スポ1=東京・エリートアカデミー/帝京)のルーキー離れした洞察力、田中千秋女子主将(スポ4=愛知みずほ大瑞穂)のどんな場面にも動じない精神力。お互いを補填し合った結果が、最高のコンビネーションを生んだ。まず、ダブルスの戦術担当はいつも加藤結だ。国際大会の経験が豊富なこともあり、加藤結は状況判断能力に優れている。瞬時に戦術を思いつき、ゲーム中ではルーキーが主将をリード。田中も加藤結を信頼しきっている。逆に、加藤結はルーキーということもあり、大学卓球独特の雰囲気や熱気に不慣れ。緊張や冷静さを失ったりと、精神的にもろい部分が多々あった。しかし、そこは主将の田中が持ち前の明るさと経験でカバー。「田中さんがいつも助けてくれた」(加藤)。ガッツポーズや外連味のない笑顔でどんな場面でも、主将がルーキーを勇気づけた。うまく二人の歯車がかみ合ったことで、全勝という快挙は生まれたのだ。東京富士大戦では全日本大学総合選手権個人の部2位の強豪ダブルスを撃破。相手の追撃をものともせず振り切った。全日本大学総合選手権団体の部、そしてこのチーム最後の団体戦となる秋季関東学生リーグ戦に向けて、大きな自信を得ている。この先も、全勝のまま勝ち進んでくれる。そんな期待をせずにはいられない。
(記事、写真 本田京太郎)
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