【女子水球】白熱の準決勝で力尽くす 明日メダル懸けた戦いへ

水球女子

第101回日本学生選手権水泳競技大会水球競技

2025年8月30日(土)

横浜国際プール

試合結果

チーム 1P 2P 3P 4P 合計
早大 3 4 2 2 11
日体大 6 2 3 5 16

得点者

杉本3、城之下3、鈴木2、井上1、佐野1、諸橋1

 インカレ開幕から3日目となる30日、早大は準決勝に挑んだ。相手は優勝候補の強豪・日体大。緊張した面持ちでプールサイドに並ぶ選手たちだったが、気迫は十分。男子部員やOB、保護者も駆けつけ、スタンドから熱い声援が飛んだ。序盤は先制点を許すも、3連続得点で逆転に成功。点を奪っては奪い返される拮抗した展開の中でリードを奪う場面もあったが、徐々に押し返され、第3ピリオド終了時点で9-11。最終4Pで相手に加点を許し、11-16で敗戦を喫した。悔しさをにじませつつも、チーム全員で食らいつく姿に観客席は大きな拍手を送った。早大は明日の3位決定戦に駒を進める。

ディフェンスを交わしシュートを狙う城之下

 試合は相手のセンターボールで開始。開始1分、GKが前に出た一瞬の隙を突かれシュートを決められ、先制を許す。しかし直後の2分、城之下佳歩(スポ1=京都・鴨沂)がリバウンドを拾い、相手ディフェンス2人を振り切って同点弾を決める。さらに2分半には甘庶乃亜(スポ2=神奈川・桐光学園)の好セーブが飛び出し、会場は大きな歓声に包まれる。スタンドは一気に盛り上がり、3分には杉本華音(スポ4=京都・秀明八千代)がゴール前から力強い逆転弾を決めガッツポーズ。3分半には鈴木杏梨(スポ3=東京・白鵬女子)が追加点を奪い、3-1とリードを広げた。しかしピリオド後半、相手に立て続けにペナルティスローを与えてしまい、流れは相手寄りに。体格を生かした強固なディフェンスを前にシュートが決まらず、逆に3連続得点を許す。早大は3-6とビハインドで第1ピリオド(1P)を終えた。

ロングシュートを決めた鈴木

 続く2P。開始1分半に諸橋光理(スポ1=京都・鴨沂)がシュートを決めてチームに勢いをもたらす。2分に1点を返されるも、すぐに諸橋のバックパスから城之下が突破し、杉本が速攻を決める。さらに4分には城之下がロングシュートを沈める。6分には主将・井上舞(スポ4=京都・鴨沂)が相手ディフェンスを制し、同点弾を決めると会場が沸く。ベンチは立ち上がって喜びを爆発させた。7分に勝ち越しを許したが、最後まで気迫のこもった守備でこれ以上の加点は許さず。4-2でこのピリオドを制し、通算7-8と1点差まで詰め寄った。

同点弾を決めた主将・井上

 後半戦の3Pも相手のセンターボールで開始。1分半で追加点を奪われるが、2分半には途中出場の佐野陽(スポ2=山口・西京)が落ち着いてゴールを決め、チームに勢いを与える。しかしすぐに1点を返される。ペナルティスローを獲得して反撃のチャンスを得るも、惜しくも失敗。これを取り返すかのように6分、鈴木が軽やかにロングシュートを決めて食らいつく。それでも終了間際に失点を重ね、9-11と再び2点のビハインドで最終ピリオドに突入した。

 勝負の4Pは相手のセンターボールで始まると、そのまま相手に流れを握られる。早大のシュートは強固なディフェンスに阻まれ、さらに3連続得点を奪われ苦しい展開に。それでも4分半、岩本の好アシストから城之下がシュートを沈め、ベンチは大きな拍手で盛り上がった。残り1分、相手に決められるも、直後に杉本がシュートをねじ込み意地を見せる。しかし残り30秒で痛恨の失点。最後まで攻め続けたものの、11-16で試合を終えた。

試合終盤、意地の1点をもぎ取った杉本

 優勝を見据えていただけに悔しい敗戦となった。しかし、守備で体を張り、果敢に攻め続けた姿はリーグ戦時からの大きな成長を示した。観客席を盛り上げた熱戦の末に得た経験は、必ずこれからにつながるはずだ。女子水球部は31日、メダルを懸けた3位決定戦に挑む。

(記事 長濱愛里咲、写真 長濱愛里咲、指出華歩)