1次リーグ3位通過をかけた一戦 東女体大にコールド勝ち!

水球女子

関東学生リーグ戦 6月14日 秀明大学プール

試合結果

チーム 1P 2P 3P 4P 合計
早大 5 6 6 / 18
東女体大 2 1 0 / 3

得点者

杉本5、城之下5、鈴木5、佐野2、諸橋

 1次リーグ最終戦の相手は、3位通過を争う東女体大。試合序盤はやや相手に流れを掴まれる展開となったが、早大は中盤から持ち前の粘り強さと攻撃力を発揮。前半のうちに主導権を奪い返すと、後半は守備と速攻がかみ合い、一気に突き放す。3P終了間際、諸橋光理(スポ1=京都・鴨沂)が15点差となるシュートを決めきり、コールド勝ちを収めた。

シュートを狙う諸橋

 試合は相手ボールで開始されると、序盤に2失点と苦しい立ち上がりに。しかし3分、相手のペナルティファールを誘い、杉本華音(スポ4=京都・秀明八千代)が落ち着いてペナルティスローを決めると、流れは早大ペースに。城之下佳歩(スポ1=京都・鴨沂)がゴール前から力強く押し込み追加点を挙げると、すぐさま佐野陽(スポ2=山口・西京)の速攻も決まり、逆転に成功。6分半には杉本が右サイドからのミドルシュート、続けて7分には城之下が中央から再びネットを揺らし、5ー2と3点リードして1Pを終えた。

5得点を挙げた鈴木

 2Pも開始早々に先制を許したものの、すぐさま杉本が左サイドからのミドルを決めて応戦。1分後には鈴木杏梨(スポ3=東京・白鵬女子)が追加点を挙げ、再び早大が主導権を握り直す。3分にはリバウンドを起点とした速攻で岩本実姫(社2=三重・暁)がゴール、続けて4分に杉本、4分半には再び鈴木が決め、得点を積み上げていく。守備面でも相手の攻撃を粘り強く抑え、7分には鈴木がこのピリオド3点目となる得点を挙げ、11ー3とリードを広げ前半を折り返した。

 後半も早大の攻撃の手を緩まない。1分に佐野がディフェンスをかわしてゴール。1分半には杉本がこの日5点目を決め、存在感を見せつけた。2分半には城之下がミドルシュートを突き刺し、3分半には鈴木がキーパーとの1対1を制する。やや得点が止まる時間帯もあったが、6分に城之下が再びシュートを沈めて勢いを取り戻すと、6分半にはペナルティを獲得し、自ら確実に決めた。残り30秒には、ルーキーの諸橋が待望の1点を決め切り、最終スコアは18ー3。3P終了間際で15点差とし華麗なコールド勝ち。試合全体を通して、失点はわずか3点と、打たせぬディフェンス、シュートを確実に捉えるGK甘庶乃亜(スポ2=神奈川・桐光学園)の活躍もあり、堅守が光り、圧勝で1次リーグ最終戦を締めくくった。

的確な指示を出す甘庶

 3位通過を果たし、次なる舞台へと駒を進めた早大。盤石の守備と連動した攻撃が機能し、チームとしての完成度も高まってきている。次戦以降も一戦必勝の構えで、頂点を目指す戦いが続く。

(記事 長濱愛里咲、 写真 長濱愛里咲、宮岡小雪

コメント

▼諸橋光理(スポ1=京都・鴨沂)

ーー早い展開の攻撃が目を引く試合だったと思います。試合全体を振り返っていかがですか
 立ち上がりが悪くなってしまいましたが、切り替えて早い展開に持っていくことが出来たので良かったと思います。

ーーコールドになる得点を決め切りましたが、どのような心境でしたか
 自分はシュートが苦手なのですが、最後の点を決めきれて安心しました。また、みんなにナイッシューと言ってもらえて嬉しかったです。

ーー初めてのリーグ戦だったと思いますが、リーグ戦全体を振り返ってどうでしたか
 初めて大学での試合を経験して、高校生とは違うパワーや体の大きさを体感し、先輩達がいる間に、色々なことを学び、これからの水球生活にいかしていきたいです。

▼甘庶乃亜(スポ2=神奈川・桐光学園)

ーー試合を通してわずか3得点しか許さない堅守が見られました。個人のプレーを振り返って如何ですか

 しっかりと周りをみて指示を出せたと思います。パスも普段より周りが見えていて、的確な所に出すことが出来ました。また、少しずつですが苦手だったループシュートにも対応出来てきているので、引き続き頑張りたいと思います。

ーーGKとしてどんな声かけを意識していましたか

 的確な指示を出すことはもちろんですが、早めに指示を出すことを意識しました。また、チームメイトを鼓舞する声かけも意識しました。シュートを決めた人だけでなく、ナイスプレーをした人へ声をかけていました!

ーー1次リーグ3位という結果について如何ですか

 自分たちの強みを出せず、負けてしまったので悔しいです。今までの試合を通した反省点を活かして、自分たちのペースで勝って2次リーグで優勝したいと思います!