TEAM | 1P | 2P | 3P | 4P | 計 | |||||
早大 | 3 | 2 | 1 | 2 | 8 | |||||
東女体大 | 3 | 5 | 3 | 5 | 16 | |||||
▽得点者 土屋3、百田2、塗師2、榎本 |
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関東学生リーグ戦(リーグ戦)の予選リーグを5位で終えた早大は、順位決定戦に臨んだ。きょうの相手は予選リーグ最終戦でも戦った日本代表選手を要する東女体大だが、きょうはそのエースが不在。試合終了後「ちょっとしたミスを無くしたらもう少し点差を縮められた」(百田恵梨花主将、社4=埼玉・秀明英光)と振り返り、8ー16のダブルスコアという結果に少し悔しさをにじませた。しかし課題としていたディフェンスが機能し、相手にゴール付近までボールを運ばせないシーンも多く見られるなど、チーム状況は上向きのようだ。
第1ピリオド。一対一のマークで相手の攻撃を封じ、失点を3で抑える上々の立ち上がりを見せた。攻撃では開始2分16秒、4試合振りの得点となった榎本有希(スポ2=千葉・芝浦工大柏)が早大に1点目をもたらし、笑顔を見せた。その後、土屋セナ(創理3=千葉・芝浦工大柏)、百田と続いて得点を決め、一時3-2とリードするも残り50秒で同点に並ばれる。ピリオド終了間近、先ほど点を決めた土屋がゴール前でナイスカットを見せ、勝ち越しを許さず、3-3で迎えた第2ピリオド。百田がカウンターを決め、早大がこのピリオド1点目を奪う。しかし直後に退水(※)などの影響で2失点。中盤、早大はパスカットから攻撃を仕掛けるも相手のディフェンスに阻まれる。一方の東女体大もシュートミスが多く、得点は動かないまま。しかし残り約1分のところで、相手がバウンドシュートなどを決め2得点。早大も塗師葵(社2=東京・藤村女)が残り11秒でシュートを決めるなど応戦するも、5―8で折り返す。
チームに1点目をもたらした榎本
後半戦、順調に得点を重ねる東女体大とは逆に早大はなかなか点が入らない。第3ピリオドは松本桃子(先理2=神奈川大付)のパスを受けた塗師の1点に留まり5―11。しかし最終ピリオドではディフェンスが盛り返し、序盤、相手にゴールを許さない。センターボールを取り攻撃に移る東女体大を百田が止める場面や、ゴールキーパー・武蔵優希(スポ3=埼玉・秀明英光)がボールをセーブする場面も見られた。一方攻撃では、先週リーグ戦初出場を果たした渋谷紗代(スポ1=埼玉・秀明英光)がシュートを放つもこれは惜しくも決まらず、初得点とはならなかった。拮抗(きっこう)した展開が続いたが、残り約3分で試合が動く。相手が連続得点を決めると、この試合3得点の活躍を見せた土屋が残り2分のところから2点を追加する。しかし開かれた点差は大きく8―16でゲームセットとなった。
攻守で活躍が光った土屋
きょうの試合、敗れたもののディフェンス面で手応えがあったことは確かだ。そこに加え、百田が課題として挙げた「シュートの精度の向上」が克服されれば、より力を持ったチームとなるだろう。リーグ戦も残るところあと1試合。最後の相手は、以前くしくも敗北を喫した国士舘大だ。実力的には全く劣らない相手であり、再び負けるわけにはいかない。最終戦。チーム全員が躍動し勝利で終えたい。
※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。
(記事、写真 飯塚茜)
コメント
百田恵梨花主将(社4=埼玉・秀明英光)
――きょうから順位決定戦ですがいかがでしたか
きょうはエースの有馬優美(3年)さんがいなかったので勝ち気でいったんですけど、ダブルスコアを付けられてしまって。流れやディフェンスは悪くなくて、ちょっとしたミスを無くしたらもう少し点差を縮められたかなと思います。
――予選リーグから成長を感じられた部分はどこでしょうか
課題としていたディフェンスが今回とても良くて、マークミスや一対一で負けることもなかったので、ディフェンスが成長した部分かなと思います。
――課題となるところはありますか
シュートを枠の外やキーパーの手の位置に打ってしまっているので、シュートの精度を上げたいです。
――来週は以前負けてしまった国士舘大ですが、意気込みをお願いします
負ける相手ではないと思っているので、前回の試合をしっかり研究して来週は勝ちたいです。