シュートの決定率に課題。6位通過で日本選手権へ

水球女子
TEAM 1P 2P 3P 4P
東女体クラブ
早大
▽得点者
小泉1
 

 日本選手権最終予選会3日目。早大はきょう、5位・6位決定戦に臨んだ。対戦相手は東女体クラブ。5月の日本選手権関東地区予選で負けを喫した相手だ。日本選手権出場はすでに確定しているものの、勝ちを狙って臨んだこの試合。しかし試合が始まるとなかなかシュートが決まらず苦戦する。早大の得点は第4ピリオドにようやく決めた1点に留まり、1-8で敗戦となった。

 第1ピリオドが始まると、先制点を奪ったのは相手だった。早大も追いつこうと何度かシュートを試みたものの決定打とはならず、0-1で第1ピリオドを終えた。続く第2ピリオドでは開始早々、退水(※)者を出してしまうなど雲行きのあやしい展開となる。その後も勢いを増して攻撃してくる相手に対応しきれず2失点。残り10秒でタイムアウトを取るも得点には繋がらず、0-3で折り返しを迎えた。

少しでも失点を抑えようと粘った

 なんとか追い上げを見せたい後半戦。しかし第3ピリオドでも早大の得点は決まらず、点差は開く一方。まさかの無得点のまま突入した第4ピリオドでようやく動きが見られた。小泉まお(教4=東京・中大付)が放ったシュートが相手のゴールネットを揺らし、待望の1点目となった。最後まで諦めない早大だったが、この試合での得点は小泉の1点に留まり、1-8で涙をのんだ。

早大に貴重な1点をもたらした小泉

 悔しい結果となったきょうの試合。松岡美有主将(スポ4=埼玉・秀明英光)も「自分たちがやりたいような水球ができなかった」と振り返る。約2週間後には今シーズンの集大成ともいえる日本選手権本戦が控えている。本戦までの時間は限られているが、全力を尽くして臨んでほしい。

 ※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事、写真 池田春花)

コメント

保見万里監督(平16教卒)

――きょうの試合全体を振り返っていかがですか

ちょっとうまくいかないところが多かったかなという印象はあります。

――新たな課題は見つかりましたか

まずディフェンスの個人的なスキルとかになるんですけど、足の使い方とか当たり切れるところに当たりきってないからシュート打たれちゃうとか、そういうところが緩いところがあるので、そこを改善しなきゃいけないのと、シュートが全然入らないのでシュートまでのアプローチと、どこを打つとかいう最終的な選択、あとはシュートに対して自信がないので、自信持てるような練習をしなきゃいけないと思います。

――日本選手権までの約2週間、どんな練習をしていきますか

平日は学校が始まってしまうのもあって、他のチームと練習ができないんですけど、自分たちで泳力を維持した練習と、ディフェンスの課題である部分とシュートをちゃんと練習して、土日はゲームで実戦を積んできのう、きょうと不甲斐なかった部分をしっかり改善できるようしなきゃいけないと思います。

――日本選手権に向けて意気込みをお願いします

まだ1回戦どこになるかわからないんですけど、シーズン集大成の試合になると思うので、どこと当たったとしても個々に今までできなかったことができるようになったりとか、まずそこを目指して、それをやるとチーム力も上がるので。とりあえずできなかったことをやれるようにして内容の良い試合をしたいと思います。

松岡美有主将(スポ4=埼玉・秀明英光)

――きょうの試合全体を振り返っていかがですか

きのうもそうなんですけど、自分たちがやりたいような水球ができなくてディフェンスでもオフェンスでもあまり息が合っていなくて、まだ詰めが甘い部分があると思いました。

――新たな課題は見つかりましたか

まずはシュートの決定率とカウンターの時の形とかパスのタイミングです。ディフェンスでは声が掛けられてない部分がまだあるので、そういうところかなと思います。

――日本選手権までの約2週間、どんな練習をしていきますか

今の泳力を落とさないように泳ぐ練習もそうなんですけど、あとはシュート決定率を上げるように練習するのと、でも2週間しかないのでゲームなど実戦的な練習で詰めていこうかなと思っています。

――日本選手権に向けて意気込みをお願いします

時間はあと2週間しかないんですけど、日本選手権では自分たちがやりたいことを確立してそれを試合にも出し切って全員が悔いのない試合をして勝ちたいと思っています。