序盤で出遅れ、秀明大に完敗

水球女子
TEAM 1P 2P 3P
秀明大 10 17
早大
▽得点者
小泉2
※第3ピリオド途中でコールドゲーム
 

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)も終盤を迎えた。きょうの対戦相手は強豪・秀明大だ。先週の試合後、小泉まお(教4=東京・中大付)は「カウンターを出してきて、プレスも強くて、ボールも回らないと思う。そこを一週間で練習の中で改善したい」と語ったが、やはり第1ピリオドから素早いカウンターに苦戦し、大きく点差をつけられる。その後失点は減ったものの、追い付くことはできず第3ピリオド途中でコールド負け(※1)を喫した。

 始まった第1ピリオド。相手の強力なディフェンスを前に、パスがなかなか通らない。さらに度重なるカウンターで得点を入れていく秀明大。ゴール前までボールを運ぶもなかなか得点につなげられない場面も見られ、第1ピリオドは無得点で終わった。この差を少しでも挽回したい第2ピリオド。序盤に秀明大が退水者(※2)を出す。早大はそこでタイムアウトを取ったがそれでも得点につなげられない。しかし開始約3分、小泉が放ったミドルシュートがネットを揺らした。この流れで巻き返しを図りたい早大だったが、その後は再び相手の守備によりシュートが決まらない時間が続く。終盤に小泉が2点目を決めたが、2-14と大差をつけられての折り返しとなった。

早大に2得点をもたらした小泉

 秀明大を追いかける形で始まった後半戦だが、相手の攻撃の手が緩まることはなく、あと1点でコールド負けというところまで追い詰められた早大。タイムアウトを取るなどして必死に粘るが、相手の強固なディフェンスに打ち勝つことができない。ついに第3ピリオド残り2分を切ったところで秀明大の選手が放ったシュートが早大ゴールに吸い込まれ、2-17で無念のコールド負け。悔しい結果となった。

秀明大の強力な守備に対抗する早大

 「1ピリオド目から得点のチャンスはあったのに、決め切れてなかった」と振り返った小泉。ディフェンス・オフェンスの両方で課題が浮き彫りとなった。リーグ戦もまだ終わりではない。選手たちが課題と向き合い、残りの試合を戦い抜く姿を追い続けたい。

※1関東学生リーグ戦においては、15点差がついた時点でコールドゲームとみなす。
※2重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事・写真 池田春花)

コメント

  

小泉まお(教4=東京・中大付)

――きょうの試合全体を振り返っていかがですか

前回の試合で国士館大と同点でしたが、国士館大の秀明大との得失点差が得点2点で3ピリオドでコールド(負け)だったので、得失点差で順位が決まるからそれを上回らないと4位になれなかったので、そこを確実にするためにまず失点を少なくしようとやっていたんですけど、最初の1ピリオドで10失点してしまったのがダメでした。

――強豪校との試合でしたが、試合前はどのような点を意識していましたか

めっちゃカウンターを出してくるチームなので、攻めるときに攻め急いでカットされたりこっちのミスで相手の得点につながらないように攻め急がないでしっかり守るっていうのをしてたんですけど、それが全然できなかったのが1ピリオドで出てしまいました。

――得点された場面を振り返って

もともと1ピリオド目から得点のチャンスはあったのに、決め切れてなかったので、ミドル(シュート)打つときにもフリーだったらある程度コントロール効けば入るかなと思ったので、他が抜かれないようにと考えて打ちました。

――明日の試合に向けて意気込みをお願いします

明日は新潟産大との試合だと思うので、前回10-5であまり得点差がつけられなかったので、そこをきょうの課題だったディフェンスをしっかりして、得点は絶対取れるので、そこを突き詰めてちゃんと勝つようにしたいと思います。