| ＴＥＡＭ | １Ｐ | ２Ｐ | ３Ｐ | ４Ｐ | 計 | |||||
| 秀明英光高 | １ | １ | ３ | ３ | ８ | |||||
| 早大 | ２ | ２ | ２ | ０ | ６ | |||||
| ▽得点者 徳用２、百田２、大竹、齋藤 |
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１０月に開催される日本選手権への切符をかけ、早大は最終予選会に臨んだ。大会２日目の時点で出場権はすでに獲得しており、この日はシードを得られる４位以内を目指す戦いとなった。相手は５月に行われた日本選手権関東地区予選で勝利を収めている秀明英光高。試合の序盤は早大ペースで進んだが、第４ピリオドに連続得点を許してしまい、６－８で惜敗する結果となった。
前半の主導権を握っていたのは早大だった。第１ピリオドに小路安希女子主将（スポ４＝埼玉・秀明英光）のパスを受けた徳用万里奈（社３＝埼玉・秀明英光）のシュートが決まり、先制に成功。松岡美有（スポ２＝埼玉・秀明英光）も好セーブを見せると、百田恵梨花（社１＝埼玉・秀明英光）も追加点を奪う。第２ピリオドでも徳用と百田がそれぞれ得点を重ね、相手を突き放しにかかった。しかし、「退水（※）の時のディフェンスが連動できていなかった」と松岡が振り返るように、退水から得点を許してしまう。それでもなんとか粘り、４－２で試合を折り返す。
積極的に声掛けを行った徳用
後半は一進一退の攻防が続いた。第３ピリオド序盤、大竹いこい（教３＝東京・藤村女子）の鋭いシュートが決まり、流れをつかみかけたかに思えた。しかし、立て続けに２点を決められ、１点差に追いつかれてしまう。齋藤有寿（スポ３＝山形工）が技ありのシュートを落ち着いて決めたが、残りわずかで相手にペナルティースローを与えてしまい、またも１点差となった。迎えた最終ピリオド。なんとか粘りたい早大だったが、２点を追加され逆転を許してしまう。「一人一人少し焦りがあった」と徳用が振り返るように、必死にゴールを狙ったものの、得点を挙げることはできなかった。試合終了間際に相手ＧＫのロングシュートが決まると、ここでゲームセット。最終ピリオドは１点も決めることができず、６－８で黒星を喫した。
ループシュートを決めた齋藤
「直していかなければならない部分が見えた試合だった」（松岡）。オフェンスでは左サイドをうまく使うことができず、ディフェンスでも退水の時の連携にミスが生じるなど、課題が見つかる試合となった。次の大一番は９月に迫った日本学生選手権（インカレ）だ。「インカレは秀明大も倒して優勝したい」（徳用）。課題として挙がった体力面や守備面を克服し、これからの期間も練習に励んでいく。
※重大なファウルを犯した選手は、２０秒間ディフェンスに参加できない。
（記事 大森葵、写真 寺脇知佳、杉野利恵）
コメント
徳用万里奈（社３＝埼玉・秀明英光）
――きょうの試合を振り返っていかがですか
最初から勝てる試合だったとは思うんですけども、ちょっとした噛み合わせの違いで負けてしまって体力がまだ足りないのかなと思ったので、克服してインカレでは勝ちたいなと思います。
――ちょっとした噛み合わせの違いが生じてしまった原因は
試合では右サイドにボールが止まってしまうことが結構多くて、それに合わせて左の人がドライブにきたりといった、そういうタイミングがちょっとずつズレてボールが何回か止まってしまったので、そこをもうちょっと突き詰めて流れを作りたいなとは思っています。
――逆転されてしまったときは、チーム内で焦りなどはありましたか
みんなが焦らないように対応していましたね。ですがやっぱり一人一人少しは焦りがあって、みんな声とか出せなくなってきていたので、自分がディフェンスときに周りを見て落ち着いて、大丈夫だよとか声掛けをしていました。
――今回２得点を決めた手応えはいかがですか
ちゃんと得点できて良かったです。自分の動きで点数に結びつけることができるようにこれからも貢献していきたいと思います。
――夏休みはいままでどのような練習を、また今後はどのような練習をしていきますか
先日の新潟での合宿の練習はゲームが中心で、今回の試合のチームごとの特色に合わせた対策をしました。今後はインカレに照準を合わせて、またいろいろ頭を使って対策を立ててやっていきたいと思います。
――最後に、インカレへの意気込みをお願いします
インカレは秀明大学も倒して優勝することのみですね。
松岡美有（スポ２＝埼玉・秀明英光）
――今大会の結果をどう捉えますか
勝ちたい試合だったのですが勝てなかったので、直していかなければならない部分が見えた試合だったと思います。
――きょうの試合では、後半に相手にペースをつかまれてしまいましたが、その要因はどこにあると思いますか
退水の時のディフェンスが連動できていなくて、そこで得点されてしまいました。それなので、退水のディフェンスを見直すということと、オフェンスでは右がキープする時間が長くて左が攻めきれていなかった部分があったので、みんなで泳いでいって攻められるようにしたいです。
――夏の練習に入りましたが、今のチーム状況はいかがですか
新潟合宿をして静岡入りしたのでゲームもよく出来ているし、これからの期間は体力作りをしつつゲームをやっていければと思っています。
――課題として体力面とディフェンス面が聞かれますが、その点はいかがですか
ディフェンスは連動してきたんですが、退水のディフェンスがまだだと思います。