| ＴＥＡＭ | １Ｐ | ２Ｐ | ３Ｐ | ４Ｐ | 計 | |||||
| 早大 | ５ | ３ | ４ | ３ | １５ | |||||
| 新潟産大 | ０ | ３ | ２ | ２ | ７ | |||||
| ▽得点者 徳用３、齋藤３、大久保３、小泉３、百田３ |
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５月下旬に開幕した関東学生リーグ戦（リーグ戦）も終盤にさしかかり、順位決定戦に突入した。これまでの試合を２勝２敗１分けで終え、東女体大との得失点差から１次リーグ４位となったワセダ。順位決定戦の初戦となるこの日は、新潟産大との対戦に臨んだ。試合は序盤からワセダのペースで進んでいき、第１ピリオドを無失点で終える。しかし、第２ピリオドから失点が目立ちはじめた。後半は安定感のあるプレーを見せ、１５－７で試合を終えたものの、全体を通して退水（※）が多くこれから上位チームと戦っていく上での課題も明らかになった試合だった。
開始早々、ワセダは試合の主導権を握り、ゴールに迫った。小路安希女子主将（スポ４＝埼玉・秀明英光）のカットから齋藤有寿（スポ３＝山形工）が水面でボールをワンバウンドさせシュートを決めると、直後に小泉まお（教２＝東京・中大付）が追加点を挙げる。相手に得点を許さないまま５得点を決め、第１ピリオドを終えた。かわって第２ピリオドからは、ワセダと新潟産大が点を取り合う展開となる。ワセダの退水（※）から新潟産大がタイムアウトを取り得点するなど、相手にチャンスを与えてしまったことによる失点も見られた。しかし、序盤でのリードもあり８－３と大きく差をつけて試合を折り返す。
ルーキーの百田はリーグ戦を通して大きな成長を見せた
後半も確実に得点を重ねていくが、「自分たちがパスミスをして、そこからカウンター攻撃をされてしまった」と徳用万里奈（社３＝埼玉・秀明英光）が振り返るように、新潟産大も積極的な攻撃を見せる。退水（※）が目立ったものの、相手のオフェンスに対応しながら少しずつ点差を広げ、１５－７で試合終了。８人で臨んだ試合ではあったが、１年生を含め全員が出場を果たした。
この日、３得点を挙げた徳用
快勝となった順位決定戦の初戦。これから臨む試合の相手は、１次リーグでワセダより上位についたチームだ。現時点での手応えについて、「チーム作りとしてもまだまだな段階で、インカレ（日本学生選手権）に向けて照準を合わせていけたら」と徳用は語る。１年生も試合経験を積むことができたこのリーグ戦。勢いそのままに最後まで駆け抜けてほしい。
※重大なファウルを犯した選手は、２０秒間ディフェンスに参加できない。
（記事 井嶋梨砂子、写真 井口裕太、杉野利恵）
コメント
徳用万里奈（社３＝埼玉・秀明英光）
――きょうの試合はチームにとってどのような位置づけでしたか
きのうで一通り（対戦が）終わって、（きょうから）順位決定戦に入りました。もちろん優勝を目指していますけど、（きょうは）相手も余裕があるチームだったので全員出場できたのは良かったかなと思います。
――前回コールド勝ちをした相手でしたが、きょうの結果を振り返ってみていかがですか
向こうもつかみが荒いチームで、前回は審判がそれを取ってくれた部分があったのですが、今回は少し相性が良くなくて。私たちはすごく退水を取られて、安希さんも（小路女子主将、スポ４＝埼玉・秀明英光）永退（永久退水）になってしまったので。そこをもう少しみんなでカバーしながらやれれば良かったです。
――失点の原因はどのあたりにあったのでしょうか
退水で何本か取られたのと、自分たちがパスミスをしてそこからカウンター攻撃をされてしまいました。ミスからのターンオーバーが一番だったと思います。
――リーグ戦を通していまのチーム状況の手応えはいかがですか
チーム作りとしてもまだまだな段階で、インカレに向けて照準を合わせていけたらなと思います。
――チームの雰囲気はいかがですか
悪くはないと思います。もう少しみんなの特徴を生かせるように動いていきたいです。
――上位３チームと比べたときに、今後強化していきたい部分を教えてください
やはり当たりが強くなってくるので、それに対してつぶれない強さを持ってもらうことと、きょうの相手にでも１対１でカットされた部分もあったので、そこはもう少し攻めていきながら、あと３チームに相手していかなければいけないと思います。
百田恵梨花（社１＝埼玉・秀明英光）
――大学の水球の試合には慣れましたか
何試合か重ねて慣れてきました。
――高校の先輩がチーム内にいらっしゃるのは心強いですか
今までやってきた水球が出来るので、分かってもらえる面も多くやりやすいです。
――きょうの試合はご自身でも得点される場面が多かったと思いますが、いかがですか
得点したのはいつもに比べて多かったのですが、シュートチャンスを逃すことも多かったので、今後も決めていきたいです。
――関東学生リーグ戦を通じて成長を感じられた部分はありますか
今までディフェンスがあまりできていなくて、回しこまれることも多かったです。まだまだなのですが、少しは耐える力もついてきたのではないかと思います。
――今後に向けて強化していきたい点はありますか
足をまだまだ使えていなくて引き付けなども遅く、飛び出す時の出足なども大切になってくるので足の強化を頑張っていきたいと思います。
――関東学生リーグ戦も残りわずかになりましたが、意気込みをお願いします
チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。