TEAM | 1P | 2P | 3P | 4P | 計 | |||||
早大 | 2 | 3 | 3 | 1 | 9 | |||||
秀明大 | 5 | 3 | 3 | 3 | 14 | |||||
▽得点者 小西3、田中3、齋藤2、大久保 |
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強い日差しが照りつける中、秀明大との一戦が行われた。この試合で関東学生リーグ戦(リーグ戦)を一巡し終えることになるワセダ。これまで1勝もしていないだけに、なんとしてでも勝ち星を得たいところだった。序盤からペースを握られてしまい、立ち上がりから劣勢となる。各ピリオドで得点を重ねていくも、なかなか流れをつかめない。全体的に苦戦を強いられ、5点差で敗北を喫した。
第1ピリオド、開始早々にして2点を失うも齋藤有寿(スポ2=山形工)は慌てずにゴールを狙った。ループシュートで得点し、流れをつくる。そしてその流れをたぐり寄せるべく、チーム全体で冷静にパスを連携させた。右サイドに位置していた小路安希(スポ3=埼玉・秀明英光)が小西晃代主将(社4=埼玉・秀明英光)にパスを出すと、小西主将はダイナミックにゴールを決め、同点に追い付いた。けれども、終了間際で再び一気に3点を奪われてしまう。立て直しを図りたい第2ピリオド。なかなか得点機を作ることができずにいたが、ようやく突破口が見え始めたのは開始4分。まずは大竹いこい(教2=東京・藤村女)がシュートを放ち、相手キーパーが弾いたこぼれ球に反応した田中寧葉(スポ4=埼玉・秀明英光)が即座にゴールに押し込んだ。さらに、クロスバーに跳ね返った小路のシュートを小西主将がすかさず反応し得点する場面も。4点差を許したまま前半を折り返したが、随所でチャンスを生かし、積極的な攻撃が見られた。
ゴールへ向けシュートを放つ大竹
第3ピリオド開始1分半、相手の退水(※)により有利な状況が訪れる。細かいパスを繰り返したのち、齋藤が叩きつけてシュートを決めた。その後もリズム良くパスをつなぎ、好機をうかがう。ゴールキーパーの松岡美有(スポ1=埼玉・秀明英光)も、ゴール前のピンチを連続で救うなど、好セーブを見せた。残り30秒になって田中のロングシュートでポイントを獲得。一気に巻き返しを図りたいところだったが、最終ピリオドで奪ったのはたったの1点。結果的に5点差をつけられ、9-14で試合を終えた。
好セーブを連発した松岡
暑さの中、体力勝負となったこの試合。小路は敗因を「相手のディフェンスが強かったのが一番」と振り返る。向き合うべき課題の見えた戦いとなった。迎えるリーグ戦二巡目、レベルアップを遂げたワセダに期待が高まる。
※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。
(記事 寺脇知佳 写真 井口裕太)
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コメント
小路安希(スポ3=埼玉・秀明英光)
――敗因は
向こうのディフェンスが強かったです。自分たちのやりたいことが向こうに阻止されて上手くいかなかった、というのが一番の敗因かなと思います。
――反省点は
ボールが一つのところで止まってしまい、回らずに動いていなかったので、もっと動かせばよかったな、と思います。
――ご自身の調子は
調子は良くなかったです。
――暑さも影響していますか
そうですね。
――秀明大学の印象は
後輩というのもあり、やりたいことはわかってはいたのですが、それについていけてないというのがありました。母校に負けるのはやっぱり嫌だな、と思います。
――攻撃面で意識していた点はありますか
一対一の勝負が一番だと思っています。ワセダは左サイドを使おうと思っているので、自分は右だから左にパスをちゃんと回せるように意識していました。
――リーグ戦を一巡終えましたが課題は
1勝もしていないので、やっぱり勝ちたいというのはあります。チームの雰囲気とかが前の方が良かったなというのがちょっとあるので、そういうのを改善していきたいです。
――あす以降への意気込みをお願いします
ワセダらしい水球をやりたいと思います。