リーグ戦2連勝 攻守が揃い、日大に見事勝利!

水球男子

関東学生リーグ戦

2025年6月1日(日)

日本体育大学健志台プール

試合結果

チーム 1P 2P 3P 4P 合計
早大 5 4 5 2 16
日大 2 6 2 3 13

得点者

永野6、小林4、斎藤2、加納(恒)3、古谷1

 関東学生リーグ(リーグ戦)第6節。照りつける夏の日差しの下、早大は、日大との一戦に臨んだ。第1ピリオド(P)から、試合の主導権を握り、5ー2とするも、第2Pでは、ミスから失点が重なり、9ー8と1点差まで詰められる展開に。しかし後半に見せた多彩な攻撃と粘り強い守備で、16ー13で勝利を収めた。

6得点の活躍で、Player of the Gameに選出された永野

 加納恒心(スポ3=東京・明大中野)のセンターボールで始まった第1P。序盤、拮抗(きっこう)した展開の中、先制点を決めたのは、早大。小林稜典(スポ2=岐阜・大垣東)の誘発したペナルティースローのチャンスを古谷典也(スポ4=東京・明大中野)が、冷静に沈めると、続けて永野冬惺(スポ3=東京・明大中野)が鮮やかなバウンドシュート。連続得点で、幸先の良い立ち上がりとなるも、日大に隙をつかれて失点。しかし、すぐさま小林が奪い返すと、続いて斎藤昴泰(スポ2=神奈川工)のゴール、そして再び小林のシュートと畳み掛けるようにゴールネットを揺らし、第1Pを5ー2で終えた。

 続く第2Pでは一転、日大の反撃にさらされる。加納(恒)のミドルで先制点を奪うも、日大にペースを握られ、連続失点。前半終了時点で、9ー8とわずか1点差で後半へと折り返した。

パス回しをする4得点を挙げた小林

 緊張感が増して迎えた第3P。永野が右サイドから放ったシュートは、ポストを叩いてゴールネットを揺らし、一気に流れを引き寄せた。さらに、小林が、相手の退水直後に得点し、主導権を再奪取。6分加藤旺道(スポ3=静岡・磐田)がディフェンスを引き込み、反則を誘発すると、これを永野が確実に決め切り、リードを広げた。ピリオド終盤、加納(恒)が右サイドから豪快なシュートで突き放すと、最後は、斎藤がGKの上を通す技ありのループシュートで得点。加納(凪)が安定した守備で失点を抑え、第3Pを14ー10と再び点差を広げて最終Pへ。

ゴールを守るGK加納(凪)主将

 最終Pでも早大の勢いは、衰えない。斎藤のパスを受けた永野が冷静に押し込んで、今試合6得点目をマークすると続く小林の一打も光る。終盤、日大の追撃に2得点を許すが、集中力を切らさずにリードを死守し、16ー13で勝利を収めた。

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事・写真 指出華歩)

コメント

永野冬惺(スポ3=東京・明大中野)

――Player of the Gameに選ばれました。お気持ちを教えてくだい。

 素直に嬉しいです。

――6得点ありました。個人のプレーを振り返っていかがですか

 オフェンス面は、相手が下がっていたので、上から狙うことを監督から指示されていて、そこを意識しながら、しっかりと上から狙って得点できたのは、よかったかなと思います。

――2P目に一時同点まで迫られましたが、後半にかけて意識したことはありますか

 自分たちのミスから失点が重なっていたので、ミスをなくして、カウンターに合わないように、自分たちの流れを作ることを意識して後半に挑みました。

――明治戦への意気込みをお願いします

 明治戦に勝たないと上位リーグには上がれないので、まず絶対に勝つことと、得失点差も大切になるので、点差をつけて勝つことを頑張りたいと思います。

 

小林稜典(スポ2=岐阜・大垣東)

――4得点ありましたが、振り返っていかがですか

 4得点した実感があまりないですが、嬉しかったです。

――試合全体の振り返りをお願いします

 日大のエースが今試合にいなかったのですが、油断せずに挑むことができました。

――課題と収穫を教えてください

 最近怪我が多くて、満身創痍なので、一番は、怪我しないようにシーズンを乗り切りたいなと思います。

――明治戦への意気込みをお願いします

 怪我なく頑張ります。