明大に11点差をつけ快勝! 最終順位第5位でリーグ戦を終えた

水球男子

関東学生リーグ戦 6月15日 東京アクアティクスセンター

TEAM 1P 2P 3P 4P
明大
早大 20
▽得点者
中村5、加藤3、永野3、小林3、曵地2、加納(恒)2、斎藤2

 約1ヵ月に及んで行われた関東学生リーグ戦(リーグ戦)もいよいよ最終戦。早大は、予選リーグでは、勝ち星を得た明大との一戦に臨んだ。序盤から立て続けにゴールへと攻め立て続け、12―5で前半を折り返す。後半も早大ペースで試合は進み、20―9と大差をつけて勝利し、リーグ戦を第5位で締めくくった。

ボールを運ぶ斎藤

 加納恒心(スポ2=東京・明大中野) の手にしたセンターボールで第1ピリオド(P)が幕を開ける。開始1分加納(恒)のミドルシュートで先制するとカウンター攻撃でまたも加納(恒)が左サイドから得点。続けて、曵地孝太郎(スポ4=埼玉・秀明英光)がゴール前に運んだボールを中村大智主将(スポ4=埼玉・秀明英光)の速攻で早くも3連続得点。5分加藤旺道(スポ2=静岡・磐田) からのパスを中村が縦パスを後ろから振り返りながらのシュート。速さのある外周のパス回しから最後は曵地がゴールに押し込み、5ー2で第1Pを終える。早大ペースで迎えた第2P、早稲田の猛攻は止まらない。開始3分小林稜典(スポ1=岐阜・大垣東)がペナルティーシュートを着実に決め切ると、続けて曵地の距離のあるミドルシュートでゴールへ差し込む。加藤、斎藤昴泰(スポ1=神奈川工)とディフェンス陣を交わしながら、次々にゴールへと放り込んだ。残り30秒永野冬惺(スポ2=東京・明大中野) が決め切ると怒涛の7連続点と勢いをそのままに12ー3で前半を終えた。

ペナルティーシュートを狙う小林

 リードを保って迎えた第3P。開始40秒巻き返しを図る明大の得点があるものの、永野、中村による立て続けのゴールで流れを渡さない。残り2分に中村の水面を滑らす華麗なシュート、そして、中村の相手の反則を誘ってのペナルティーシュートと2連続得点でさらに点差を引き離し、16―5で最終Pへ。迎えた最終P。明大のセンターボールで始まるとそのままゴールへと運び込まれた。しかし、斎藤、永野、加藤と得点を着実に重ね、相手を寄せ付けることなく、20ー9と大差をつけての勝利となった。

シュートを放つ曵地

 上位リーグ進出とはならなかった今年の関東大学リーグ戦。しかし、リーグ終盤には、カウンター攻撃を中心とする早大らしさの光る試合が見られた。次に控えるのは、早慶戦。昨年は、敗北に喫した因縁の対決だ。今年こそ慶大を撃破し、勝利を飾ることはできるだろか。

(記事 指出華歩、写真 中村凜々子)

 

コメント

中村大智主将(スポ4=埼玉・秀明英光)

――今日の試合全体を振り返っていかがですか

昨年度は5位決定戦で負けてしまっていて、今年は勝ち切りたいという気持ちが強くあったので、勝ち切れたのが良かったと思います。

――個人のプレーを振り返っていかがですか

1対1のプレーが光った試合かなと思っていて、自分自身が活躍できたのも良かったと思うのですが、後輩の活躍を見ることができ、普段一緒に練習する中で見る場面はあっても、本番で力を発揮する後輩の力を見ることができたのがすごくよかったかなと思います。

――最後に来月の早慶戦に向けて、意気込みをお願いします

自分が入学して、3年連続負けてしまっているのが現状で、前回の学生リーグも負けてしまっていて、まずはしっかり準備をして、早慶戦に向けて、いい形で臨めればいいなと思います。

 

曵地孝太郎(スポ4=埼玉・秀明英光)

――今日の試合全体を振り返っていかがですか

第1Pから自分たちで積極的にボールを撮りにいくことができて、ディフェンスからカウンター攻撃ができて、大量得点ができたので、すごくいい試合だったと思います。

――個人のプレーを振り返っていかがですか

決定的な場面で外してしまう場面があったのですが、ディフェンス面に関しては、相手のキーマンを抑えるという自分の役割をしっかりと全うできたのでよかったです。

――最後に来月の早慶戦に向けて、意気込みをお願いします

いい流れで来ているので、このまましかりと練習して、いい形で早慶戦を迎えられるようにしたいです。