国際武道大に快勝し、リーグ戦を1部8位で終える

水球男子
TEAM 1P 2P 3P 4P
国際武道大
早大 23
▽得点者
田中7、土橋5、中安4、樋爪3、寶田2、 眞板2
 

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)も最終日を迎えた。これまで苦しい試合が続いている早大は、2部1位の国際武道大との入れ替え戦に臨んだ。序盤から積極的に攻め込み、有利に試合を運んだ早大。コールド勝ちとはならなかったもののしっかりと勝利を収め、1部8位でリーグ戦を終えた。

 第1ピリオド開始直後、土橋玄(教2=埼玉・秀明英光)が先制点をもたらした。その後も早大のプレーが冴え、得点ラッシュとなる。さらに強力なディフェンスも光り、第1ピリオドは8-1で終了。好スタートを切った。この勢いをキープしたい第2ピリオド。第1ピリオド同様に得点を量産していく早大だったが、後半になるとディフェンスが緩み始め、3失点してしまう。それでも13-4と大きくリードして前半を終えた。

早大最多得点をあげた田中要(スポ2=埼玉・秀明英光)

 点差を広げていきたい後半戦。しかしうまく流れを引き寄せることができず、相手に2連続得点を許してしまう。このまま追い上げられてしまうかと思われたが、第3ピリオド開始2分半、状況が一転。眞板晃生(スポ3=東京・明大中野)の放ったシュートが相手ゴールに吸い込まれた。ここから早大はペースを取り戻し、5連続得点。最終ピリオドに突入してもその勢いは止まらない。終盤、あと1点でコールド勝ちという場面も何度か見られた。結果はコールド勝ちとはならなかったものの、23-9で勝利。リーグ戦を1部8位で終えた。

シュートを決めた眞板

 リーグ戦全体を振り返って、中嶋孝行監督(平13教卒=福岡工)は「実力不足を痛感した」と語った。次は伝統の一戦である早慶戦が控えている。早大はこれまで26連覇中だが、今年のリーグ戦では慶大に負けを喫した。その雪辱を果たすべく、27連覇に向けて粘り抜いてほしい。

(記事 池田春花、写真 佐鳥萌美)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

コメント

中嶋孝行監督(平13教卒=福岡工)

――きょうの試合全体を振り返っていかがですか

しっかりコールド(勝ち)にしたかったなというのは1番です。実力がちょっと離れているチームだったので、普段出ないようなメンバーも出したんですけど、やっぱりしっかりコールドにはしたかったなと思います。来週早慶戦もあるという中で、変な雰囲気では試合をしたくなかったので、そこは選手もわかってたと思うので、そこはよかったのかなと思います。

――リーグ戦全体を振り返っていかがですか

リーグ戦全体でいうとやはり苦しい試合がずっと続いたので、少し試合慣れしていないところも最初のほうはあったのかなと思いますし、あとはやはり結果として8位という結果なので、昨年の5位からもう入れ替え戦まで来てるので、そういった意味では実力不足を痛感するリーグ戦だったかなと思います。

――きょうの試合前はどのような点を意識していましたか

きょうは来週につながる試合をしなきゃいけなかったので、入れ替え戦だからとか、そういうこと関係なく一人ひとりがしっかり試合運びをやっていこうという話はしてたので、そこは意識してたのかなと思います。

――来週の早慶戦に向けて

ここから一週間で飛躍的に実力が伸びるということはなかなか難しいと思うんですけど、一試合を通じてしっかり集中して、自分の仕事を一人ひとりこなせるコンディションというかメンタルというか、総合的にそういったものをしっかり作っていかなきゃいけないのかなと思います。